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 [ウメブログ 前回のあらすじ]

クレマニのホレ担当ウメ。現在50代後半。約30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。
世界最長ロックダウンのフィリピン マニラへ。しかし、宿泊先がなかなか見つからない。ようやく見つけたのは外国人が所有する民泊物件(コンドミニアム)。
【ウメブログ外伝2】世界最長ロックダウンのフィリピン マニラへ、その2

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

※クレイジーマニラはオノケンブログ、レンジブログ、ポットブログ、ウメブログの四つのブログがメインコンテンツです。

 

 

ウメブログ外伝では、まず『世界最長のフィリピンロックダウン』、その最中に居たウメさんのストーリーを紹介しています。

ロックダウンinマニラを三話連続、その第三話です!!

 

 

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【ウメブログ外伝3】世界最長ロックダウンのフィリピン マニラへ、その3

 

 

ーー泊まれるコンドミニアムをようやくキープ出来た。

イタリア人オーナーに部屋を案内される。

 

1ベッドルームの30㎡位の部屋でまだ築年数が浅いので小綺麗である。

 

マニラ コンドミニアム
[コンドミニアムの室内(写真はイメージ)]

 

部屋に納得したので借りる事と正式になり、オーナーに現金で支払いを澄ます。

すると彼は、「目の前の部屋が自分の部屋だから、もし困った事が有ったら連絡してくれ」と言って部屋に戻って行った。

 

はあーーっ。

ソファーに寝転んだ。

部屋は取れたがまだまだやる事が有る。

 

まずはSOGOに荷物を取りに行き、チェックアウトを済ます。

その後 SMモールに食料品を買いに行かなければ今夜の食べ物が無い。

この日ここまで食べたのは、朝セブンで買ったパンだけだった。

その為二人ともお腹が空いていた。

 

気付けば既に14時。

「よし、すぐに荷物を取りに行くよ!」

お疲れの彼女を急かしてSOGOに向かう事に。

 

ーーしかしたかが700mだが、往復1.4km。

しかも荷物はスーツケースのガラガラ付き。

『行きたくねー』と心で思っていた時、彼女が「さっきのフロントのクーヤにお礼しないと」と言う。

 

フロントに彼が無かった。

代わりのスタッフに話を聞くと、「休憩に行っただけだからすぐに戻る」と言うのでロビーで待つ事にする。

 

コンドミニアム ロビー マニラ
[コンドミニアムロビー]

 

暫く待つと、先ほどのフロントの彼が戻ってきた。

お礼を言うと、「気にしなくて良いよ!」と笑っていた。

「これからどうするの?」と尋ねられ、これから前の宿に荷物を取りに行くと伝える。

「タクシーは捕まらないが車はあるのか?」と聞かれ、

無い事を伝えると「ちっと待ってろ」と言ってその場を去る。

 

すると一人の男(トム)を連れてくる。

この男性、今日はもう上がりだから車で荷物を取りに行ってくれると言う。

おおーっ、それは有難い。

本当に困っているときにフィリピンの方々は優しい。

 

ーートムにSOGOまで荷物を取りに行ってもらうことに。

車内で彼が、

「いつ帰るんだ。タクシーがいないだろ。帰る日、飛行場まで送ってやるよ」と。

彼が神に見えた。

本当にありがたい。

 

甘えついでに、「彼女をカバナトゥアンに送ってくれなか」と聞いてみるが、

「マニラを出る許可証が無い」との事でそれは無理だった。

ただ空港で降ろしてもらった後、彼女をパラニャーケのコンドまで送ってくれる事になった。

 

ーーそして荷物を取り、シェルレジデンスに戻る。

その足ですぐに買い物に向かう。

 

すでに16時になろうとしていた。

 

SMも19時に閉まるという事なので、表で買い物客が並んでいたら買えないかもしれない。

一番近いのはモールオブエイシアにあるSM。

歩いて5分ほどだ。

 

モールオブアジア
[写真はロックダウン前のもの]

 

到着すると入れる入り口は1か所だけのようだ。ガードマンに「反対側に回れ」と言われそちらへ向かう。

 

入り口に着くと外に50人程度が並んでいた。

これならすぐだと安堵したのもつかの間、全然動かない。

30分位した時に一気に半分くらいの人が中に入ると言ったペース。

 

しかしまた動かない。

しびれを切らし、入口の方の様子を見に行く。

すると、さらに店舗に入る間にちょっと広めのスペースが有り、入り口を挟んで左右にいすが置かれている。

片側で40人程度が座っている。

つまり、店内から40人が出たら、椅子に待機している40人を入れると言うシステムの様だ。

 

更に待つこと30分やっと椅子までたどり着く。

そして更に30分、やっと店内に入店。

 

品物はまだ売り切れなど無く肉も魚も野菜も充実していた。

 

食料とビールを買い貯めた。

そして出口にマネーチェンジャーを発見。

換金にも成功して取り合えず帰るまでの宿、食料、お金はキープできた。

 

重い荷物を持ってコンドミニアムへ戻る。

 

取り合えず、ビールを2本一気に飲む。

「ちょっと落ち着いたところで料理するから」と彼女に言って、くつろいでいたらそのまま寝落ちしていた。

 

気が付いたら2時間ほど寝ていて彼女も横で寝ていた。

何だかんだで疲れた1日だった。

 

すぐにネット情報でフィリピンのJALの発着を調べる、この段階では変更はない。

買い物に行った際もモールオブエイシアで空いていたのはSMの食品コーナーと薬屋とマックだけだった。

マラテや繁華街に向かっても、何処も営業していないのは想像できたので、この日から帰る日まではコンドにただ居るだけとなった。

 

その間もニノイアキノエアポートの封鎖話は出ては消え、出ては消えしていた。

 




 

