[オノケンブログ前回のあらすじ]
旅も終盤に差し掛かり、ラストスパートの如く夜遊びを楽しんでいるフィリピンはマニラ・マラテの夜。深夜(早朝?)3時前にはかなりのよっぱらいの状態で町を歩いているとある人物からの突然の着信。その人物の名前を見て酔いも一気にさめました。
大いに楽しんでいるマラテでの夜遊び。酔いも吹き飛ぶ人物からの着信
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピーナ彼女からの衝撃の告白。フィリピンの闇に触れる]
電話に出たレンジさんは、今まで音信不通だったことへの怒りやマリーを心配する気持ちと、久しぶりのマリーからの連絡で喜んでいるような様々な思いが混在している様子であった。
“今まで何をしていたのか、今どこにいるのか”
など多くのことをレンジさんから聞いていたが、電波状況が悪いのか、あまりうまくは伝わっていない様子であった。
レンジさんは電話口で何度も同じ質問をし、何度も聞き返していた。
時間にして3分程度だっただろうか、急にレンジさんが黙り込む。
そして何も言わずに電話を切った。
私「マリーなんて言ってたんです?」
レンジ「・・・・・」
レンジさんはホーム画面がただ映っているだけの携帯をじっと見つめながら、そのままその場に立ち尽くしていた。
私もよっぽどのことが伝えられたのだと感じ、何も聞かず、何も言わずにそこにいた。
レンジ「・・・・マリー、薬やってる」
私「え、薬って、覚せい剤とか大麻とかの禁止薬物とかのですか!?」
レンジ「・・・うん」
私「マリーがそう言ったんですか?」
レンジ「・・・うん。子どもも近くにいるって」
私「え?子どもと一緒に薬やっているってことですか?」
レンジ「わからない。最初からマリーの呂律が回っていなくて、テンションもおかしいし、違和感はあったよ。ただ、俺は単に酔っているだけかと思ったんだけど...マリーが薬やってるって言ったあとに、男が電話に出てきて、何かわからないことをしゃべった後に電話が切れた」
私「・・・そうなんですね。もう一度かけてみたらどうですか?」
レンジ「・・・そうだな」
その後、レンジさんから何度も電話をかけるものの、コール音が何度かなった後に電話は切られ、そのうちマリー側が電源を切ったのか、コール音すら鳴らなくなった。
レンジ「・・・」
私「・・・」
レンジ「・・・俺警察に行ってくるよ」
私「警察ですか!?行ってどうするんですか?」
レンジ「どうすればいいかわからないから、とりあえず警察に相談してみる。マリーが薬でわけのわからないことに巻き込まれてても嫌だし、もし子どもが薬やってでもしたら大変なことでしょ...止めないと」
私「わかりました。僕も行きましょうか?」
レンジ「いや、大丈夫。ケンさんはサオリの子たちとアフター行ってあげて。俺は警察行った後に追いかけるから」
私「いや、今それどころじゃないでしょ。百歩譲って先がありそうな子ならともかく、サオリの子たちなら別に僕は狙ってるわけでもないですし」
レンジ「あの子たち俺らとのアフターを相当楽しみにしてた様子だったし、ケンさんだけでも行ってあげて。マルコのことだけでも十分にケンさんには迷惑かけてるし、これ以上迷惑はかけられないよ。俺だけで行ってくるよ」
私「...わかりました。くれぐれも気をつけてください。どこにいるかその都度連絡入れます」
私たちは一度その場で解散した。
私ですら“マリーが薬をやっている”という状況を耳にしただけで頭が真っ白になった。薬の使用に至るまでの経緯や今のマリーの生活を想像すると悲しくて涙が出てくるほどである。
マリーのとの付き合いも長いレンジさんの心中は、私などには推し量ることなどできないほどに悲しく、混乱している事であろう。
例え私が警察に付いていったところで私には何もできないだろうことは容易に想像できる。
こんな心持ちでアフターに行ったところで楽しめないことは目に見えているが、レンジさんの言うとおりに行動することにした。
とはいえ私も混乱していることは確かである。
3時まではまだ少々時間がある。
気分を落ち着かせるため、また頭の中を整理するために私はパンパシフィックホテルの喫煙所に向かった。
タバコに火を点け、様々なことに思いを巡らせていると、いつのまにかタバコはもう吸えないほどに短くなってしまっていた。
ギラギラした街からは色が消え、喧噪もどこか遠くに聞こえるようであった。
あのマリーが薬を...
あんなに明るく、子どもや自分の家族のために一生懸命に働いていた彼女の身に何があったのだろうか。
私が思い悩んだところでどうこうなる問題ではないのだが、やはりショックは隠せない。
裏表なく嫌みのない小悪魔といった感じの彼女のことは、一友人として本当に好きだった。
もう彼女とは二度と会うことはできないのだろうか。
気が付けば3時を回ってしまっている。
ただ、ディスコなどに行って騒ぐような気分ではない。
かと言って部屋に戻って寝るような眠気もない。
ただ、せっかくレンジさんが気を遣って私だけはアフターに行くようにしてくれたのである。
気が乗らないが重い腰を上げ、サオリへと向かう。
畏れ入ります。
日々大変楽しく拝見させていただいております。
今月の中旬に初めてマニラへ行ってかえってきたところで
こちらのブログをみつけました。
行く前にこちらで予習しておくべきだったと後悔しております。
さて
今回KYVは海(KAI)一件、LAcafe一回(エルエーカフェ)と呼んでました。、ユニバースに一回
いってきました。
ユニバースは男3人2時間程度で16000ペソほどかかり
驚きました。
また、このとき指名した女性から2階に部屋があるから一回セックスしようと
積極的に誘われ悩みました。(結局怖くてしていません。)
次回はいついけるかわかりませんが、そのときは再度こちらのブログで
事前に勉強していくつもりです。
これからも楽しく有益な記事を期待しております。
Takeshiさん
コメントありがとうございます。
3人で16000とはまたかなり行きましたね。二階というと、おそらくはVIPでしょうか。
ユニバースはわかりませんが、タイタンズだと4000ペソチャージがいると思うので、会計はもっと衝撃的なものになっていたと思います…
次回の旅に少しでも参考になれば幸いです。
これからもくれマニをよろしくお願いいたします!