[オノケンブログ前回のあらすじ]
毎日行っても飽きないフィリピンはマニラマラテのLAカフェ。ただ、毎日行っていると、こちらの顔を覚えられ、最終的にはあまり相手にされなくなりますので、行き過ぎも注意が必要です。そこで美人でセクシーなフィリピーナを探して特殊能力を発動させます。
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[KTVでのキャスト同士のいじめ。あるフィリピーナとの永遠の別れ]
早朝のLAカフェにて、中学生レベルの会話をつまみにキャッキャ言いながら酒を飲む私たち。
レンジ「ところで明日は何時にマラテ出発する?」
私「朝にチャンがマラテに来るので、ホテルのフロントに荷物預けて少しウロウロしようかと思うので、昼過ぎでもいいですか?」
レンジ「うん、全然いいよ。関係上手くいっているんだね」
私「はい、かわいい妹です」
レンジ「妹?」
私「妹です」
レンジ「そ、そうなの。俺もチャンに会いたいから昼ごはん一緒にどう?」
私「いいですね。チャンも喜ぶと思います」
レンジ「チャンは最近どうしているの?」
私「クバオのKTVで働いていましたが、キャスト内でいじめがあったようで、今は働いていないようですね」
レンジ「いじめ?」
私「はい、みんなでバカにしてくるって言っていました。“なんであなたは大学行っていないの?頭悪いんだね”って。それを言ってしまったら、学費のために夜働く子はともかく、大学卒業しているのにKTVで働いている方が馬鹿にされる対象だと思うのですがね。無駄に長い学生生活をお金払ってまで謳歌しただけの人間ですからね。チャンのことをバカにしていますが、それ言っている子らの方がよっぽど頭悪いと思います。もちろんフィリピンでは大学行ってもまともな職に就ける人は限られていることは知っていますから、大学行ってKTVで働くことに関してバカな選択肢なんて全く思っていません。ただ、同じ職場で階級もなにもないのに学歴がないことをバカにしてくるのは頭の悪い連中のすることですね」
レンジ「そうだね」
私「だから僕は花と蝶に戻ることを勧めました。少なくともあそこでのチャンの人間関係は悪くはなかったようですし、客もそれなりにとれていたので。ただ、やはり“ジェーンの事を思い出してしまう”って言って聞かないんです」
レンジ「うん、レベルが高い花蝶でも客がとれるんだったら働いた方がいいね。チャンは日本人ウケする顔しているしね」
私「はい、ただあまり強制もできませんから、事の成り行きを見守っている感じです」
レンジ「なるほどね。色々あるねぇ」
私「そうですね。ではそろそろ帰りますか。チャンと朝に会うので、2日連続で朝就寝だとさすがにしんどいです」
レンジ「そうだね。じゃあ帰ろうか」
こうして私たちはホテルへと戻り、眠りについた。
この日はあまり熟睡ができなかった。
チャンが何時にマラテまで来るか時間が明確ではなかったためである。
“起きたらマラテに向かう”
といった、とんでもなくアバウトな情報しかなく、チャンの出発時間が気になる私は30分おきに目が覚めてしまっていた。
しかし、なかなかチャンからの連絡はなく、寝ては起きての繰り返しをしながら結局チャンからの連絡がきたのは12時前である。
フィリピン人の“朝”の時間は私たち日本人と違いがあるのかと感じるほどである。
チャンがこちらに到着したのは13時頃であった。
レンジさんも加えて3人でロビンソン内のcoco壱でカレーを食べた。
本来ならば、レンジさんと昼ご飯を食べる前にハリソンなどに行って、私の買い物に付き合ってもらい、チャンの服なども買ってあげるつもりでいた。
しかし、チャンがマラテに現れるタイミングがあまりに遅かったために、チャンは昼ごはんを食べるためだけにマラテに来たということになった。
私たちはマラテから直接アンヘルスに向かうつもりだったが、レンジさんからの提案でケソンへチャンを送った後にアンへレスへ向かうことにした。
ケソンへ向かう道中では、アンへレスへ向かってくれるタクシー運転手を探していたが、なかなか提示の値段で受けてくれる運転手はいなかった。
そんな中、幸運にもチャンの友人の旦那さんがグラブカーで仕事をしているとのことで、その人にお願いすることにした。
交渉の結果、値段はグラブアプリを使うのとほとんど同額で引き受けてくれることになり、最悪またバスでのアンへレス移動になりそうだったので、非常に助かった。
ケソンに到着後、車を待つまでの時間でチャンの母親と偶然に遭遇した時は、どういう関係性という設定で話をすればいいか戸惑ったが、感じの良い母親で穏やかに当たり障りのない会話をするだけで終わった。
1時間ほど待ったところでようやく車が到着し、私たちはチャンと別れ、アンへレスに向けて出発した。
これが私がチャンと一緒にいた最後のひと時となるのであった。
こんにちは!楽しく拝見してます。
オノケンさん、母親に会ったと言うことは本命なのでは?少なくともチャンはオノケンさんに本気なのは確実でしょう。なぜに最後とは気になります。
読者aさん
おそらくはそうでしょうね。
ことの成り行きはまた先のことになりますが、判明しますので、今しばらくお待ちくださいませ