フィリピーナとベッドイン スケベタガログ語を使うシーン

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

[レンジブログ前回のあらすじ]

フィリピーナ彼女との破局について。男から振ったつもりが、手切れ金代わりの新型スマホを買わされ、「フランスに移住するから、さようなら」と。その一連の破局劇に死にかける。

[前回記事]
【レンジブログ169】フィリピーナ彼女と衝撃の破局、死ぬかと思った

 

レンジブログは第三章で完結しています。

そして、それ以降のエピソードが「オノケンブログ」の内容になります。

オノケンブログ

[オノケンブログ第一話]
オノケンブログ第一話「転落と後悔」
オノケンブログ累計400万PV達成 第一話へ

また、レンジ個人のその後のエピソードは「外伝」という形で記述しています。

ここまで三つの外伝がそれぞれ完結しています。

 

 

【レンジブログ170】フィリピーナへの情熱は冷めたのか、否!

 

ーー2019年、3月。

フィリピンから帰国した私は、年度末の業務に追われていた。

今年に入ってから、連続でフィリピーナ彼女たちと破局。

忙しい日々、フィリピンのことを少しの間忘れるには良い言い訳だった。

 

ーーオフィスのデスクにて。

嬉しそうに声を掛けてきたのは、やはりマッチョ。

彼は私同様に、ハイエナのごとく人の不幸を察知する。

 

マニラ ライター オノケン

 

「レンジさん、忙しそうですね。フィリピンの疲れは取れましたか?」

「あぁ、ケンさん。いやー、昨日死にかけてさ」

 

ケンさんも不幸続きなのは知っている。しかし、私よりは元気そうに見えた。

 

「どうしたんです?」

「マルコがね。父方の親族のところへ行くって。フランスに」

「はぁ? なんですかそれ!」

「フランスのパスポートも取ったって。市民権とかもね。色んな書類の画像もセットで送られてきたから、本当っぽい」

「別れたんですよね?」

「相手が『さよなら』って言ってたから、そうだね」

「良かったじゃないですか」

「……うん」

「どうしたんです?」

「……いつから準備してたんだろうね。たぶんこの数カ月の話じゃないと思う」

「確かに」

「最終的には振られた形になったけど」

 

私はケンさんに、マルコから送られてきたメッセージを見せた。

添付画像、その説明や、その他感謝のメッセージと「Good bye」。

彼女なりに、誠意ある別れ方なのだろう。

 

「いやいや。まぁ、良かったじゃないですか! 疫病神が去ったと思えば」

「……そうだね」

「ただ、あの体と美貌だけは捨てがたいってだけでしょ。中身はヤバい女ですよ!」

「ははっ」

「フランスですか? 言葉は大丈夫なんですかね。でも、彼女も欧州に行くと埋もれるでしょう。案外、すぐに帰って来るんじゃないですか?」

「どうだろうね。今はもうとにかく考えないようにする」

「次行きましょうよ、次!」

「まー、でもとりあえず、しばらく大人しくしておこうかなぁ」

「はっ!? 寝言ですか? 縦回転のジャイアントスイングで起こして差し上げましょうか?」

「いや、結構。一振りで死ぬじゃん。……たぶん4月、5月はフィリピンには飛べない」

 

レンジの真面目な表情

 

