フィリピンでのカーナビアプリ「Waze(ウェイズ)」の使い方を説明していきます。
「えっ、海外で車なんて運転しないよ?」と言う方も是非ご覧ください。普段はタクシー移動のみでも、Wazeをインストールしておけば緊急時にも安心です。
【海外】カーナビアプリ「Waze」フィリピン旅行に絶対おすすめ!
この記事の目次
カーナビアプリ「Waze」とは
Wazeはフィリピン国内で最もポピュラーなカーナビアプリです。
フィリピンで車を運転する可能性のある留学者や駐在者など長期滞在の方々はもちろん、マニラやセブへの旅行者にもおすすめします。
[Waze画面例]
現在、フィリピンでは日本の様な「備え付け車載型カーナビ」は一般的では有りません。
フィリピン人の多くは、「スマホのカーナビゲーションシステム」を利用しています。そして、そのほとんどはこのWazeを利用しています。
「Waze」は、それぞれのユーザーから、「道路マップ」、「渋滞情報」、「工事情報」、「オービス情報(取締り)」、「危険物落下」など全ての道路情報を正確に集約し、利用できるものです。
また、それらは常にリアルタイムに更新されており、「天候」のお知らせ機能まで付いています。
さらに、フェイスブックと連携しているので、アカウント保持者同士で「目的地」や「ガソリン価格」の共有も可能です。フィリピン人のほとんどがフェイスブックを利用しているため、Wazeが広く普及したのだと考えられます。
そして、WazeはGoogle資本のアプリなのでGrab同様に信用性があり、これからの発展に期待されます。
Wazeのダウンロード&インストール
Wazeは、アンドロイド用の「Google Play」あるいはiPhone用の「App Store」からダウンロードします。
[Wazeホームページ https://www.waze.com/ja/]
Wazeの基本的な使い方
1.アプリの起動
ダウンロード&インストールが完了したら、「Waze」を起動します。
WazeはスマホのGPS機能とデータ通信を利用します。これらがOFFになっている場合はアプリ起動前にONにしてください。
起動中に、ユーザーのGPS情報と道路情報を読み込みます。
[起動画面]
アプリは1~2秒ほどで立ち上がります。
ログインは任意、フェイスブックアカウントがなくても利用できます。
2.目的地入力
マップが表示され、現在地が青い矢印で示されます。
目的地の入力は画面上部の「Where to ?」の部分をクリックします。
「Where to ?」をクリックすると、下の画面のように目的地の候補地が表示されます。候補地は過去に目的地設定した場所や登録したお気に入りの場所です。
もし、候補になければ「Where to ?」の部分に直接テキストで入力します。
今回は例として、目的地に「タガイタイ」と言う地名の「スターバックス ツインレイクス店」へ向かうとします。
「Where to ?」の欄に「Tagaytay Starbacks twin lakes」と入力していきます。
「Tagaytay St…」まで打ち込むと、下に候補地が距離と共に一覧表示されます。
そして、目的地を選択すると確認画面が表示されます。
上記のように、目的地がレストランや施設の場合は営業時間や店舗情報も表示されます。
内容を確認し、良ければ「Go」をクリックします。
3.ルート確認&設定
Wazeでは常に最適なルートを提案してくれますが、稀にユーザーの意図しないルートが提案されることもあります。
一応、ルートを確認してください!
すぐにナビゲーションを始めるのではなく、出来れば事前にルート確認をしてください。
この時、中央に大きく表示されている「Via408:Nasugbu – Lian – …」は、Wazeによる最適ルートです。距離や交通状況を考えた上で最短距離のものが表示されています。
(特に問題が無ければ「Go now」をクリックしてナビゲーションをスタートさせてください。)
「明らかに遠回りしている」、「高速道路指定になっている」こともあります。一応、ナビ開始の前に「Routes」をクリックして「ルート設定」を確認してください。
「Routes」をクリックすると、以下のように他のルート候補が表示されます。
ルート1:via 408
距離43.3km 必要時間58分(最短距離)
ルート2:via 409
距離51.1km 必要時間1時間5分
初めにWazeが推薦したルートが確かに最短ルートのようです。この例では特に問題ないので、初めのルートをクリックします。
4.ナビゲーション開始
ナビゲーションが始まります。あとは案内に従って車を進めるだけです。
ナビゲーション画面の下部には、到着予定時刻や目的地までの道のりが表示されています。
「ルート変更」はいつでも可能で、一番右下の青い矢印のアイコンをクリックすると現在地からのルート候補が表示されます。
Wazeはユーザーやシステムによってリアルタイムで更新されています。到着予定時間が遅れたり、早まったりした場合にはその都度画面上で表示されます。
赤字表示の「ETA UPDATE」は「到着予定時間 更新」と言うメッセージです。この画面例では渋滞により「8分の遅れ」が出ているということを知らせています。
また、「警察による取り締まり」や「道路工事」が近づいてきた場合、画面にバナーとして表示されます。
これらのアラームが表示された場合、運転には特に注意してください。
また、それぞれ画面の左下にはGPSによる車速が表示されており、制限速度をオーバーしている時は「赤い表示」に切り替わります。運転中は常に安全速度でお願いします。
運転しないのにWazeが必要?
