[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピーナと行くアフターと言えば韓国料理やですが、当たりはずれがあるので気を付けてください。そのあとはクラブやディスコでフィリピーナとの距離をぐっと縮めるのがおすすめです。王道は韓国料理からのクラブです。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[接吻の嵐!?マニラのクラブでお祭り騒ぎ。予想していない展開の連続]
クラブに入って30分もしないうちに付き人が帰ってしまった。
予想していなかった展開だが、何にしてもこれで二人きりになったわけである。
私は今回の旅でティーとフィリピンでの童貞を卒業することとばかり思っていたが、さすがは人生、いやフィリピン、予想を裏切る展開ばかりが待ち受ける。
思わぬチャンスが私に舞い降りたものである。
私は二人きりになった今、あまり長居せずにとっととクラブを出て、次の展開に持ち込もうと画策していた。
付き人が帰ってから5分ほど経った頃。
チャン「友達がくるって」
私「え?どこに?」
チャン「ここに」
私「さっきの人?」
チャン「違う人。もうすぐ着くって」
私「あ、あーそうなの。ふ、ふーんそうなんだ」
まさかの新しい友達の補充とのことである。
私の合体への夢が儚くも散り…いや、まだ散ったわけではない。
きっと今夜もチャンスはあるはずである。
私はそんな予感すらしていた。
それからさらに5分後。
チャンの友人合流。
聞けば、チャンと同じく花と蝶で働いているらしいが、残念ながら先ほどまでの付き人に比べるとだいぶ見劣りする。
ただ、私にとってはその方が良い。
先ほどの付き人のような、チャンをはっきりと上回るフィリピーナたちが次から次へと現れたら、ショーアップ時、間違いないと選んだつもりのチャンがどんどんかわいく見えなくなってしまう。
そう、きっと先ほどまでの付き人は偶然の産物、めったにお目にかかることができない高級品のはずだ。
あのレベルのフィリピーナがひょいひょいでてくるわけもない。
さて、新しく来た友人は、ルックスこそそんなにレベルは高くはないものの、性格は良いものを持っていた。
きっと私のタイプじゃないというのも大きいのだろうが、非常に接しやすい。
また、ダンスが非常に好きらしく、自分の好きな曲が流れるたびに中央までダンスをしに行っていた。
そんな楽しそうな彼女につられ、私とチャンも飲んでは踊り、食べては踊りを繰り返していた。
特に私はほぼ素面ではダンスなどできないと感じていたため、とんでもない勢いでサンミゲルを飲んだ。車に給油するくらいの勢いのつもりでガンガン飲んだ。
“体内に巡れガソリン!そして奮い立て俺!!”
一体どれくらい飲んだだろうか。
あれだけ恥ずかしげもなく謎のダンスを踊り続けたのだ。
間違いなく数リットルは飲んだことだろう。
途中の記憶はあまりない。
よくわからないイタリア人っぽい人とやたら仲良くなっていたが、なぜ仲良くなったのだろう。
上半身裸でセキュリティーの人と大量に写真を撮っていたのはなぜだろう。
勢いでトイレに行く途中でチャンと接吻をしたような気がするのだが、あれは確かなのだろうか。
そしてチャンのトイレ待ちの時に、その辺にいた酔っぱらいグループに絡み(絡まれ?)、男女問わず接吻しまくった気がするのだが…
何にしても断片的にしか覚えていない。
盛大なお祭り騒ぎだったことだけは確かである。
気が付けばこのクラブもあっという間に閉店時間。
周りの客はいつのまにかぐっと減り、スタッフ達は片づけを始めていた。
最初こそ付き人があまりにもつまらなさそうにするため、一時はどうなるかと思ったが、後から合流した友人のおかげで非常に楽しい時間を過ごすことができた。
クラブをでると、外はほんの少し明るくなり始めていた。
仮眠をとったとは言え、盛大なお祭り騒ぎの後である。そして今は本来であれば日本では寝ている時間…なんなら起きる時間のため、さすがに眠気と疲れを感じていた。
私が、チャンに解散する提案をすると、チャンとその友人が何やらごにょごにょとタガログで話していた。
そして
チャン「今から家に帰るのは大変だから、今日あなたの部屋に泊めてもらっていい?」
私「なんですと!?」
一度は(ほぼ)諦めた今日の合体がまさかのチャンからの“部屋に来たい”という提案で、一気に現実味を帯びてきた。
このチャンの提案が、私にとって忘れることのできない出来事を生むきっかけとなったことは間違いない。