[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピンはマニラマラテのKTVは客自体にかかる値段は大して高額ではありません。ただ、女の子の指名やレディースドリンクは非常に割高だと思います。コンビニで39ペソで購入できる飲み物が700ペソになるんですから、それはもうぼったくりの域に達しています。LDの注文は計画的に。
高額ドリンク!KTVのあまりに高いLDの値段と大小システムに物申す!?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[ベテランKTVフィリピーナの攻略法!?対策と心構えと戦術]
前にも触れたことであるが、彼女の接吻後の雰囲気がどうしても私には理解できない。
まるで接吻など星の数ほどしている付き合いが長いカップルのような接吻後の雰囲気である。
接吻後の恥じらい、テレというものが全く見られない。
やはりベテランの彼女にとっては、客とする接吻などペソ札にキスをするようなものなのだろうか?
なんの感情も感じられない。
なぜこんなにも接吻をするほどに温度差を感じてしまうのだろうか。
接吻の後に笑顔もほとんど見せない。かといって嫌がっている・怒っているといった様子でもない。
そんなビーバーがこの2セットの間で一番の笑顔を見た瞬間は、“延長”と私が告げた瞬間であった。
やはりポイントがゲットできた瞬間が彼女にとって一番の笑顔ポイントであるのだろうか?
とても私の手には負えない感じはものすごく感じてはいた。
おそらくビーバーのことが本命であるのであれば、挑戦する気にもならなかったかもしれない。
ビーバーは何と言ってもベテランである。
後々傷つく可能性が高いことはなんとなく当時の私でもわかっていた。
こんなおっさんでも恋愛で傷つくのである。
年齢を重ねる毎に傷の治りも少しずつ遅くなるので、傷がつくことはなるべく避けたいものである。
ただ、今はビーバー一人を追っかけている状況ではない。
すでにティーという恋人、チャンという恋人候補(ではないか?)が私にはいるため、最悪ビーバーとの恋が成らずとも傷は浅いと感じていた。
だからこそのベテランフィリピーナへの挑戦である。
ドラクエではメタルスライムやメタルキングなどに挑戦しただけでは経験値にはならない。
例えHP10あるところを9までダメージを食らわせているのに、逃げられたらそこで最後、経験値は0である。
だが、現実は違う。
例え最終的には逃げられたとしても、挑戦したこと、ダメージを9まで食らわせたこと自体に経験値があるのである。
がんばれ俺。負けるな俺。
まじんぎりだ俺。
さて、ケイコをでた私はメッセージを確認した。
いくつかのメッセージの中にレンジさんからのメッセージが含まれていた。
レンジ「色々ありすぎた。今からマラテに戻ります。一緒にKTVに行こう」
このメッセージが来たのは1時間近く前である。レンジさんに電話をするとすぐに応答があった。
どうやら10分ほど前にマラテには帰ってきていたようで、私たちはホテルで合流した。
私「レンジさん、お疲れ様です。今日は帰ってこないかと思っていたんですが、何かあったんですか?」
レンジ「いや、解散については明日もマルコが仕事らしくて、誕生日という魔法の日が終わった瞬間くらいに帰れって言われた」
私「そうなんですね。レンジさんの努力の割に本当にうまくかみ合ってない感じがしますね。花束は買えたんですか?」
レンジ「うん、ロビンソンでね。けっこういいやつ買ったんだけど、渡した時に
“うれしいけど、これからディナー行ったり、買い物したりするのに、私にこれを持って歩けっていうの?”
って言われて、デート中はずっと俺が花束持っているっていう悲しい感じになってしまった」
私「あんなに花束花束いうてたのに、それが裏目に出たわけですね」
レンジ「うん完全に。すごい邪魔だったね」
私「それから解散まではディナー、買い物三昧ですか?」
レンジ「うん、ディナーはマルコの高級食+爆食いのおかげでかなりの金額いってしまったし、そのあとの買い物がえぐかったね」
私「買い物言うて全部レンジさんがだすんでしょ?」
レンジ「うん、もちろん。来月のカード明細書をみるのが怖いね。今日だけでフィリピンの平均月収は余裕で超えたね。それどころか3ヶ月分くらいいったかも」
私「えぐっ。マルコの維持費ってけっこうかかりますね。いうたら外車ですものね。ガソリン垂れ流しながら走ってるようなもんですかね」
レンジ「まぁね。でも俺が日本で過去の女性それぞれに使ってきた金額を考えるとマルコにかかる金額なんて、すかしっぺみたいものよ」
私「レンジさんけっこう貢ぐ派なんですね」
レンジ「貢ぐとは言葉が悪い。俺は好きな女性の笑顔を見るため、幸せにするためなら金に糸目を付けないだけだよ」←スパパー(タバコ)
私「精一杯かっこいい感じは出してますけど、貢いでいると言われても仕方がない言い方ですよ」
レンジ「え、そうなの?まぁ、俺のことはいいから、ケンさんはどうだったの?俺のジェーンに手出しはしていないだろうね?」
“俺のジェーン” のところはフル無視し、レンジさんにハリソンプラザでの解散後のことやケイコでのビーバーのことを話した。
レンジ「なるほどね。ビーバーはなかなかのベテランだね。ベテランへの最大の武器はやっぱりお金だろうけど、お金なんかでホイホイなびく様な子なら俺らが求めるような恋愛はできないだろうね。まぁ今はケンさんにはティーがいるんだし、ダメもとでがんばってみなよ」
私「そうですね。経験値はとてつもなくたまる予感がしていますので、ぼちぼちやってみます。ベテランには僕レベルだとまじんぎり連打くらいしか方法はありませんが」
レンジ「この後どうする?俺としてはジェーンに会いに花と蝶に行きたいんだけど」
私「今日は行けないと伝えているので、明日にしませんか?マルコっていう彼女と解散してそんなに経っていないのに、もうジェーンですか」
レンジ「いや、ジェーンは下手するとマルコを超える逸材かもしれないよ。正直、俺も最近のマルコのわがままっぷりには少し嫌気がさす時もあって、ジェーンとの今後の展開次第では全然乗り換えはあり得るよ。だから今日行きたいんだけどなー」
私「そうですね。日本では今乗換割も各社取り揃えているようですし、今がチャンスかもしれませんね。でも今日花蝶は勘弁です。僕がちょっと前にチャンに伝えたことと辻褄が合わなくなってしまうので、明日にさせてくれませんか?」
レンジ「えー?いいじゃん花蝶行こうよー。奢るからさー。辻褄なんてどうにでもなるってー」
私「アンヘレス」
レンジ「はい、今日はやめておきましょうね。じゃあどうしようか。久しぶりにブラブラさまよってみる?」
私「そうですね。そうしましょう」
こうして私たちはマラテの街をだらだらと会話をしながら良いKTVを求めてさまよい始めたのであった。