チャンチュン アブリッツ ホテル (Changchun Abritz Hotel)

 

 [ウメブログ前回のあらすじ]

ウメブログ第二章がスタート。舞台はベトナムから。次第にフィリピンが恋しくなっていた頃に、帰国。その後、出会い系で中国人女性と知り合う。そして実際に会うため、韓国乗継ぎで中国へ。
【ウメブログ41】第二章、あいつがいよいよフィリピンに帰って来る!?

 

改めてウメブログを始めから読みたい方はこちら↓

クレイジーマニラ 新連載『ウメブログ』
【ウメブログ1】日本のフィリピンパブの過去、マニラへ向かうきっかけ

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

※クレイジーマニラでは以下の5つのブログがメインコンテンツです。

 

 

クレイジーマニラの大看板、ホレ担当ウメさんの第二章です。

あっさりとはフィリピンへ行かず、なぜか中国へ。

意中の女性とは会えるのでしょうか。

それでは『ウメブログ第二章』、第42話をスタートさせていただきます。

 

クレイジーマニラ ウメブログ 超ベテラン

 

 

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【ウメブログ42】出会い系で女性に会うため中国へ、現れたのは別人!?

 

 

ーー中国人女性の『チェンチェン』が待つ長春空港に向かう……。

 

彼女と会うのはもちろん初めてである。

写真のやりとりはしているので、おそらくお互いに分かるだろう。

チェンチェンは可愛らしい中国人。

期待を胸に、機内で到着を待つ。

 

中国人女性 出会い系
[中国人女性チェンチェン]

 

ーー仁川国際空港から約2時間半のフライトだった。

無事に長春国際空港へ。

 

イミグレーションも混雑も無く過ぎ、待ち合わせ場所の駐車場へと向かう。

 

ーー人の姿は疎らだ。

……チェンチェンはどこだろう?

少し周辺を見渡す。

 

すると、相手側が私の事をすぐに分かった様で、声をかけてきた。

 

二人の女性だった。

 

なぜ二人?

んでもって、どっちがチェンチェン?

どっちも知らない顔だ。

 

「ウメさんですか?」

「はい、チェンチェンですか?」

「いいえ、私は通訳です。彼女がチェンチェンです」

 

そして、指さした女性が軽く会釈をする。

 

誰だ……。

あんたはいったい誰?

貰っていた写真の面影すらない全くの別人だった。

と言うか、ただのブスだった。

 

しかもあんた、日本語話せるって言ってたのに何故に通訳が一緒なのだ?

 

こんな事まで嘘をつくの?

会えば全部バレるのに?

何度もメールで自信満々に「私は可愛い」って自分で言っていたのに?

可愛いだと? 何の冗談だ……。

 

そんな思いが頭の中をグルグル駆け巡る中、通訳が何か言っていた。

しかし、全く耳に入ってこないし、記憶にない。

出会った瞬間からモゲていた。

 

中国人女性のブスさにモゲる日本人

 

はるばる日本から韓国乗継ぎでここまでやって来たのだぞ。

その見返りがこれとは仕打ちも酷過ぎるだろう……。

 

ーー取り合えず予約していたホテルへと向かう事にする。

 

タクシーの中でも通訳が何か言っていたが覚えていない。

これからの1週間、俺はどうすればいいのだろうか?

 

こんな可愛くもない中国人の為に、こんな所まで来て俺は何をしているんだろうか。

 

しかし、チェンチェン。

メールでやりとりしていた時からお金の無心とかは無く、私と会う事をひたすら望んでいた。

それで私も信用して会いに来たのに……。

何故別人28号となり、私と会う気になっていたのか不思議でならない。

 

ーーうわの空でいると、ホテルに到着。

通訳は帰るとの事で「何かあれば連絡してください」と名刺を置いていった。

しかし、今のこれ以上の何かは無いだろうと突っ込みたくなったが、「ご苦労様でした」とお別れをした。

 

中国 ホテル
[滞在先のアブリルズ ホテル]

 

ーーホテルは、日本で予約していた。綺麗な所を吟味して選んだ。

チェンチェンと一緒にチェックイン。

二人で部屋へ。

予想通り、とても綺麗で部屋なども新しく快適であった。

 

荷物を置き、彼女に話しかけてみる。

しかし、英語と日本語はまるで通じない。

 

結局、翻訳ソフトを使い、中国語と身振り手振りで「夕食を食べに行こう」と誘う。

 

