[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピーナ彼女に私の不注意でパルパロ、浮気者だとまたばれてしまいます。私の初のフィリピーナ彼女ですが、このまま破局の道を辿ってしまうのでしょうか?はたまたその危機を逃れるのでしょうか?
フィリピーナ彼女との修羅場再来!?フィリピンでの初彼女との破局の時?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[フィリピーナ彼女の家族とダバオ旅行。ビーチで脱げる体を目指して肉体改造]
私「えっ?別日程ですか?なんですかいきなり?」
レンジ「俺らが次回フィリピンに行こうとしている日程で、俺とケンさんの両方が会社から離れるとかなり厳しいと思うのよ」
私「う…確かに厳しいですね。でも別行動とはまた心細いですね」
レンジ「ケンさんももう5回も行ったんだし、一人で行動することも結構多くなったから、全然大丈夫でしょ。向こうでもポケットwifiとGrabがあれば問題なく移動もできるだろうし」
私「まぁ、そうでしょうけど…不安な気持ちより、やっぱり二人で行った方が楽しいと思うので残念です」
レンジ「二人で行った方が楽しいってのは間違いないだろうね。でも最近マルコのこともあって、だいぶ振り回しちゃってるから、ケンさん一人の方が自由度が高くていいんじゃない?」
私「そうですね...まぁ、仕事のスケジュールもあるし、次回は仕方がないですね」
レンジ「うん、またその次の旅行は一緒に行こうね」
こうして次回旅は別日程での旅行になった。
それからさらに1週間後のことである。
またレンジさんから仕事終わりにご飯に誘われたため、会社近くの居酒屋で合流した。
私「どうかしたんですか?わざわざご飯に誘うってことはフィリピン関連ですね?」
レンジ「うん、そう。次回旅がケンさんと別日程になったから、マルコをダバオ旅行に誘ったんだけど、マルコと二人きりの旅行については、マルコの親が許してくれなかった。色々と話し合った結果、最終的に家族旅行になってしまった」
私「家族旅行って、マルコの親も来るってことですか?」
レンジ「うん、両親と弟が来るんだって」
私「うっわ最悪、それは嫌!!でもレンジさんとしては両親が来るなら旅行はなしって言えないですもんね」
レンジ「うん、そんなつもりは全くなかったんだけどまさかのね...」
私「弟はともかく、父親とは会ったことあるんですか?」
レンジ「実は父親は直接会ったことないし、マルコからはけっこう厳しい人って聞いたことがある。前に一回父親の写真を見たことがあるんだけど、Vシネの主役級の顔してた」
私「こわっ」
レンジ「マルコが俺と付き合った理由が、マルコ家族の壮大な“アホな日本人から金をむしりとる”作戦だったらどうしよう」
私「いや、それは考えすぎなんじゃないですか?」
レンジ「旅行先、土地勘がないところに連れて行かれて、悪いグループと結託して身ぐるみはがされて、最後にはフィリピンの海と一体化するなんてことがあるかもしれない」
私「じゃあ行かなきゃいいじゃないですか。レンジさんにも日本で仕事あるんだし、理由なんてどうとでもなるでしょう」
レンジ「でもいつかは父親に会わないといけないし、越えなければいけない壁なんだよね」
私「初対面の顔面凶器父親と会うのが旅行でってなかなかヘビーですね」
レンジ「そうなんだよなぁ…」
私「でも、その家族旅行が実現してうまくいったらマルコとレンジさんもいよいよって感じですね」
レンジ「結婚が見えてくるね」
私「ですね。ところでダバオって何ができるところですか?」
レンジ「観光できるところはそれなりにあるようだね。ビーチとかもきれいみたいだから、ビーチは行くと思うよ」
私「ビーチ!?...ということは全員水着とかになりますよね?」
レンジ「うん、そうだね」
私「たくさんの記念写真を撮ってきてくださいね。ビーチで遊んでいるときのマルコ中心に」
レンジ「ケンさん単にマルコの水着姿見たいだけでしょ?」
私「はい、もちろん。おもいっくそエロいの期待しています。そうですね、こんなのはどうでしょう?僕がお題を出しますので、その題名にふさわしい写真をビーチで撮ってくるってのはおもしろそうじゃないですか?」
レンジ「お題?例えば?」
私「“太陽と太陽のようにまぶしいマルコ”、“波打ち際のマルコ”、“マルコ・ポーロ”、“マルコ・ダ・ガマ”とかいかがでしょう?」
レンジ「後半訳分からないけど、考えておくよ」
私「あと“ビーチとビーチク”もお願いします。というより“ビーチとビーチク”が僕の望むものであれば他は何もいりません」
レンジ「被写体は俺でも大丈夫?」
私「やめてください。携帯がフリーズします。というよりレンジさん、ビーチで脱ぐつもりなんですか?」
レンジ「そりゃあビーチに来たら水着にならないと!!」
私「最近さらに増量しましたよね?」
レンジ「まぁ、体重はね。でも体の表面積は変わってないはずよ」
私「言っている意味が分かりません」
レンジ「お願いします!!あと一か月弱で脱げる体になりたいんです。ケンさん何とかしてください」
私「から揚げ片手に言うセリフではないです。1ヵ月もないなんて短すぎます。ライザップも結果にコミットできません」
レンジ「ケンさんは減量の時は1ヵ月5キロ痩せるって言ってたじゃん」
私「そりゃレンジさんがきちんとがんばればあと1か月弱で5キロくらいなら痩せますが、5キロ程度で脱げる体になるとは到底思えません。焼け石に水です。そもそも僕の減量中の生活に耐えられるんですか?」
レンジ「やります、やれます、やってみせます。教えてくださいその方法を」
こうしてダバオ旅行にて脱げる体を目指して始まったレンジさんの短期集中減量プログラムは、1週間と持たずに終了するのであった。
そしてレンジさんは旅行直前にラッシュガードを購入し、“これで最強”などと意味不明な言葉を発していたのであった。
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