[オノケンブログ前回のあらすじ]
破局したはずの元カノフィリピーナからのメッセージ。それがまた過激な内容で、心優しい子だと思っていた私は完全にビビってしまいました。さて、激昂しているフィリピーナへのベストな対応とはどのようなものなのでしょうか?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[アンへレスへ行ったことがフィリピーナにばれ、途切れる連絡]
前回、チャンの友人の旦那さんにアンへレスまで送ってもらったのだが、チャンには
“クラーク空港に行く”
と伝えていたが、実際に向かった先はアンへレス。
それをどうやら友人の旦那が
“あのスケベな顔した日本人二人はクラーク空港ではなく、アンへレス近くのホテルに降ろした”
旨を彼女に伝えてしまったようである。
チャンのメッセージの感じからすると、アンへレスがどのような場所かは知っているようである。
“クラーク空港へは早朝に行くから、それまで休憩をするために安い場所の宿を取っただけ”
というもっともらしい説明をしたものの、チャンからの連絡はそれから途絶えてしまった。
しかし、当時の私はチャンの連絡が途絶えたことなどほとんど気にしてはいなかった。
なんといっても私にはメイがいる。
私はチャンのことをフィリピンの妹くらいにしか思ってはいないが、チャンを含む私以外の人はそうは思わないだろう。
どちらにしてもメイとの関係がこのままうまくいけば、チャンとは今までのようには会えなくなることは目に見えていたため、良い機会と言えば良い機会なのであろう。
さて、メイに会いにフィリピンに向かう日がやってきた。
フィリピンという楽園にこれから向かうようには到底思えないゾンビの様な顔をしたレンジさんと共に空港へ向かった。
向かう途中でのこと。
レンジ「あーーーーーー・・・・」
私「何ですか?」
レンジ「いきたくねぇ。帰りてぇ」
私「まだ言っているんですか。前回はたまたまパルプンテ唱えたら、マダンテがこちらに降り注いだだけですって。そんなことはめったに起こりませんし、向こう行けばきっと楽しいはずです」
レンジ「いやぁ、どうせマルコに振り回されるだけだし...」
私「じゃあ別れればいいでしょうよ。ミユキっていうビックバンもいるんでしょう?」
レンジ「まぁ、そうなんだけどなぁ。やっぱりマルコは特別なんだよね」
私「はいはい、ご馳走様でした。今回も存分に振り回されてください。僕も僕でメイとデートの約束なんかもあるので、この旅は別行動が多くなりそうですね」
レンジ「そうだね」
私「それでも時間があえば一緒にKTV行きましょう。なんだかんだ言って、レンジさんと一緒に行くKTVが一番楽しいです」
レンジ「嬉しいこと言ってくれるね。目から豚汁でそうになったよ」
私「はいはい」
レンジ「ところでケンさん、ジェットスターからのメール見た?」
私「いや、確認していないですが何ですか?」
レンジ「1時間くらいフライト遅れているんだって」
私「まじですか...まぁ、向こうに18時くらいに着の便だし、何よりこの旅は1週間もありますから、気持ちの余裕はありますね。これが深夜着の3泊程度の旅行なら、それはもう1時間も遅れてほしくはないところですが」
レンジ「でもこのタイミングでの1時間遅れって、もう少し遅れそうだな」
私「そうなんですか...」
レンジさんの予想は当たり、結局2時間半もの遅れで離陸した。その上、滑走路が混み合っているのか、マニラ空港上空を旋回し、飛行時間も1時間長くなった。
さらに極めつけは、着陸してからである。
シートベルトサインも消え、皆一堂に立ち上がり、各々の荷物を取り出したりしていたが、その状態から飛行機内を出るまでに1時間近く待たされたのである。
幸いイミグレはほとんど待つことなく通過できたが、18時にマニラに降り立っている予定が、すでに23時である。
私「と、とんでもない目に遭いましたね」
レンジ「朝早くから出たのに、もう23時か...死ねる」
私「一体家をでてからここまで何時間かかったんですかね...」
レンジ「俺も何度も来ているけど、ここまでひどいのは初めてだわ」
ちょうどこの時、どこぞの国の旅客機がオーバーランしたおかげで一つの滑走路が封鎖されていた。
封鎖に伴い、他の滑走路に集中してしまったために起こった待ち時間であったようである。とんだ災難であった。