「どうしたんです?」

「……実はね。来年度から俺、昇進するって」

「はあっ!? 昇進!? 会社への貢献度ゼロなのに!?」

「言い過ぎでしょ。俺、業績は問題ないし」

「勤務態度は最悪ですけどね。まぁ、確かにレンジさんの能力と業績を考えると誰も文句は言わないでしょう。ただ勤務態度はクソですけどね」

「言い過ぎ。さっき、上司に呼ばれてさ。いろいろと確認された。んで、『今後、いきなり会社から消えることがないように』って」

「会社も上司もレンジさんに託すなんてチャレンジャーですね」

「責任与えてコントロールしたいんじゃない。俺も了承した。とりあえず、日本の生活を整えたいと思う。今までと違って、他の社員の方にも迷惑懸け辛いし」

「何ですか。レンジさんらしくないことを。じゃ、もうフィリピンは止めるんですか?」

「いやいや、そこまでじゃない。とりあえず、この3カ月ほどはしっかり地に足を付けようかなと」

「はーっ、レンジさんも小さくなっちゃいましたね! 体はデカくなってるのに」

「この喪失感だから。特にマリーの件は未だ引き摺ってるし」

「まー、そうですね。マリーのことは僕もショックです。すいません」

 

「ちょっと時間が欲しい」

 

ーーそして、平成31年度が始まり、令和元年度に切り替わった。

 

私は日本で仕事をしながら、その合間にブログを書き、フィリピンを思い出しながら今後の身の振り方を考えていた。

 

レンジ 画像

 

特に、この『クレイジーマニラ』と言うブログサイト。

当初は『クレマニ』と略して呼ぶことに、自分たちでも恥ずかしかった。

それでも、ケンさんと趣味で始めて一年半が経過していた。

そこまでの累計プレビュー数(PV数)は300万を超え、2019年4月からは一日のアクセスが10,000を超えるようになっていた。

 

グーグルアナリティクス
[グーグルアナリティクス 2017年12月~2019年6月]

 

このブログが一つ大きなモチベーションになっていたのは間違いない。

コメント欄が賑わうことや直接メールでやりとりする方も増えた。

日々の更新がアクセス数にダイレクトに影響することも肌で感じた。

そして、他のライターさんがトピックス執筆の協力を申し出てくれることが何より有り難かった。

トピックスライターの皆さん、いつも本当にありがとうございます!

トピックスライター

駐在員
ダイスケ
クレイジーマニラ トピックスライター
経営者
ちーちゃん
クレイジーマニラ トピックスライター ちーちゃん
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クレイジーマニラ トピックスライター マシャ
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クレイジーマニラ トピックスライター アキラさん
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クレイジーマニラ トピックスライター マリさん

旅人
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Coming soon..

 
[トピックスライター募集について]
【お知らせ】クレマニ、一周年。トピックスの「ライターさん」募集!
※現在も募集しておりますm(_ _)m
 

 
クレイジーマニラは決して私たちだけの力ではなく、トピックスライターさんを始め、読者の皆さんがこちらに興味を持って頂けることで成り立っている。

 

この場をお借りして、皆さん、深く感謝申し上げますm(_ _)m

 

また同時に厳しさも学ぶことに。

アクセス数が停滞する度に、「フィリピン夜遊び」と言う特殊なジャンルにおいて、これ以上のトラフィックを期待することは難しいかもと思うようになっていた。

 

しかし、今なお伸び続けるアクセス数。

 

この珍道中がこの先、何処まで育つのか。その未来は私たちもわからない。

 

元々、「書く事」が好きだった私とケンさん。

当初、読者の方やファンの方に喜んでもらいたいとは思っていたが、何より自分たちが恋愛や夜遊びを楽しむことを優先させていた。

そして、その副産物がこのブログだった。

それが、今は日々の楽しみとなり、フィリピンへ赴く大きな理由になっていた。

二人三脚で始めたことが、今では生き甲斐にまでなっていたことに気付く。

 

しかし、この更新ペースを維持することは複数人態勢でも容易ではなかった。

 

ブログのペースを落とし、私も細々と暮らそう。

 

そう感じていた。

 

 

もう諦めよう。

 

 

そう感じた。

 

 

確かに感じた。

 

 

 

3分ほど。

 

 

 

 

ぬおーんっ!

 

 

 

フィリピンでの借りはフィリピンで返させて頂きます!

