[レンジブログ 前回のあらすじ]

現地の有名な教会やマーケットを観光した様子を紹介。レンジはフィリピーナのマリーからのコンタクトが何よりも気になっていたため、観光どころではなかったが、果たして。

[前回の記事]
【レンジブログ39】バクララン Baclaran に到着、教会やマーケットを観光

 

レンジブログを始め(序章)から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

 

 

【レンジブログ40】フィリピーナから待望のメッセージ来た?ロビンソンモールにて

 

マラテに帰って来た。この時にもなると、見覚えのある通りに入ればとホームを感じるほどだった。辺りは薄暗くなりつつあり、ヘッドライトを点灯する車も増えていた。

 

田原「さて、どうしようか。レンジさん、まだお腹減ってないよね。」

 

私「そうですね。」

 

相談の結果、皆でロビンソンモールに行く事にした。田原さんとパーリーは今回アマンダにまだ会ってなかったので、その件と夕食も兼ねて行こうと言う事になった。

 

夕方になり早くも陽が傾いて来た。間も無く再びマニラに夜がやってくる。交通量はますます多くなっているようだった。見かける多くのジプニーには、満員の車内に入れない人達が後部のステップにしがみ付いていた。家路につく人々だろうか。けたたましいマフラー音が至る所から登っていた。

 


[夕方のジプニーには、後ろに掴み乗るスタイルをよく見かける]

 

渋滞の中少しずつでも車は進み、ようやくロビンソンモールの正面に到着、三人で車を降りる。ボブはこの後用事があるようで、ここでのお別れとなった。明日はまた空港まで送ってくれるとのこと。しっかりとお礼を言い、彼と別れた。

 

日曜の夕方、ロビンソンモール前は大変な賑わいだった。昼間のバクラランとはまた違った喧噪が広がる。昨日、一人でやって来た時よりも明らかに人口密度は上がっていた。

 

と、ここでモールへ入る前に、スマホのメッセージが新着で入っていることに気付いた。新規の友達で、私には待望の未読メッセージだった。

 

メッセージ「 Good afternoon, Range? 」(こんにちは、レンジ?)

 

マリーだ! 今朝のことから、新規で英語のメッセージを送ってくるのはマリーしか考えられなかった。LINEの差出人名は違う名前だったが、マリーだと確信があった。私は飛び上がるほど嬉しく、すぐに返信を打った。

 

私「I’m Range. Marry, how are you? Are you okay? 」(私はレンジです。マリー、元気ですか?大丈夫ですか?)

 

続けてメッセージを送る。

 

私「I’m so sorry not to ask your LINE last night. I want to see you again today. Can I see you? 」(昨夜、あなたのLINEを聞かずに申し訳ありません。あなたに今日もう一度会いたいです。会えますか?)

 

既読はすぐに着き、返信もほぼ同時に来た。

 

マリー「Just woke up Range 」(起きたばかりよ、レンジ)

 

そうか今まで寝ていたのか。よしっ、それで会えますかの返事は?




しばらく待ったが、追加の返信は来なかった。私はとりあえず、「If you’re okay, I wanna see you again. Anyway please take care today too, Marry」(もし良かったもう一度あなたに会いたいです。とにかく今日も大事にしてね、マリー)と追加でメッセージを送っておいた。

 

また後で返事はあるだろう。とりあえずマリーとの連絡はこれで以後も取れるはず。今朝の失態は何とか挽回できたと思った。この時はそれで十分だと思っていた。

 

田原「レンジさん、良いことがあった?」

 

私「はい、例の女性とコンタクトが取れました!嬉しいです!」

 

田原「あー、そう!良かったね!で、彼女は何て言っていたの?」

 

私「まださっき起きたばかりだそうで。また連絡あると思うので、気楽に待ってみます。」

 

とは言いつつも、マリーのコンタクトがあってからの方が余程彼女のことが気になって落ち着かない。彼女は今何をしていて、何を考えているのだろうか。今日、もう一度会えるのだろうか。そればかりが気になる。追加でメッセージを連打するのもかっこ悪いし、ここはまた我慢だ。