そして帰る日の前日。

ついに23日からとうとうエアポートの閉鎖が確定した。

 

予定の帰国日の22日を過ぎると暫くは日本に帰れない。

 

とても寝坊して乗り遅れましたなんて決して言えないだろうと変に気合が入っていた。

 

ーーそして翌朝。

約束通りコンドミニアムの従業員にエアポートまで送ってもらい、そこで私は降りた。

彼女はパラニャーケのコンドまで送ってもらった。

 

マニラ空港
[マニラ空港(写真はイメージ)]

 

カウンターでチケットの発券。

すると現地JALスタッフがなんか言っている。

ちゃんと聞いてみると、サクララウンジがコロナの影響でクローズだと。

そしてこれにサインをくれと言うのでサインをしたら、サクララウンジが使用できなかった損害金らしい500pを渡された。

 

しかしサクララウンジがやっていないという事は……。

 

やはり他もやっていない。

唯一搭乗口の横の売店のみ営業。

仕方なくそこでビールをグビグビ。

 

すると待合席にパラパラと搭乗者の姿。

搭乗開始時間前にも拘らず早くも搭乗が開始された。

あっという間に搭乗完了。

帰りのビジネスクラスは私を入れて2名。

遅延も無く飛行機は出発時間の15分前に離陸。

 

そして成田に着く。

成田に着くも、特別検疫や入国審査も変わりなく、ただ人が居ないだけだった。

 

今考えるとあんなのでコロナの水際対策が出来ていたのだろうか……。

 

やはり心配していた彼女、友達が泊ってくれてはいたがその友達も自分の家族子供が在るので1週間で家に帰る事に。

 

私が日本に帰って2週間ほど過ぎた頃、マニラのロックダウンが延長する事が報道される。

 

するといつ帰れるか分からない不安と孤独からホームシックになり、毎日の電話でイライラや怒りぽくなり喧嘩ばかりするように。

 

そして彼女を田舎に帰す方法を探す。

 

私と彼女の友人知人に片っ端からマニラを出る許可を持っている人が居ないか探す。

が、誰もいない、するとある知人からの情報で、一部の人間は今でも仕事の為に郊外からマカティに入って来ていると。

それを聞いた時、自分で運転してくる人もいるが、日本でいうハイヤー的な運転手付きで来る人もいるだろうと。

そしてフィリピンのレンタカーのシステムにドライバー付きが有るのを思い出す。

インターネットのレンタカーサイト連絡をすると意外にあっさりと見つかった。

カバナトゥアン、100kmの往復で日本円で3万程度。

普段なら高いと思うが彼女を返す事を優先したのでそのレンタカーを予約。

 

ーーその2日後無事家に帰る事が出来た。

途中3回検問があったそうだが、許可証の確認と検温のみだったそうだ。

 

こうしてロックダウン中の渡比は終了した。

 

あとはコロナの収束が早まる事を祈るだけである。

 

 

[ウメブログ外伝3 終わり]

 

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改めてウメブログを始めから読みたい方はこちら↓

クレイジーマニラ 新連載『ウメブログ』
【ウメブログ1】日本のフィリピンパブの過去、マニラへ向かうきっかけ

 

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ウメさん、お疲れ様です! いやー、本当によくご無事で。彼女さんも実家に戻れて良かったですね。一部繁華街では賑わいを取り戻しつつあるようです。まだ厳しい状況だとは伺っていますが……。

 

 

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ウメ
ウメは元経営者で、30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。早期リタイア、二度の離婚、ネトゲ廃人も経験。クレマニのホレ担当。とにかく人に惚れやすい。都合が悪くなると逃げる、姑息な手段を使うなどゲスな一面も。

5 コメント

  1. ラスト1日で脱出できましたね。よかったです。

    スーパーの行列はニュースで見ましたけど、日にちが経つと売り切れ品が出てくるんですよね。なかなかシビアですよね。いい時に帰国できたと思いますよ。

    日本でも色々売り切れが続出することがありましたけど、しかも台風とかで、ほぼほぼ情弱が買い占めに走るという悪循環でしたね( ̄▽ ̄;) 今でも台風が来るとなると買い占めが行われるという、学ばない人が多いこと、腹立ちますねw

    そして現在に至るんですね。ロックダウン長いなぁ💦

    早く行けるようになったらいいですね😄

  2. ウメさんお疲れさまでした❗

    私も2月の半ばからボラカイに数泊、パンパンガの自宅でのんびり、スービックに数泊と3週間程フィリピンに居ました。

    結果3月12日の帰国だったので、無事に帰りましたが、その後に行くとは素晴らしいの一言です。

    ただ、その後こんなにも長期間、帰れなくなるとは思ってもいませんでした。
    12才になる息子は、私と同じ位の身長になったみたいで、早く会いたいものです。

    長期間の執筆ご苦労様でした。

  3. お疲れ様です

    フィリピン人は緊急時には親切に対応してくれるのですね。。。

    もっともウメさんの人徳が幸運を引き寄せたのでしょうが、、、

    貴重なロックダウンからの脱出も大変でした。。。

    海外渡航の一日も早い復活を祈りましょう!!😎

  4. ウメさん、きわどい脱出劇でしたね。
    ウメさんも彼女さんも無事帰宅できてなによりでした。
    不測の事態に出会ったときに対応できるところがさすがの生命力と言いますか
    しぶとさと言いますか・・・。
    見習えるものなら見習いたいものです。
    ロックダウン中の特派員報告(笑)ありがとうございました。
    渡比の復活とウメさんの第二章を楽しみに地味な生活を送って行きたいと思います。

  5. ウメさんお疲れ様です。
    無事に帰れて良かったです。
    ヒヤヒヤですね、また彼女を帰すのに機転の利くこと、さすがです!!
    お疲れ様でした。

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