[オノケンブログ前回のあらすじ]
フィリピンにいるときは、常にスリには気を付けていなければいけません。スリを行う人間は慣れたもので、どのような人間がスリがしやすいことをよくわかっています。いくらスリの人が上手だったとしても、こちらが用心していたら、スラれることはありません。
フィリピン・マニラでオカマに携帯を盗まれる。損害は?対策方法は?
オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m
私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
[アンヘレスに向かう道中で衝撃発言。バス内での口論の末…予定は?]
KTV巡り終わりが遅かったのもあったが、その後の携帯を盗られたショックから回復するのに時間がかかってしまい、結局ホテルに戻ったのは5時半であった。
日付的には、今日はアンへレスに行くため、朝のうちは特にすることもなかったため、昼に集合し、昼食をマラテでとり、それからアンへレスに向かうことにした。
携帯を失ったショックで寝つきはあまりよくないだろうと思っていたが、それよりも疲れと眠気の方が激しく、すぐに寝入ってしまった。
昼過ぎまでぐっすり寝るつもりが、起きたのは10時過ぎである。
レンジさんと集合するまでの時間で、インターネットで色々と海外で携帯を紛失・盗難された場合の対策を調べて時間を潰した。
メインの携帯が無くなったことで、ティーやチャン、そして新たにゲットしたビーバーの連絡先が消えてしまった。
ただ、それについては明日以降にでもそれぞれのKTVを巡って再度聞けばいいだけの話であるが。
昼になり、レンジさんが部屋にやってきた。
レンジさんの携帯を借り、まずは携帯会社に使用をストップする申請を行った。
また、レンジさんのフィリピンの携帯番号を使ってLINEも写真撮影用の携帯にダウンロードした。
LINEの登録には、携帯番号が必要となる。
登録時にその携帯にパスワードがショーットメールで送られてくるのだが、今の私にはそのショートメールを受け取る術がない。
レンジさんが日本用とフィリピン用の2つの番号を持っていて非常に助かった。
さて、お腹もすいてきたためロビンソンモールにて昼食を食べ、マルコへの誕生日プレゼントを買いたいというレンジさんに付き合った。それから私たちはアンへレスに向けて出発することにした。
まずはバスセンターに行かなくてはならない。
タクシーを使い、バスセンターに行ったはいいものの、アンへレス行のバスはまだ一時間以上後の出発であり、特に何をするわけでもなく、だらだらとバスの出発時間を待っていた。
アンへレスにはバスの移動だけで4時間程度かかるため、ここでの待ち時間やこのバスセンターに来るまでの時間を考えるとけっこうな時間が必要になる。
バスの時間がようやく訪れ、私たちはバスに乗り込む。
一応、最初に座席は決められているのだが、他に空いている席があれば移動は可能である。
ただ、多くの人は決められた番号に席にきちんと座り、移動する人はほとんどいなかった。
というより、席を移動したのは私とレンジさんくらいだろうか。
昨日の疲れと3時間程度しか眠れていないのもあり、後ろの席が誰もいないため、リクライニングを最大まで降ろし、私はすぐに眠りについた。
[前はそんなに広くはないが、リクライニングはかなり倒れるので、後ろに人さえいなければかなり快適に感じる]
気が付いたのはそれから1時間半ほど後のことであった。
レンジさんは寝たりはしないのだろうか、携帯を熱心につついていた。
何をそんなに連絡が取ることがあるのか、ずっと“カタカタピロリーン”を繰り返していた。
そしてその理由がわかったのはそれから1時間後。
レンジさんが私の席にやって来た。
レンジ「あの...絶対ケンさん怒ることを承知した上で頼みたいことがあるんですが...」
私「なんですか?昨日のヘラヘラソースを経験したら、もうそんなに怒ることなんてないでしょうよ。言って御覧なさい」
レンジ「アンへレスなんだけど、とんぼ返りしちゃダメかな?」
私「はぁ?」
レンジ「いや、明日がマルコの誕生日だから...」
私「いや、そんなことレンジさんがマルコと出会った時ぐらい前から分かっている事でしょうや。なんですかその降って湧いた誕生日的な言い方」
レンジ「いや、誕生日になる瞬間に私は一人なんて寂しいってマルコがご機嫌斜めでして」
私「知るかいや!!そもそも今日から明日の朝にかけては会えないって説明しているんですよね?」
レンジ「うん、ちゃんとしてます」
私「ちゃんと会えないって説明してますか?」
レンジ「してます」
私「いや、無理なものは無理でしょうて。あらかじめ説明している物をなぜにそんな当日になって無理を言うんです?」
レンジ「わからない。ちゃんと会うことは難しいって何度も言ったんだけど」
私「難しいじゃないでしょうよ。不可能でしょ?難しいなんてがんばればなんとかなる的な言い方するからいけないんでしょうが」
レンジ「でもマルコがカンカンで」
私「いや、ちょっとした移動なら僕もこんなには言いません。ただ、ホテルを出てアンへレスまで何時間かかると思ってるんですか?ざっと6時間はかかりますよ?しかもそれだけの長時間移動をしてでも、アンへレスを経験したいって言いだしたのはレンジさんでしょうよ」
レンジ「すみません」
私「すみませんじゃないでしょうが。マルコは日本人は裕福だからどこでもドアでも持っていると勘違いしてませんか?聞き分けがないにもほどがあるでしょうよ」
この後、どんなに私が何を言おうがレンジさんもマラテへのとんぼ返り案を曲げることなく、話は平行線となった。
確実に私の言っていることの方が正しいことを言うまでもないが、こうなってしまったら後輩の私が折れる他ない。
こうしてアンへレスに向かう道中で、目的地に到着した後に1時間程度のアンへレス観光後、タクシーでマラテに直行するプランに変更になった。
せめてバスに乗り込む前であったのなら傷は浅かったが、バスに乗り込んでしまったが最後、この一日は大した目的もない、得る物もない、そしてただ最初の場所に戻るだけの移動日になってしまった。
オノケン様
いつもありがとうございます。
いや〜ありますあります同じ経験。
機内モード入れてたんでトレースも無理。携帯会社の番号即調べ電話したら、携帯が出てきても端末として使えなくはなるが、即ロックすることは出来るとの事だったので、もう出てこないと諦めお願いしました。まともにバックアップ取ってなかったんで写真連絡先全てパー。当たり前かもしれませんがこれからリアルドラクエする皆様には渡航前にしっかりとバックアップしておく事をお勧めします苦笑。
それにしてもアンヘはご愁傷様でした。
かーわんさん
携帯をなくすと本当にめんどうですよね。
良いネタ、経験にはなりましたが、中古の携帯も使い勝手が悪くて大変でした涙