[オノケンブログ前回のあらすじ]
マラテには数多くのKTVがあり、一言でKTVといっても色んなジャンルのお店があります。店によって私たち客の振る舞いも変えないといけませんので事前にどんな店かを知っておいた方がよりスムーズな夜遊びを展開できること間違いなしです。さて、今日はスケベなKTVの紹介です。
マラテのスケベスポットをはしごする夜遊び。スケベKTVからのLAカフェ
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピンに来てまで子守!?暴れまわる子どもに悪戦苦闘]
面白い展開もなさそうだと判断した私たちは3時を迎えることなくLAカフェを後にし、ホテルへと戻った。
明日はナオミとその息子に昼間会う予定である。
その後はメイに会いに再びマカティに行くため、明日もなかなか忙しい日になりそうである。
旅の疲れも少しずつ蓄積され、ベッドに入った瞬間から意識は遠のいて行った。
そして次の日。
ピロリロリーン♪
私「・・・ん?」
LINEのメッセージ音が鳴った。
時刻はまだ10時を少し過ぎたあたりである。
溜まった疲れは睡眠7時間程度では回復しきっていないようで、かなり眠たい。
メッセージの相手はレンジさんである。
レンジ「おはよう」
“おはようございます”と返信したつもりだったが、あまりの眠さにわけのわからないメッセージを送ってしまった。
レンジさんは朝から焼肉を食べられるそうである。
肥満維持の秘訣はそんなところだろう。
私からすれば“朝から焼肉”なんて冗談でしかない。
ただ、レンジさんにとっては朝からの焼肉は、“食パンと目玉焼き”や“鮭とみそ汁”あたりの王道朝食と何ら変わりないのかもしれない。
“デブにとってはカレーは飲み物”
とはよく言ったものだが、
“レンジさんにとっては焼肉は朝食”
なのかもしれない。
これでまたレンジさんのことを一つ知れた気がする。
昼食を一緒に串まさで食べ、ナオミとの待ち合わせ場所のロビンソンのフードコートに向かった。
ナオミ…会うのは久しぶりと言うより、最初の旅で会ったきりである。
ちょうど1年ぶりの彼女は私の期待を裏切らない姿で登場してくれるのであろうか?
私の期待する彼女の姿…大前提として太さは変わっていてほしくはない。
彼女ほど太っている姿が愛らしい人間も少ないだろう。
そして彼女ほど片手に食べ物を持っている姿が似合う女性も少ないだろう。
持っている物は、セロリでもパセリでもない、もちろん骨付き肉である。
そんな彼女も一児の母。
今日は子どもも一緒とのことだが、当然子どもに会うのは初めてである。
ナオミと同じ顔をしているのだろうか?やはり同じように太っているのだろうか?
勝手な期待が膨らみ続けながらフードコートへのエスカレーターを上る。
私&レンジ「あっ」
フードコートの一番目立つ位置に彼女とその息子は座っていた。
私(心の中)「飯食ってる…ナオミだけ…」
一心不乱にロビンソン内で購入してきたであろうジョリビーにむしゃぶりつくナオミ。そしてそれをジュースを飲みながら眺める息子。
私(心の中)「さすがナオミ。期待を裏切らない」
普通は逆である。
子どもが食べて、大人が飲み物を飲みながら眺めるのが普通であろう。
しかし、ナオミの息子はどうやら父親に似ているようだ。
父親は見たことはないが、きっとスマートな感じに違いない。
ナオミまでの距離、およそ2m。もうすぐ手を伸ばせば届くほどの距離まで来た。
しかし、まだナオミはこちらに気が付かない。
彼女は今、五感でジョリビーチキンを堪能しているのだろう。
ナオミにおいしく食べられた肉は、彼女の血となり肉となるのである。実際ほとんどは肉になるのだろうが。
骨をしゃぶるどころか骨まで食べてしまいそうなナオミに食べられて。きっとチキンの元となった鳥も喜んでいることであろう。
レンジ「ナオミ」
ナオミ「あ、フャァー(Sir)!!」
レンジ「大丈夫、ゆっくり食べて」
ナオミ「イェフ、ファンヒューファー(Yes,thank you sir)」
レンジさんは人数分のドリンクを買いに行き、私はおいしそうに食事をするナオミを眺めていた。
食べている姿がなんとも愛らしい。
もっと太っていいんだよナオミ。
さて、ナオミが食事をし終わり、レンジさんと仕事の話を始めた。
私はその話に関係しないため、あまり興味もない。ナオミの息子は食はあまり太くはなさそうだが、元気いっぱいな様子で、逃げ出すのを必死に止めるナオミはあまり話には集中できなさそうであった。
そのため、暇な私がレンジさん達の話し合いが終わるまでナオミの息子の相手をすることにした。
ナオミの息子は3歳くらいだろうか?非常に元気な子ではあったが、あまり見慣れない日本人のおっさん(私)に警戒している様子であった。
こんな時こそ、閉じた心をこじ開ける能力を発揮するときである。
私「こんにちは、ナオミの息子!筋肉おじさんだよ!!」←全力笑顔+二頭筋を見せる
ナオミ息子「・・・」
私「き…筋肉おじさんだよ」
ナオミ息子「・・・」
私「・・・」
どうやらナオミの息子にはこのチョモランマ二頭筋の価値は分からないようである。
筋肉は世界共通のジャスティスである。その辺のわけがわからないヒーローなんかよりよっぽどヒーローと称されるべきものである。しかし、関係性を一気に近づけるどころか息子は走って逃げだした。
私「ちょ、待って」
この息子、なかなかエネルギッシュである。
私も人の子を野放しにはできないため、逃げ回るナオミジュニアを追い掛け回す。
ようやくつかえても暴れまわるジュニア。
私(心の中)「子守を引き受けたのはいいけど、こんなの長い時間は無理」
心が折れそうな私の目に神器にも見えるバルーンがたくさんある遊具が映る。
私(心の中)「これだ、これしかない…」
私「おい、ジュニア。あれやってみたいだろ!つーかやれ!!」
そうしてジュニアを放り込んだはいいものの、私はすぐにこの遊具にジュニアを放り込んだことを後悔することになる。
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この挿絵は何回 みても愉快になります。
筋肉のやつでしょうか?
何よりです!
オノケンさんは子どもにも優しいのですね!筋肉もあってヒーローみたいな感じですね!
タクさん
いえいえ、優しくなんかありませんよ笑
筋肉はヒーローですが、私個人はただのゲスです笑