[オノケンブログ前回のあらすじ]

困ったときのグランドヨーコはマラテ好きには合言葉のような言葉です。やはりグランドヨーコはレベルが高いですね。その中で後輩に大事なことを説明し忘れて、先輩の怒りを買う可能性が出てきました。

説明不足で先輩の怒りを買う?ハイレベルのグランドヨーコでショーアップ

オノケンブログを最初から(序章)読んで頂けると幸いですm(__)m

転落と後悔

私がレンジと出会う前、レンジがどのような経験をフィリピンでしてきたのか、私がマニラに通うようになる以前について書かれていますので、レンジの章を読むことでよりクレマニを奥深くお楽しみいただけると思います。

【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

[怪物になり得る!?初フィリピン旅行初日でKTV嬢をホテルに招く]

ユウトが指差した方向...

それはミユキのいる方向だ。

やはり彼はミユキを選んだか...死んだ...

 

 

しかし...

 

 

彼が指差したのは、ミユキではなくその隣のフィリピーナだ。

指名された子は日本語対応フィリピーナの中でも容姿レベルは低い方である。

私の目には、ミユキが光り輝きすぎていたため、そこに誰かいるのか認識すらできていないほど脆弱な光の子(オブラート)である。

 

 

――き、奇跡が起きたっ...はっ!!

 

 

予想外のチョイスに、一瞬の安堵感と奇跡が目の前で起きたことに興奮を覚えたが、私はあることを思い出したのである。

 

 

 

 

ユウトは...

 

 

 

 

 

 

女性の趣味が変わっているのだ。

 

私は彼の現彼女と、前回の彼女のことを知っている。

前回の彼女については写真でみたくらいだが、今の彼女には実際に会った事がある。

申し訳ないが、そのどちらもかわいくないのだ。

写真をみせられた会社の人間も、“ユウトみたいなイケメンの彼女はきっとかなりの美人”と予想していたが、期待を大きく下回る子の写真を見せられ、皆一様に反応に困ったほどである。

 

リョウさんと違い、年齢こそ若い子が好きな彼だが、女性の顔のタイプは人より少し違うところにあるのである。

こういうことを言うと

 

“彼は自分の顔がいいから、女性の外見ではなく内面で選んでいるんだよ。イケメンは外見だけではなく、内面までイケメン”

 

みたいな世迷い事を言う女性がいるのだが、彼の彼女は顔が悪いだけではなく、束縛・嫉妬・わがまま系の性格もいまいちな子たちばかりだ。

確かに、外見があまりよろしくない女の子達にとっては、彼のようなマッチョイケメンは手放したくない、束縛したくなるのはわからないでもないが、それをしっかり表面化させてしまうのは逆効果である。

 

しかし、今回彼のチョイスを見て私は確信した。

 

“ユウトは完全なるB専”

であると。

ただ、それがよかった。

 

“だが、それがいい”(前田慶次)

 

さて、私も誰か指名してもいいのだが、ミユキのおっぱいを一突き、二突き...いや、鷲掴みの上、わっしゃわっしゃと揉ませてくれるのであれば彼女を指名したいところだが、そんなことは100%ありえない。

 

そもそもミユキを指名してしまうと、彼女に惚れてしまうのは目に見えているため、彼女は指名からは除外。

依然ここに来た際の、ミユキのベストフレンドも性懲りもなくそこにいたが、もちろん論外。

 

指名したい子はちらほらいたものの、ミユキとそのベストフレンドがいるとなかなか発展は難しそうなので、私は無難にローテーションを選択した。

 

ユウトが指名した女の子は日本に2回行ったことのあるなかなかのベテラン嬢である。

日本語もペラペラだったので、きっと巧みな話術でユウトに楽しい時間を過ごさせてくれることだろう。

この時間については放っておいても大丈夫だろう。

さて、私の方だが、ローテーションの子もなかなかにかわいくない。

なんならグランドヨーコのような高級店で働くのではなく、ボコボストリートの中でも特にゲスイ店で働いた方がいいのではないかと思うほどのルックスである。

 

ただ、今日はいいのである。

私にはまだたくさんの時間があるし、せっかくユウトを誘ったのだ。ユウトが楽しそうにしてくれれば何よりのことである。

 

その後、3人のローテーションの子たちと会話を楽しんだ。残念ながらルックスの良い子はいなかったものの、話しやすい子ばかりで、私は私で結構楽しい時間を過ごしていた。

マラテ KTV グランドヨーコ

1セットが終わる頃、ユウトが私に話しかけてきた。

 

――ケンさん、あの...僕の指名した子が僕の部屋に今夜来たいって言っているんですが、どうすればいいですか?

 

 

 

まじかこいつ。

 

ユウトの指名子は日本語のリスニングはもちろんばっちりだ。ユウトが私に伝えた内容も理解できており、ユウトの後ろで恥ずかしそうにしている。その姿さえもかわいいとは思えない。

KTV嬢とのワンチャンにここまでの歳月を費やした私ともう肩を並べたのか...動揺と戦慄が走る。




 

 

私「う、う、う、うん、いいんじゃないかな。ユ、ユ、ユ、ユウトもなかなかやるね。もうそんな感じになるとは」

ユウト「ええ、僕の筋肉の話をしたら、見たいって言われたので、それなら部屋にきなよって誘いました」

 

私「そんな手があったか...」

ユウト「で、大丈夫でしょうか?」

 

私「大丈夫もくそも、ユウトが誘って相手がOKだったんでしょ?じゃあ部屋に招いてもいいんじゃない?」

ユウト「わかりました。もうすぐ仕事が終わるから後で合流しようと言われました」

 

私「どこで?」

ユウト「店前じゃダメなんですか?」

 

私「彼女らも色恋を商売にしているからね。他のお客さんに店前で集合しているところを見られるのは彼女たちにとっては不都合なことだからね。さっき行ったパンパシの前とかでいいんじゃない?」

ユウト「なるほど。じゃあそうしようと思います」

 

ユウトとその指名子の後の集合について話がまとまったようなので、私たちは店を出た。

その後パンパシに到着し、フィリピーナを部屋に連れ込む際のホテル前のIDチェックのことや、貴重品の厳重管理などについてユウトに説明した。

 

ユウトの指名子と合流するまでの間で、私はハナにメッセージを送ったが、この日はハナからのメッセージが返ってくることはなかった。

 

これがこの旅を史上最悪なものに至らしめるすべての始まりだった。

 

 

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オノケン
オノケンは日本で働く普通の30代サラリーマン。先輩レンジの誘いから、マニラ旅行へ。それ以来、マニラに通うように。趣味はフィットネスで筋肉こそ正義だと思っている。海外旅行はリアルドラクエのため筋トレでレベル上げをしている。 オノケンブログでは、マニラ旅行記やフィリピーナとの恋愛をメインに、英会話の上達方法などを記事としてアップしていきます。

6 コメント

  1. イケメン君には嫉妬しちゃう!KTV遊びでは強力なライバルになるので、ムムムッですね!羨ましい… 私は未だにアフター止まり

  2. 自分は元KTV嬢ですが、寝ている間に○○万円財布から盗まれた経験あります。つい最近の話しです。元なので店の名前は伏せます。自分も悪いのですが、家族や自分の為ならこういう事をする子も中にはいます。いい子だからと信用せず貴重品の管理は厳重にして下さい。

    • それは辛い経験ですね…僕もハナが部屋にいるときは、少し管理も甘くなる時もあるので気を付けたいと思います!

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