[オノケンブログ前回のあらすじ]
私が初めてLAカフェを訪れた際は、それはもう雰囲気になじめず、おどおどとしていたものです。そんな中、人生経験豊富な方は行動力が違いますね!?
ただ、LAカフェは決して治安が良い所ではないので、最大限の用心は必要ですが、果たして…?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[KTV巡り開始!!おすすめのKTVがないときのマラテの歩き方とは?]
リョウさんはめちゃくちゃ恍惚の表情である。
どうやら店外デートは楽しめたようである。
私「店外デート、いかがでしたか?」
リョウ「うん、良い経験になったよ」
私「よかったですか?」←ニヤニヤ
リョウ「よかったよ」←ニッコリ
私「どうよかったんですか?」←ニヤニヤ
リョウ「もう骨抜きにされたね。骨抜きされすぎて軟体動物になるかと思ったよ」←恍惚
私「それは何よりです。ぐふふ…」
リョウ「ぐふふ…」
ご機嫌な様子のリョウさんに私もおもわずニッコリ。
私の手柄でもなんでもないが、まずは出だしは順調のようである。
私「さて、どうしましょうか?」
リョウ「そうだね、少しお腹が空いたから、ケンさんたちのおすすめのご飯処にでも連れて行ってよ」
私「かしこまりました。美味しい所知っているんですが、中華大丈夫ですか?フィリピンフードでもなんでもないですが」
リョウ「うん、なんでも食べるよ」
こうしてリョウさんと一緒に来たのはいつもの中華料理屋。
どれを...というほど種類を食べていないが、何を食べても間違いない味でリーズナブルなので、リョウさんに紹介したいというよりも、ただ単に私がここの料理を食べたかっただけである。
リョウさんもここの味をお気に召してくれたようで、ここでも思わずニッコリ。
[私が一人で行った時は、この二つを注文する。左側はガーリックライスのハーフサイズだが、日本のチャーハンの普通サイズくらいの大きさはある]
料理を食べた後、私たちはKTV巡りを開始した。
リョウさんからは、おすすめのKTVに連れて行ってほしいと言われたが、間違いがないのはやはり高級店であることは間違いないが、高級店の中でのおすすめの花と蝶にはチャンと出会ってしまうので行くことができない。
グランドヨーコも前の指名子と出会うかもしれないので却下。プレミアヨーコ、UP STAGEは以前顔を出した時に、あまりレベルの高さを感じなかったために却下。
では526か...いや、526はやはりレンジさんと一緒でないと不安である。526は今の私のレベルでは、知っているような顔をして入店はできない。
特にぱっとは良いKTVが思いつかず、とりあえずぶらぶらと街を歩くことにした。
そうしていたら、ガイドが必ず声をかけてくるので、ガイドに良いKTVを紹介してもらおうと考えた。
特に行きたいKTVがない、どこ行こうか迷っている時は、この方法が良い。
ほとんどのガイドが、店内・女の子を見るだけでいいからと声をかけて来るので、人柄が良さそうと感じるガイドに案内してもらうというのは私はよく使う方法である。
本当に見るだけでも問題ないし、気になった子がいたら入店すればいいのである。
ガイド達も給料に関わるため、様々な店を紹介してくれる。
最終的に本当に良い子が見つからなかったら、そのガイドには謝って、また次のガイド(系列が違う)に案内してもらうといいだろう。
ただ、一人のガイドからけっこう沢山の店を紹介されるため、だいたい一人目のガイドが連れて行ってくれる店で私は入店することが多い。
案の定、歩いて数分でガイドが私たちに声をかけてくる。
[声をかけてきたガイドの後ろ姿。マラテで遊んでいる人であれば、一度は見たことがあることだろう]
彼はロマンスというKTVを紹介してきたのだが、私は行ったことがないKTVであったため、試しにそのガイドについて行った。
今回は、たまたま一番最初に声をかけてきたこのガイドについて行ったが、この出会いが後に面倒なこととなる。それはこの時からおよそ8ヶ月ほど後の話になる。
ロマンスの前には何人かの女の子がおり、道行く男性に声掛けをしているようであった。
私「どうしますリョウさん?とりあえずこの店に入ってみて良い子がいたら入店します?」
リョウ「……ここにしようここに!」
私「え?」
リョウ「このロマンスって店に入店しよう。タイプの子を見つけた。あの店の前に立っている赤いドレスの子はここの店の子でしょう?」
私「・・・・・」
赤いドレス…確かに赤いドレスの子はロマンスの前にいる。
しかもその時、店の前にいる赤いドレスの女の子は一人なので、リョウさんが言っている子はこの子だろうということはわかる。しかし、圧倒的にかわいくない。
リョウさんはLaカフェの時もそうであったが、“なぜにその子を選ぶの?”という子を選ぶ。
KTVで働くフィリピーナ達は見た目が非常に大事である。実年齢はどうかはともかく、見た目年齢は若い子が多い中で赤いドレスの子は、見た目から30代を超えていそうである。
ショーアップでその子が現れたのなら、一瞬で除外するレベルの子である。
リョウさんと私はおそらくタイプが違いすぎる。というより、リョウさんのタイプが世間一般の枠からずれている。
もちろんそんなことは口が裂けてもいえない。
レンジさんが同じことを口走ったのであれば、その場で眼科検診を行うだろうが、できない…リョウさんにはそんなことはできない。
やはりマニラ道中はレンジさんが一緒の方が楽しい、というか気を遣わなくて楽だとこの時感じた。
もちろん時間にルーズであるところにはしばしば苛立ちを感じさせられるが、ストレスを感じてもレンジさんになら発散できる。
今頃レンジさんは何をしているんだろうか?夜も更けてきたため、もうマルコとモーテルにでも行っているのだろうか?
それともすでにあの爆弾乳を揉み散らかしている最中なのだろうか?
さて、リョウさんが熱望されるのでロマンスに入店。
リョウさんの指名子は決まっているが、私はまだなのでショーアップをリクエストした。
ショーアップに並んだ子は15名程度で少し少なめであったが、私は最初からあまり指名をするつもりはなかった。
なぜなら万が一、チャンやティーに他のKTV通いがばれてしまった時に、単なる接待で行っただけで、自分は指名をしていないという逃げ道を用意しておけるからである。
もちろんチャンやティーを超えるような子がいれば話は別だが、その時のロマンスにはいなかった。
そのため当初の計画通り、自身初のローテーションでのKTV遊びが始まった。