[オノケンブログ前回のあらすじ]

フィリピーナは日本の若い子に比べると、本当に連絡無精な子が多いです。まずそこはフィリピーナと連絡を取り合ううえで理解しないといけない点です。私にもようやくフィリピーナ彼女ができ、楽しいメッセージ交換をしていたのですが、急に現れた暗雲。

途絶えたフィリピーナ彼女からの連絡。久しぶりに届いたのは衝撃の内容

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[強敵すぎる人物現わる!!破局?復縁?フィリピーナ彼女との攻防戦]

1ヵ月もの間、まったく連絡がつかなかったメイからの久しぶりのメッセージは

 

“なぜ私と連絡をとることを諦めないの?”

 

…意味が分からなかった。

 

私「なぜ諦めないかって?」

メイ「はい」

 

私「それは諦めることができないからだよ」

メイ「なぜ?」

 

私「それはメイのことが好きだからに決まっているでしょ」

メイ「なぜ私なの?」

 

私「あなたは魅力的で、一緒にいてすごく楽しいからだよ。一緒にいたいのは好きだからでしょ?」

メイ「うーーん」

 

私「それとも諦めた方がいいのかな?」

メイ「たぶん…」

 

きつい立ちくらみの様に体がしびれ、視野が暗くなるのを感じる。

私「・・・新しく好きな人でもできた?」

メイ「いいえ」

 

私「・・・俺、何かしてしまった?何か悪いことでも言ってしまったかな?」

メイ「いいえ」

 

私「じゃあなぜ?」

メイ「日本人は信用できない」

 

ぐはっ。ここにきて日本人信用できないとは…

 

私「なぜそんなことを急に言いだすの?」

メイ「私には従妹がいます。彼女は日本のお店で働いていて、少し前に日本から帰ってきました。彼女が日本人は本当に信用できないからやめておいた方がいいと言ってきたんです」

 

親族に日本人に対する悪いイメージを持つ邪魔者が現れてしまった。

親族のつながりは日本人のそれに比べて非常に強く、しかも“日本で働いた経験があるフィリピン人が言う事”であれば、その言葉の意味は非常に重い。

 

私「日本人でもいろいろいます。良い人もいれば悪い人もいるでしょ。日本人を一括りにしないでください」

メイ「いいえ、日本人は信用できない」

 

私「じゃあフィリピン人なら信用できるの?フィリピン人はみんな良い人なの?」

メイ「わかりません」

 

私「フィリピン人の中でも悪い人もいれば良い人もいる。日本人だって一緒だよ。日本人全体を嫌うようなことはしないで。従妹は運悪く悪い日本人ばかりと接触してしまっただけだよ」

メイ「私は従妹の言ったことを信じます。日本人は信用しません」

 

その従妹はなんと余計なことをしてくれたことだろう。

ようやく彼女になったはずのメイが私から離れようとしている。

まるで従妹によって催眠術でもかけられたのかと思うほどにメイは頑として考えを曲げない。

 

どれくらいのメッセージのやり取りをしただろうか。

長く説得を続けると少しメイに変化が見られた。

 

メイ「私はあなたのことをまだよく知りません」

私「それはこちらも一緒。だからもっと知りたいし、知ってもらいたい」

 

メイ「うーーん」

私「チャンスをくれない?」

 

メイ「わかった。私もあなたをもっと知るように努力してみます」

私「ありがとう」

 

なんとかつながったメイとの関係であったが、前回旅で盤石だと思っていたが、今ではえらく脆弱なものになってしまった。

次回旅も凸凹どころではない。関係の再構築こそ今の最重要課題である。

 

それにしてもメイの従妹、何度も言うが、なんという邪魔をしてくれたことであろうか。

彼女は日本でよっぽど悪い日本人とばかり接してしまったことは間違いないが、それを日本人全体が悪いようにメイに話すとはなんと視野の狭く、思慮が浅いフィリピーナだろうか。

 

どのような日本人と接したかは定かではないが、その日本人もわかりやすく不誠実なことをしたのであろう。

少なくとも“凸凹を数回やって音信不通になる”程度ではそこまで日本人全体を一括りにするほど毛嫌いはしないだろう。

もちろんそれが複数人であれば話は別だが。

 

おそらくは接した日本人が不誠実に加えてかなり間が抜けていたのだろう。

 




 

 

悪い行いをし、その行為を働いた人を“悪”と区別するタイミング。それは悪事がばれた瞬間である。

どんな人間でも心に悪は住んでおり、大小問わず、生まれてこの方、悪い行いをしたことがないという人間も0とは言い切らないが、限りなく0に近いことは間違いない。

 

例えば若くイケメン、清潔感溢れるさわやか笑顔で絵に描いたようなクリーンな雰囲気を持つ政治家がいたとする。

世間のイメージは嫉妬を持つ者を除いて良好で、この時は確実に“善”である。

 

しかし、どこぞの女性との浮気が発覚した瞬間から一瞬で“悪”に転じ、ワイドショーの恰好の餌食となるのである。

しかし、“善”として活動していた時も悪行は働いていたのである。

もし仮に水面下で行っている浮気などがばれずにいたとしたら、ずっとクリーンな政治家として活動していたことだろう。

 

メイの従妹が接した日本人も同様に、悪事を働いても隠し切れない、良い人間を演じきれないポンコツであったに違いない。

理由は男女関係ではなく、もっと他にもあるのかもしれないが、あくまでタレントとして日本に行っているため、行動の範囲も大したことはない。

“何人もの日本人に浮気された”あたりが理由としては本線なのだろう。

 

何にしても従妹の存在は厄介極まりない。

今後、ずっとその敵を相手にしながらメイとの関係を築いてていくというのは困難であるということは目に見えている。

 

ただ、メイのことは諦めたくはない。

 

なんとかして、次回旅で関係を濃いものとしなければならない。

次の旅も関係づくりか…凸凹達成、そしてオノケンの章最終回はいつやってくるのだろうか。

 

 

次週 必見!!ついにレンジがジム通いを始める!衝撃の格好!衝撃のボディ!そしてオフサイドする○○!!

 

 

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

8 コメント

  1. 昔から日本人とフィリピン人の付き合いってありますよね。
    当然、日本人側が騙されることもあるんでしょうけど。日本人同士でも上手くいかないことは幾らでもありますからね。
    結局、皆さん自分の中での落とし所を探しているんだと思います。年齢も大きな要素ですね。
    ただ遊ばれただけなんて日本人女性にも多いでしょう。フィリピン内でも良くあります。男女関係は世界でも変わらないってとこですかね。
    …長文失礼しました。
    来週のレンジさんネタ楽しみです。クレマニ応援してます。

    • ナベさん
      ”落としどころを探している”。その通りですね!
      自分で決められるゴールを探しているんですね!
      男は地図を持たない旅人!旅人はゴールを自分で決められます!
      終わりはない!終わらせることはできるけどってやつですね!
      まだまだ私の旅は続きます!!

  2. 何事も思う通りに行けば良いのでしょうが、そうならない時の方がほとんど。
    そんな時、努力を惜しまずでにきる相手かどうか・・・でしょうか。
    先に仰られている”落としどころ”や”男女関係は世界でも変わらない” には
    納得させられます。
    先日、同じように立ちくらみの様に体がしびれ、視野が暗くなるのを
    感じた身としてケンさんを応援しています!
    ゴールを決めた暁には一緒に国歌を唄わせて頂きます♪
    そのセレモニーはレメディオスサークルで良いですか? w

  3. いつも読んでいます!
    オノケンさんは女性を誘ってビーチとか遠出したりしないんですか?

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