普通のタクシーやGrabを利用する側も、この「Waze」を利用しておくことで何かと都合が良いです。
Wazeを是非インストールしておいてください。
[フィリピンのドライバーはWazeを愛用]
フィリピンでは至る所でタクシーが走っています。旅行者は基本的にGrabを利用すると思いますが、交通状況によっては普通のタクシーを利用せざるを得ないこともあります。
例えば、普通のタクシーやGrabカーに乗ったとします。
その時、ドライバーがナビアプリを利用していない、そもそもスマホを持っていない、Grabカーでもドライバーの端末の調子がおかしい(データロードが切れたなど)場合があります。
特に、黄色いエアポートタクシーや白いメータータクシーのドライバーは、ナビアプリを利用しない傾向があります。経験に任せる熟練のドライバーは自分の運転に誇りを持っているようです。
しかし、最新技術には遠く及びません。フィリピンでも予期しない事故やイベントが発生します。
[フィリピンの交通事故]
[フィリピンのイベント]
Wazeはそれら情報を集約しており、いち早く最適な道路を提案してくれます。それに運転手の経験も加えた方が時間短縮につながります。
つまりこのようなとき、利用者が同じく「Waze」をインストールしていると、その画面をドライバーに見せる、あるいはスピーカーをオンにして英語によるガイダンスを車内で流すことができます。
これは特に「マニラの交通に不慣れな旅行者」にとってはこの上ない味方になります。
旅行者の場合、「ナビも何も見ずに行き先は全てドライバー任せ」は危険です。外国、そして魔都マニラ、いつ何が起きるかわかりません。
物騒な話ですが、乗車中に何らかのトラブルに巻き込まれたとします。
しかし、もしそのような場合でも、ユーザーの位置情報等は常にWazeのサーバーに残っています。
重要な証拠になることは明らかであり、「Wazeを持っている」とドライバーにアピールすることで、あらかじめ「防犯」の意味でも役立ちます。
フィリピンに精通しているとは言えないまでも、「備え」はしているとアピールできます。
旅行者だからと舐められないようにしましょう。
是非、車を運転しない場合でもこの「Waze」をインストールしておくことをおすすめします。
レンタカーにはもちろん必須
フィリピンのレンタカーにはカーナビがほとんど付いていません。Wazeはレンタカーを借りる際には必ず用意しておきたいアプリです。
併せて、「ホルダー」も持参しておくことをおすすめします。フィリピンのレンタカーにはスマホホルダーのようなアクセサリーもまずありません。
[おすすめ車載スマホホルダー]
オートホールド式 車載スマホホルダー
フィリピンでは道路状況が悪い個所が多い(未舗装、段差などがある)ため、しっかりとしたホルダーをおすすめします。
おすすめドライブスポット
以下、マニラから車で2時間ほどのおすすめドライブスポットを紹介します。
場所は先ほどWazeの使用例で目的地に設定した「タガイタイのスターバックス ツインレイクス店」です。
[タガイタイは高原&湖リゾート]
周辺は「ツインレイクス ショッピングヴィレッジ」と呼ばれています。綺麗に整備されており、美しい山と湖の景観を望めます。
[スターバックス ツインレイクス店]
このスターバックスのカウンター向こうには、タール湖とタール火山が見えます。
見晴らしの良いところで是非コーヒーを飲んでみてください。
「アクセス」
Starbucks Twin Lakes Tagaytay
住所:Twin Lakes Shopping Village, Tagaytay – Nasugbu Hwy, Tagaytay, Cavite
このショッピングヴィレッジは、「日本の高速道路のサービスエリア」のようになっています。大きな道の駅のような場所です。
スターバックス以外にも、おしゃれなレストランやカフェが数軒立ち並んでいます。
他にも小規模なモールやコンビニ、お土産屋もあります。ヴィレッジ施設利用者は駐車場無料です。
また、周辺はホテルやペンションが立地しており、湖を眺める高原リゾートとして人気です。
ドライブで立ち寄るには最適な場所です。多くのフィリピン人観光客の姿もあります。
フィリピンのマニラでドライブする際は是非この「タガイタイ スターバックス ツインレイクス店付近」に立ち寄ってみてください。
以上、【海外】カーナビアプリ「Waze」フィリピン旅行に絶対おすすめ! についての記事でした。
こんばんは。いつも楽しく拝見させていただいています。
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agoda からvieve hotelとmakati palace hotelを予約。宿泊日にHotelからデポジットを要求されますか?
日本でglobe または smart のLTE pocket wifi を購入することはできますか?探していますがヒットしないです。
匿名希望さん、コメントありがとうございます!
クリック応援までして頂き本当にありがとうございます。
>Hotelからデポジットを要求されますか?
そうですね、ヴィーヴは1,000ペソのデポジットをチェックイン時に渡します。マカティパレスもあったと思います。
これらホテルではホテルサイト経由でも、直接ホテル予約でもデポジット預けは必須なので手持ちを少し用意しておいてください。
なお、宿泊には元々同伴者がおり、カードキーを複数枚必要としているなどの場合は、2,000ペソ〜のデポジットを求められる事があります。
滞在中にカードキーの紛失等が無ければ、デポジットはチェックアウト時にそのまま返金されます。
>日本でglobe または smart のLTE pocket wifi を購入することはできますか?
現地キャリアから発売されているものなら、オークションサイトはいかがでしょうか。
どちらも中身はHUAWEIのモバイルルーター、SIMフリーです。
なお、SIMフリーのポケットワイファイであれば日本で手に入るものなら大丈夫です。LTE(4G)対応のものであれば、GlobeかSmartのSIMカードを挿入して利用する事が出来ます。ただし、自分で設定するか、キャリアのスタッフに設定してもらう必要があります(慣れれば簡単です)。
また何か不明な事があれば聞いてやってくださいm(_ _)m
レンジさん。。。pocket wifi にも シムフリーがあるとは。。。驚きました。
ありがとうございます。
追加です。
SIMフリーの製品と言っても、フィリピンのglobeやsmartに対応していないこともあるようです。一応、日本で購入前に、フィリピン国に対応しているかどうか確認してみてください。
(huawaiのルーターはほとんど対応しているようです。私が所有しているのは、Huawaiのe5573cと言う型番で、マニラ空港のブースで購入しました。1,500ペソ)