[オノケンブログ前回のあらすじ]
東南アジア最大と言われるマニラのスモーキーマウンテンに行ってきました。スラム地帯と言えば、やはり最初に思い浮かぶのは危険な地域というところでしょう。果たしてどのようなところなのでしょうか?地元民も近寄らない場所に足を踏み入れます。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[危険地帯スモーキーマウンテンで危険人物と遭遇?今宵の夜遊びはどこに!?]
危ないオーラを放つスモーキーマウンテンの住民。
彼がレンジさんを見つめて1分ほどたった頃、ようやくレンジさんの写真撮影が終了した。
そこでレンジさんもようやく背後のものすごいオーラに気が付く。
写真撮影が終了したのを見たところでレンジさんに近づく男。
そしてレンジさんに何かを話しかけていた。
緊張の一瞬であったが、緊迫した様子はない。なんなら二人は談笑している。
最後には2人で写真撮影をする始末。
2人での写真撮影を終えると先に男が降りてきた。
道を譲った私に“ありがとう”という言葉と共に怖い顔も印象が変わるほどの素敵な笑顔をこちらにみせた。
その後、レンジさんが私のところに来た。
私「何を話していたんですか?レンジさんを後ろから見ている時の彼はめちゃくちゃ怖い顔してましたけど」
レンジ「俺も彼に気が付いた時は、本能的に殺されると思ったけど、彼の一言目が“良い写真が撮れたか?”だったよ」
私「え?もしかしてレンジさんの写真撮影を邪魔しないように待っていてくれたんですか?」
レンジ「たぶんね」
私「やさし!!数分間は待っててくれていましたよ。めちゃくちゃ顔面怖いのに!!」
レンジ「俺も話しかけられた時は、“死ね”位は挨拶レベルでいわれると思ったけど、実際は優しい人でよかったよ」
こうして私たちは山を降り、タクシーを拾ってマラテまで戻るのであった。
この後の予定は、レンジさんは夜からマルコに集合をかけられているためケソン方向へ。
私はというと、ティーに会いにシンシアに行くのである。
そう、ティーはポニーと共にサオリからシンシアに仕事場を移したのである。
サオリとシンシアは姉妹店なので、この2つ間の移動はよくあることである。
ただ、ポニーについては、その2つの縛りに関係なく多くのKTVで働いていた経験がある。
店を映る理由はいつも同じだそうである。
ポニーはどの店に行ってもだいたい人気上位になるそうであるが、上位にもかかわらず給料が満足いくものではなく、店の人ともめて他の店に移籍と言った感じだそうだ。
ポニーのことは人間としては好きであるが、女性としてはあまりいい印象は持ってはいない。
今までにも多くの男性客と付き合い、多くの援助もしてもらってきたことだろう。
それはポニーの子どもを守るため、より良い生活をしていくために仕方がないことではあることと理解はしているつもりである。
しかし、ポニーがどのような恋愛観を持っているかはわからないが、特に店にやってくる外国人と付き合うことについては、おそらくは私が望むような良い感覚は持ってはいないだろう。
ポニーはティーよりもかなり年上である。
人生経験豊富なポニーの発言は、ティーにとってはかなりの影響力があるだろう。
“周りに流されやすい”というフィリピン人の特性を考えると、下手に偏った恋愛観をティーに植え付けてほしくはないというのが私の本音である。
いきなりティーから金銭問題が口にされ出したらまずはポニーを疑うとしよう。
さて、レンジさんはマラテへと戻る道中でタクシーを降り、ケソンへと向かって行った。
私はマラテへと戻り、夜に向けてマッサージ、睡眠、シャワーなどでスモーキーマウンテンで心身ともに疲れた体を癒した。
少し寝過ぎてしまい、準備が済んだ頃には時刻は午後9時。
これからティーのいるシンシアに向かう。
前回・前々回と違い、連絡はきちんととれており、今日は既に仕事場にいる旨のメッセージが2時間ほど前に届いている。間違いなく今回はティーに会うことができる。
今回の旅こそベッドインの目標を達成するのである。
そして、勝負をかけるのなら今晩である。
明日はレンジさんと共にアンへレスにいくつもりなので、ティーと会うことはできそうにない。
バスで片道4時間かかることを考えると、アンへレスで一泊する方が良いのだろうが、ただ単に向こうの雰囲気を体験したいと言うだけなので、向こうでは宿泊しないことにしていた。
昼にこちらをでて、アンへレスに夕方か夜に到着。
そして次の日の朝方まで遊んで、帰りのバスの中で爆睡すればいいだろうという確実にきつい思いをするだろうプランである。
そんな当初立てたプランも“あの2名”によって簡単に崩され、当初よりもさらにきつい日程になるのであった。
さて、とりあえずはシンシアである。
ティーと、チャンのどちらが優先かと言われたら、チャンがティーを猛追してはいるものの、やはりまだ優先度がより高いのはティーである。
今日晩については花蝶にはおそらくはいかないだろう。
シンシアの前にはマークがいた。
いつものようにこちらを見つけると空を飛ぶように軽快に近づいてくる。
聞かなくてもわかる、マークは今日も元気である。
マークにティーがいるかどうか確認すると、やはり今日はティーはいるということである。
マークと共にさっそく入店。
年甲斐もなく、4か月ぶりにティーと会うことにドキドキしている私がいた。
席に通され、ティーを指名してまもなくしてティーが奥の方からやってきた。
私「・・・・・!!!!・・・・か・・・・」