[オノケンブログ前回のあらすじ]
マニラはマラテにあるローカルなレストランでの出来事です。フィリピンにはおかまがたくさんおり、彼らはとんでもなく男好きで、ものすごいアグレッシブです。そのため、好まれたら最後、アプローチはすごいです。度が過ぎたアプローチをしてきた場合を今回はご紹介します。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[サプライズプレゼントでフィリピーナ彼女が大激怒!!破局危機の訪れ]
何をそんなに鳴らす必要があるのか、外は朝からクラクション音の大合唱である。
その騒音で目が覚めてしまったが、かなり寝起きの悪さである。
それはそうである。
昨日就寝したのが午前7時頃で、現在11時30分。
4時間半という睡眠時間は、以前では十分な睡眠時間と言えたのだが、この頃あたりから少しずつ短時間睡眠だとつらく感じるようになってきた。
良い時間に寝ているのであれば4時間半でも大丈夫なのだが、夜と朝方寝るのとでは睡眠の“質”がまったく違う。
さらにアルコールもかなり入っているため、フィリピンでの睡眠の質は最悪とまでいえるだろう。
睡眠の質が悪くなれば当然筋肉にも良くはない。すまん、我が胸筋よ。
体が重い。もう3時間くらいは寝ていたい。
しかしそんなことをしたら、せっかくのマラテの時間がもったいない。
重い体を持ち上げ、とりあえずはシャワーを浴びて目を覚ました。
同じような時間に寝ているはずなのに、そしておかまとの壮絶な攻防戦を繰り広げたはずなのに、レンジさんは10時すぎには起床していた。
メッセージのやり取りをし、午前中はそれぞれで休養をとり、昼から集合することにした。
午後、ロビンソンにて。
私「お疲れ様です。だいぶ体しんどいですね」
レンジ「お疲れ。俺もしんどいよ。なんか筋肉が痛いし」
私「そりゃあれだけの攻防をしたら筋肉も悲鳴を上げて当然ですよ」
レンジ「だな」
私「昼ごはん食べて、ドッグフードを購入したらすぐにマルコの家ですか?」
レンジ「うん、すぐに向かうよ」
私「いつ帰ってくるんです?今日はマカティなので、早めに帰ってきて欲しいんですが」
レンジ「大丈夫。今日は本当に早く帰って来られるから」
私「本当にお願いしますよ。レンジさんの活躍にかかっていますから」
レンジ「まかせて。俺を信用して」
こうして私たちはロビンソン内で昼食を食べ、レンジさんは20キロほどのドッグフードを抱えてケソンへと向かった。
[レジにはいつも行列がある。気を抜くと横入りされるので注意が必要]
私は疲れた体を癒すためにロングマッサージやカジノ(心と財布の中身にダメージ)、昼寝をして時間を潰していた。
レンジさんがマラテに戻ってきたのは、なんと6時頃であった。
一度レンジさんの部屋に集まった。
私「えっらい早かったですね」
レンジ「でしょ?まぁ、家にドッグフード届けて、玄関先で少し話して帰ってきただけだからね」
私「アポなしでいったんでしょ?」
レンジ「うん、だから家族も驚いていたよ。でも喜んでくれたからよかったよ」
私「しっかり家族のポイントゲットできて良かったですね」
レンジ「そうだね。もう少ししたらマルコも家に帰ってくるだろうから、きっと喜んでくれるだろうね」
私もそう思っていた。
しかし、現実はそうではなかった。
まだ、夜遊びに出発するにしても早い時間であったため、私たちは一度それぞれの部屋に戻り、7時頃に改めてレンジさんの部屋に集合することにした。
私も部屋に戻り、しばしネットサーフィンをした後、夜に向けて身を清めた。
シャワーを浴び終わって携帯を確認すると、レンジさんからメッセージが入っていた。
“マルコにフラれた”
私は何のことか全くわからず、身支度を整えてレンジさんの部屋に行った。
部屋をノックすると、ぼろ雑巾どころじゃない、ぼろ雑巾から離脱した糸くずのような表情をしたレンジさんがでてきた。
私「うお、すごい顔」
レンジ「マルコにフラれた...」
私「なんでですか?何かしたんですか?」
レンジ「端的に言えば、マルコの許可なく、しかも自分がいない間に家に行ったことを死ぬほど怒ってる」
私「それでそんなに怒るんですか?でもフラれてはないでしょうよ」
レンジ「もうあなたとは話したくもないし、会いたくもない。“Anymore”って言われた」
私「いやぁ、ちょっと今頭に血が上っているだけですって。別に悪いことしたわけじゃあるまいし。なんなら20キロものドッグフードを無料でお届けするとんでもない宅配サービスをやってのけたんですから」
レンジ「でもこの激ギレっぷりはやばいよ。AnymoreよAnymore!!!」
私「いや、大丈夫ですって。時間が解決してくれますって」
レンジ「ちょっとだけ待ってくれる?今がんばって弁解しているところだから...」
その後もレンジさんの必死のメッセージのやり取りは続き、気が付けば30~40分ほど経っていた。
少しだけだが、マルコの様子も落ち着いてきたようなので、ようやく私たちはマカティへと向かうことにした。
しかし、依然予断を許さない状況は続いているようで、タクシー内でもほとんど話すことなく、黙々とメッセージのやり取りをするレンジさんであった。
そして私たちはマカティに着いた。
今もなお、私が何を言ってもメッセージのやり取りに夢中なレンジさんは生返事をするのみであった。
私「とりあえずすばる、ブルーエンジェル、UP STAGEから1軒選んで入りますか」
レンジ「うん」
私「レンジさんは行きたいところあります?」
レンジ「別に...」
私「じゃあとりあえずはすばるから見てみますか」
レンジ「...うん」
私たちはその3軒を見た結果、一番その時にレベルの高かったUP STAGEに入店した。
1セットだけの時間であったが、レンジさんはローテーションで回し、多くの時間をマルコとのメッセージのやり取りだけで終始した。
私は指名をミスをしたわけではないが、気持ちは完全に真珠の森に行ってしまっており、どこか上の空だった。
また、指名子は顔こそかわいらしく、愛嬌のある子だったが、残念ながら口が臭かった。
少々ならば私も我慢できるが、指名子のそれは自分の学生時代のコーヒーとタバコ、そして元々の口臭をブレンドして作られたおっさん国語教師のようななんとも言えない香りがした。
客と話をすることが商売なので、どうしても口は臭くなりがちだが、話が多いからこそきちんとケアをしてほしいものである。
UP STAGEは女の子の数も多く、店内はボックス席も多く用意されているため、おすすめできるKTVであることは間違いない。
しかし、レンジさんは修羅場(?)、私は早く真珠の森に行きたいというような、二人とも上の空状態であったため、来るタイミングが圧倒的に悪かったということである。
UP STAGEをでた私たちは真珠の森に向け歩を進めた。
※1週間の結果、「フィリピン情報」で1位。「海外生活」で8位となりました。
いつかは「海外生活」で3位以内に入りたいものです。
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