[オノケンブログ前回のあらすじ]
日本人の中でも時間にルーズな人はたくさんいますが、フィリピン人のそれと比べるとかわいいものです。私は時間を守らない人は嫌いですが、フィリピンマニラにいるときはそんなことはありません。なぜならほとんどのフィリピン人は時間に遅れてくるからです。いちいち腹をたてていたら髪の毛抜けます。
フィリピン人は集合時間を守らない?待ち合わせ場所で新たな恋の予感
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[ハリソンプラザでデート。フィリピーナに日本語で下ネタを言うと伝わるか?]
チャン、ジェーンと合流した私たち。
ジェーンのことがどストライクだった様子のレンジさんはそわそわもじもじしている。
簡単に挨拶を済ませ、さっそくタクシーでハリソンモールへ4人で向かう。
タクシー車内では、チャンとジェーンが露店で買ったマンゴーを食べていた。
私はマンゴーがフルーツの中でトップ3に確実に入るほどに好きである。
もちろんマンゴーの濁点がついてないやつも好きである(中学生)
チャン「食べる?」
私「うん、食べる。マンゴー大好き」(英語)
私「もちろん濁点が付いていない君のマンゴーも試食したいけどね!」(日本語+早口)
何も考えずに発言したが、ジェーンがもし日本語が流暢だった場合、私はこの場で死んでいた。
私はしばしば後さき考えずに思いついたことを口にしてしまう。
私の直さないといけないところである。
幸いジェーンは挨拶程度の日本語しかわからないらしく、先ほどの私の発言の意味は理解していない様子だった。
お店で出されるマンゴーは甘く、私は非常に好きである。
お店のサービスでマンゴーが出された時は、椅子の上に立って上半身裸になり、ポージングをとりだしたくなるほどにテンションが上がる。
しかし、その時チャンが持っていたマンゴーは非常にすっぱく、言葉は悪いが食べられたものではなかった。
青く固く、そしてすっぱいそのマンゴーは収穫時期を完全に早まってしまっている。
しかし、チャンとジェーンはパクパクと塩のようなものにつけながら食べている姿を見ると、これが普通なのだろうと感じた。
私はやはり完熟した甘いマンゴーのほうが好きである。
収穫時期が早まっていいのはだくてn…(以下省略)
ハリソンプラザに到着した私たちは店内を歩きだした。
なぜかレンジさんも一緒に。
私「いや、なぜレンジさんついてくるんですか?“ハリソンまでは一緒に行くけど、それからは俺別行動するから気にしないでね”って言ってたじゃないですか。別行動って言ってた人についてこられると気になります」
レンジ「まぁ...いいやん?一緒に歩きたいやん?」
私「このスケベが。魂胆はわかりますけど、時間大丈夫なんですか?」
レンジ「うん、この際大丈夫。もし時間に遅れてマルコを怒らせても、俺にはジェーンがいるし」
私「はぁ?もうジェーンを我が物にしたつもりなんですか?その自信は一体どこから生まれてくるんですか?」
レンジ「え?そりゃモデルのマルコですら落ちた俺の魅力からかな」
私「いやいや、冗談はそのはじけ飛びそうなシャツのボタンを外してから言ってください。ジェーンと会う前は前ボタン開けていましたよね?これがレンジさんの言う“伸びしろ”ですか?伸びているのは腹回りのボタンの糸と生地だけですよ。今すぐ前ボタンを外してください、服が悲鳴を上げています」
レンジ「・・・・はい」
どうやらレンジさんはジェーンのことをかなり気に入ったようである。
20分ほどの間は私たちというよりジェーンに付きまとい、ジェーンの連絡先をさっそくゲットしていた。
連絡先を得たレンジさんは今日の目的を果たしたのか、
“花束は自分の会社の従業員の誕生日用に買いに行く”
としっかり嘘を告げ、私には
“マルコのことは言うな。俺はシングルということを伝えておいてくれ”
と釘を刺して花束を探しに行った。
しかし、後に聞いたことだが、ハリソンでは花束を見つけることはできなかったようである。
ただ、
“ハリソンに行って花束は見つけられなかったけど、一輪の美しい花(ジェーン)は見つけたよ”
とメッセージを送ってきたので、とりあえず既読スルーと返信しておいた。
さて、ハリソンでは私の衣類の買い物に付き合ってもらう予定が、結局チャンとジェーンの買い物の方が多くなるという結果となった。
ただ、私は目当ての物が購入でき、チャンやジェーンも欲しいものが手に入ったことで満足そうであったため、連れてきてよかったなと感じた。
チャンとの買い物は非常に楽である。
私がパンツやタンクトップを買いたいことを伝えると、良い店まで案内してくれ、“こんなのはどうか?こういうのが私は好きだ”という意見を言ってくれる。
しかもチャンの選んでくれるものはどれも私好みであるため、私のコーディネーターとしては完璧である。
[ハリソンプラザ内で食べられるシュウマイ。安いが美味しかった]
ハリソン内での買い物、食べ歩きを終えた頃には、19時を回っていた。
そのため、2人とも既に遅刻である。
ただ、フィリピン人はそんなこと気にしない。
少なからず遅刻ペナルティーがあるのにも関わらず、2人はのんびりしたものである。
ペナルティーを少しでも減らしてあげたい思いで、一番急いでいるのは私という状況。
時間をきちんと守ればもっとお金に余裕ができるだろうと常々思うのだが、良くも悪くものんびりおおらかなフィリピン人である。
また頭おかしなことになってますね…不覚にも笑いました。嫌いじゃないこの流れ!
とくめいさん
ありがとうございます!
今日は個人的にも好みの文章でしたので、コメントいただけて嬉しいです!