 

田原さん、パーリー、私の三人でモールの中へ入る。とりあえず、アマンダのところへ向かおうということになり、目的のフロアーを目指す。また、昨日私一人でこの辺りを散策していたときに出会った現地男性のエピソードを田原さんに伝えると、彼はそのことは初耳だったようで驚いていた。

 

田原「へー、それは初めて知ったな…。このモール内の店員がね…。ゲホッ」

 

[そのときのエピソードはこちらの記事から]
【レンジブログ17】モール内で女を買う?マニラの強烈な援交事情。その1

【レンジブログ18】モール内で女を買う?マニラの強烈な援交事情。その2

 

私はどこの店舗だったか一人では思い出せず、とりあえず「アパレルショップ」と「眼鏡店」というキーワードは覚えていた。そのエピソードを田原さんは興味深そうに聞いていた。

 

賑やかなモール内。行き交う人はとにかく大変多かった。しかし皆、特に買い物しているという雰囲気ではなく、ブラブラと歩いているだけのような印象だった。

 

そして、昨日も訪れた怪しいブースのあるエリアへ到着、アマンダのところだ。今日は忙しいのか、呼び込みらしいスタッフは見当たらなかった。とりあえず、奥に向かうとアマンダが一人でお店にいた。

 

[アマンダの似顔絵と人物紹介している記事はこちらから]
【レンジブログ15】マラテでの一人行動開始。ホテルから徒歩でロビンソンモールへ

 

アマンダ「久しぶりねー、田原さん!」

 

田原「アマンダ、久しぶりー、元気?」

 

アマンダは田原さんと挨拶を交わし、パーリーとはハグをしていた。皆、お互い最近の調子を聞きあっている。また、私は昨日振りだったのだが、アマンダはさっそくの再会を喜んでくれているようだった。

 


[アマンダの店の周りにはたくさんの似たようなお店が並んでいた]

 

しばらく店内で皆と談笑する。どうやら他のスタッフは外に呼び込みやスナック(軽い夕食)を買いに出かけているらしい。カーラはこの日は子どもの体調不良により休みとのこと。私にはその理由がなんだか嘘ではないかなと感じたが、特に突っ込むことはなかった。

 

[カーラを紹介している記事はこちらから 【レンジブログ16】ロビンソンモールのスタッフに小さな恋をする。現地のWiFiルーターについて。 ]

[レンジがなぜ嘘だと思ったのかはこちらの記事から 【レンジブログ19】マラテの夕方。パンパシフィックホテルのロビーにて ]

 

田原さんとパーリーは店内のブランド物を見ている。何やら、パーリーが小さめのバッグがほしいらしい。田原さんにおねだりしている雰囲気がわかった。すぐにお目当てのバッグが決まり、展示品ではない状態の良い物は無いかアマンダに確認していた。アマンダはそのバッグを手に取り、近くの似たような店のスタッフに声を掛けながら店外へと出て行った。

 

田原「そろそろお腹減ってきたかな、夕食は何か食べたいものある?レンジさん。」

 

私「いえ、特には。何でも食べますよ!」

 

田原さんとパーリーが相談して、どこで夕食を食べるかすぐに決まったようだ。このモール内にもおすすめのレストランがあるらしい。

 

しばらくすると、アマンダがバッグとそのバッグを包装するブランド名の入った布製の入れ物と外袋を持ってきた。田原さんが支払いを行い、2000ペソほどを渡していた。直接値段を聞いたりはしていなかったので、おそらく毎度のことなのだろう。アマンダはとても嬉しそうだった。

 

アマンダに私たちはしっかりとお別れを伝え、そのブースを後にした。

 

 

[次回タイトル] ロビンソンモール内で夕食。マニラ最後の夜は一人で冒険?

[次回あらすじ]
ロビンソンモール内、シェイキーズ Shakey’s というピザレストランで夕食。また、レンジのマニラ最後の夜は一人で冒険に出ることになりそうだ。マリーから返信はあるのか、果たして。

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

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