[オノケンブログ前回のあらすじ]
バカな二人がまたバカな勝負をすることになりました。深夜のマラテで何人の知り合いに会うことができるかどうか。負けた方が明日の昼ごはんをおごらないといけないので、必死です。果たして勝負の行方はどうなるのでしょうか?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[モデルとして働くフィリピーナ彼女に会いにMOAへ。モデルも大変な仕事]
マルコのモデルとしての仕事っぷりを拝見しに私とレンジさんはMOAへ向かう。
タクシーの車内でのこと。
レンジ「俺が夜、マルコたちとご飯食べている間、ケンさんはどうしている予定?」
私「僕は真珠の森を攻めてきます!!メイに会いに行かないと!!」
レンジ「そっか。俺はたぶん11時頃には帰ると思うけど、もう今日は真珠の森でずっといる?」
私「戻ってこられるんであれば、その時間あたりに合流しましょう。今の予想が11時ですよね?なら実際は11時30~12時ってところでしょうね」
レンジ「俺どれだけ信用されていないのよ。ちゃんと11時頃には帰ってくるって」
私「そうですか。では期待はまったくしていませんが、期待していると応えておきます」
そしてレンジさんは私の予想を大きく上回る時間にマラテに戻ってくるのであった。
MOAに到着した2人。
とてつもなく広いMOA内。
2人とも土地勘がないため、イベント会場を探すのは困難を極めた。
MOAのスタッフに場所を尋ねるも、知らない人が多く、教えてくれたとしてもかなり曖昧な感じであった。ひどいスタッフは、指刺された方向に歩いていくと出口に辿り着いた。帰れということだろうか?
結局イベント会場にたどり着くまでに1時間程度を要した。
到着する頃には疲労困憊であった。
入り口では、どこの会社かを記入する必要があり、日本の会社名は書けないので、レンジさんのフィリピンの会社の従業員ということで入場した。
入場するといきなり目に入ってくるのは大勢のモデルたち。
ヒールもあるのだろうが、身長は180㎝級ばかりである。
当然のように皆ルックスも揃いも揃って美人ばかりである。
そのイベントは工事現場で使われるようなトラクターや各種用具の展示販売イベントのようなものであり、その会社にモデルがそれぞれについているというものであった。
しかし、そういったものには全く興味のない私は、ただモデルを見るだけであった。
マルコがいたのは中央より少し進んだところにあるブースであった。
やはりマルコは美しい...が、初めて会った時はそれはもう光り輝きすぎてサングラスがないと目が開けていられないほどであったが、ここは光り輝く人ばかり(モデル)が集まるところである。
マルコは、顔ではこのイベント会場内でも上位になることは間違いないが、残念ながら彼女には身長があまりない。そのため、トータルでいうと少しインパクトには欠けてしまうといった感じである。
私が感じたことであるが、入り口付近のモデルの質はとんでもなかった。
しかし、そこがピークで、奥に行けばいくほどに見栄えしないモデルが増えていた。
おそらくは目につきやすい位置にレベルの高いモデルを配置しているといったところであろう。
そういった中でマルコがいたブースはだいたい全体の中央あたりであり、私の勝手な予想が正しいのであれば、このイベント会場内にいるモデル順位はだいたい真ん中あたりといったところである。
顔や胸については申し分ないマルコであるが、やはりそこは見た目で勝負していくモデルはすべてが揃っていないと評価に結びつきにくい厳しい世界だと感じた。
マルコに出会えた私たちであるが、マルコのブースも忙しそうで、ものの1分も話すことができなかった。
マルコに会えれば目的は果たせた。そのため、私たちはそれから足早にイベント会場を出た。
私「会えましたが、ほとんど話すことはできませんでしたね」
レンジ「だね。でも見に来たってことが何より大事なことだから話す時間は短くても全然大丈夫」
私「えらい驚いてましたけど、見に行くってこと伝えていなかったんですか?」
レンジ「そりゃサプライズで登場した方が喜びも増すでしょ?サプライズは大事だよ」
私「なるほど、サプライズですね。勉強になります」
レンジ「サプライズを制する者は恋を制すってね。実は明日もサプライズを考えているの。サプライズの連続攻撃よ」
私「完全にマルコは目がハートマークになりますね」
レンジ「おうよ、完全なる俺の作戦よ」
しかし、このサプライズが原因でレンジさんは破局危機に陥ることになる。
レンジ「さて、まだマラテを離れないといけない時間まで余裕あるけど、どこかで時間つぶす?」
私「そうですね。軽く飲みますか?」
レンジ「どこにするかね?」
私「夕方のLAカフェはまだ行ったことないので、どんな雰囲気か知らないのでLAにしません?」
レンジ「おぉ、いいね。行こう行こう」
こうして私たちはLAカフェにそのまま向かった。
ここで私たちはフィリピンの現実を知るとともに、様々な憶測を呼ぶ結末となる経験をすることになる。