 

レンジ 画像

 

どこで納得できるのかは自分でもわからない。

はっきりしていることは、ワンチャンに懸けるこの強い思い。

この思いに、皆湧き立つはずだ。何歳になっても。

手淫する元気があるなら、フィリピンへ行こう。

国内旅行やキャバクラで5万円使うなら、フィリピンで遊ぼう。

君が代、アンセムをベッドの上で聞こう。

その時、あなたはとんでもないドスケベ顔のドヤ顔だ。

 
フィリピーナとベッドイン スケベタガログ語を使うシーン
 

続けていればいつかは泳ぎ止まるかもしれない。

ただ、それは今では無い。

死ぬまで泳ぐかもしれない。

 




 

ーー私は業務が落ち着いた頃、次回のフィリピンへのフライトを予約した。

合わせて、マニラのマラテの宿を予約。7月中旬の予定だ。

 

フィリピンへ赴き始めて、初めて3カ月も期間が空くことになる。

これで再びフレッシュな気持ちで、現地で冒険できる。

 

えっ? 「3カ月だけで」って?

 

充電には長過ぎたようだ。

私は再びマニラの夜の街に降り立つ。

ブス台風「レンジ」来襲である。

気を付けろよ、フィリピーナ。私はとんでもないブス、しかもレベルアップしたぞ。

 

ーーそして、7月。

クソほど暑い日本。

マニラへの旅行を控えたある日。

 

私は久しぶりにブスメーリングリストを発射した。

 

「Hi, long time no see. I’ll be in Manila next week. How are you? (やあ、久しぶり。来週マニラに居ます。元気?)」

 

このメッセージを連絡先を知り得る女性全てにコピペ送信する。

 

さて。

 

張ったクモの巣に掛って来るのは、蝶かカブトムシか。はたまた、未知なるものか。

 

夕方になり、何件か未読が溜まる。

 

ふむふむ。

ミユキに、グレースに、そして過去に関係のあった女性など……

 

どれにしようかなー!

 

決められないので、皆に、

「I miss you. I’m thinking of you. I wanna see you. (恋しいです。考えています。会いたいです。)」

発射ー!

 

マニラに着く頃にはおおよその目星が付く。

 

ーー日本から、若干涼しいマニラへ到着。

 

フィリピン用のスマホからも同じくショートメールを打つ。

 

そして、すぐに反応があったのは、

 

「Same same. (いつもと一緒よ。)」

 

聞き覚えのあるセリフ。

 
マルコからだった。
 

さらに、別の人からも返信があった。

 

「Good afternoon. How are you? (こんにちは。元気?)」

 

マリーからだった。

 

 

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このとき滞在していたホテル

[マニラのマラテエリア]
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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

12 コメント

  1. いつものレンジさんじゃないですか笑
    何歳になっても変わりませんよ。たまには国を変えても良いかも?それかアンヘか笑

  2. クレマニの皆様、日々の更新お疲れ様です。
    クレマニが終わったら私もフィリピンへ行く事は無くなるでしょう。私にとってはそれほどバイブル的なブログです。
    いつも元気もらってますよ!

  3. 昇進おめでとうございます?
    さすがレンジさん、追いかけ続けましょう!!
    ブログも頑張れー?

  4. 続ける事に意味がある。
    ブログも同じ。レンジさん達は、その文面でファンを増やしています。更新頻度が高いからではなく、ブロガーの方自身に魅力があるからクレマニは人気なのです。
    お二人の人間性が本当にクズなら誰も興味を持ちません。
    惹きつけられるものがあるから、これだけの人が訪れるのだと思います。
    自信持って行きましょう。そして、これからの展開も超楽しみです!

  5. レンジが出世? 左遷の間違いじゃないですか笑 すげぇ会社ですね!
    一緒に働いてみたいな楽しそう

  6. 1週間かけて全記事読ませて頂きましw
    レンジさんのクズっぷりや漢っぷり、ケンさんのジャスティスっぷり大変面白くマニラに赴きたくなりましたww
    さっそく年明けに友人とマニラへ行く予定を立ててしまいましたw
    これからも頑張って面白い記事楽しみにしています!

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