本来であれば20時にはホテルに到着し、初日から全力で遊べる予定が、なんならもう1軒、行けても2軒が限界そうである。
というよりも、体の疲労具合がすごい。
何回乗ってもやはり飛行機は苦手である。
こんなに苦手とするのには実は理由がある。
私がまだピチピチの中学生だった頃に公開された映画“ファイナルディスティネーション”。
当時の私はまだ飛行機に乗った経験がなく、その映画が怖かったというよりは、飛行機事故=死というイメージが強く残ってしまい、いまだに揺れる飛行機内では静しい顔をしながら手汗びっしょりである。
レンジさんは常々私に
“飛行機ほど安全な乗り物も少ない。飛行機で事故する確率は自動車事故を起こす確率よりはるかに低い”
と言ってくれる。しかし、頭では分かっていてもやはりどうしても苦手なのである。
睡眠導入剤でも飲んで飛行機での時間をほぼ寝て過ごすことができればもっと快適なのだろう。
内科に行って処方してもらおうか真剣に考えているところである。
その点でレンジさんはどこでも寝ることができるタイプなので羨ましい。つい先ほどまで音楽を聴きながらリズムに乗っていると思ったら、急に眠りにつく。
寝ている時も首の骨が折れていないとおかしいと思うほど頭をぐったりと前傾させている。
よくあれで首が痛くならないものだなと感心するが、本人はそんな無理な体勢でも平気なようである。
たっぷりとついた首肉がうまく首の負担を軽減しているのだろうか?
空港をでた私たちは直ちにマラテへ向かうためにタクシーに乗り込んだ。
夜も遅い時間帯になっているので、マラテまではストレスもなく辿り着くことができた。
今回のホテルもリビィエラマンションホテルである。
ただ、全日程ではない。
後半からはレッドプラネットホテルに移動する予定である。
理由は単純に“安いホテルに泊まって節約するため”である。
レッドプラネットホテルは、予約するタイミングにも依るが、安い時は3000円しない値段で宿泊できる。部屋はけっこう狭そうだが、立地も良く、清潔そうで口コミも悪くなかった。
ただ、宿泊して思ったことだが、1000~2000円程度高い程度であれば、リビィエラマンションホテルを選択した方が個人的には絶対的に良いということであった。
やはりリビィエラ最強説は、少なくとも私の中では崩れそうにない。
さて、初日は大幅に到着が遅れてしまったが、この旅最初の夜遊びが始まる。
どこぞの国の飛行機がオーバーラン・・・
私もその時に足止めを食らいました。
未だにその機体はNAIAに転がっていますね。
予期せぬ出来事も旅のうちと割りきるようにしていますが、
お二方に降り注ぐ数々の予期せぬ事態は・・・
ハンパないですねw
すーさん
まだ機体があるんですね!驚きです!
色々本当に起こりますよねぇ。まだまだ序の口ですから、これからも私たちの不幸を楽しみにお待ちいただければと思います!
クレマニ大ファンです。オノケンさんもレンジさんも、初期の頃より一回の文章がドンドン長くなってますね。普通に会社員しながら書く量としては、ちょっと心配なくらい多い気がしてなりません。
長く楽しませていただきたいので、楽しみと思いつつ、無理のない分量で続けて頂ければなぁと思う次第です。お節介、老婆心ながら。
おくさん
そうですね。私もたまに過去記事を見て分量の少なさに驚きます。
ただ、私としては今が限度かなと思います…おっしゃられる通り、本業もありますので、これ以上は厳しいとは思いますが、できることを頑張っていきます!
これからもよろしくお願いします!
オノケンさんも最高ー!日々の楽しみです。ブログ大変でしょうね… でも楽しみに待っている読者は多いと思います。しかし、くれぐれもお体最優先で!
まさとさん
労いのお言葉ありがとうございます!
幸い私は筋肉、レンジさんは上質(本人談)な脂肪で身を固めておりますので、健康そのものでございます!
いつも楽しく拝見しています
ありがとうございます!!これからもよろしくお願いいたします!!
いつも楽しく拝見しています!リビィエラマンションは2F の部屋で幽霊がでる噂を聞きましたが、大丈夫ですか❓❓
Syさん
そうなんですね!それは初耳です。
でも幽霊の類は私はまったく信じておりませんし、おそらくは私の筋肉に恐れをなしてでてこないことでしょう。金縛りも筋力で解きます!!