ーー外に出ると、11月の上旬なのにむっちゃ寒い。

緯度的には北海道と同じくらいだからそれは寒い。

ダウンジャケットを持って来ていて本当に良かったと思った。

 

下がったテンションを上げようとチェンチェンの手を繋ぐ。

しばらく一緒に歩いたが、まぁまぁのブス(私の好みとして)なので、何もかも盛り上がらない。

 

何が食べたいのか聞いたが「何でもいい」との事。

あちらこちらに韓国料理の看板が目立つので、その場でググる。

近くに評価のいい韓国料理屋を見つけたので、そこへ行くことにする。

 

ーー長春は北朝鮮の上の方の位置になるので、北朝鮮の外貨獲得のための韓国料理の店が沢山在るのだと言う。

 

ーー店の造りは綺麗だった。

 

適当に料理を頼み、ビールで乾杯。

何に乾杯だか分らんが。

 

料理が運ばれて来て、テーブルに焼子が付くスタイルで肉を焼いていく。

焼くと言うより温めている感じだ。

焦げ目がつく前にひたすらひっくり返すので焼肉感がない。

 

それよりも、なんなら焼子の方が可愛い。

チェンチェンとチェンジしたいくらいだ。

しかし、おそらく焼子は北朝鮮人と思われる。

私に身の危険が及ぶ可能性が有るため断念する。

出会い系で中国まで女に会いに来て、北朝鮮に拉致られたら笑い話にもならない。

 

ーー店内を見渡すと私の好みの子が二名ほどいた。

日本人が珍しいのか、私と中国女性が何も会話をしないのが珍しいのか、こちらをチラチラ見ている。

 

当然、会話は盛り上がらず。

ただ呑む以外無く、ひたすら呑む。

 

ーーそして帰り際、チラチラ見ていた女の子に「君、可愛いね」と話しかけると、「ありがとう」と返ってきた。

……簡単な英語といえコミュニケーションが取れる可能性がありそうだ。

北の工作員なら英語位話せるだろうし。

かえって工作員(?)との疑問を持ちつつも、今連れているブスの顔を見ていると、思わず『拉致して!』と言い出しそうになる。

 

ーーホテルに戻る。

しかし、やる事も無く何か色々疲れたので寝る事にする。

 

チャンチュン アブリッツ ホテル (Changchun Abritz Hotel)
[ホテル室内]

 

チェンチェンもシャワーを浴び、同じベッドへ。

 

ーーそれにしても折角中国まで来たのだからとゴールをこじ開けるが、スタイルはずんぐりむっくり。

プレーはマグロ。

中折れする前に瞑想に耽り、いい女との試合を必死でイメージ。

で、何とかフィニッシュはした。

……終わってみたら、『俺、何やってんだろう』と逆にさらに落ち込む。

 

寝る事にした。

 

ーー翌朝。

起きて相変わらず会話も無く、お互いが各自好きなことをして過ごす。

私はPCを持って来ていたのでPCを、彼女はひたすらTVを見ていた。

 

チャンチュン アブリッツ ホテル (Changchun Abritz Hotel)
[ホテル室内]

 

ーーホテル内で昼食を食べ、夕方。

彼女は私が乗り気じゃない事を感じていたのだろう、突然「帰る」と言い出した。

私は心の中で思わず『やったー』と叫んでいた。

 

そして彼女の口からとんでもない要求が、

「帰るから5万円くれ」

と言い出した。

 

「その内訳は?」と尋ねると、「長春から電車で3時間かかる所から来ているのと、仕事を休んで来たから」と言う。

 

私の積算によると、交通費が片道5千円、仕事休み2日×破格の日当1万円で合計3万円だ。

 

そして、3万渡すと何がぶつぶつ文句を言っている。

私はそれを無視して、部屋から追い出した。

せいせいするわいっ!

 




 

そして、いよいよここからがゲスの旅だと喜びに震え、計画を考える。

 

実は、ここ長春での遊び方は一通り日本で調べていた。

長春中心街に行けば女の子がいる。

フィリピンのKTVみたいな店が結構あるらしい。

そこでゲットしても良いし……。

他にも、出会い系でメールしている子がここ長春とその隣町に一人ずつ計二人いるのだが、こちらに来てから連絡が取れていない。

一応、チェンチェンメインで会うつもりだったので、長春に行くことを伝えていないが、急な仕事か入ったとか言い訳はどうにでもなる。

 

長春 チャンチュン 街並み
[長春(チャンチュン)中心部]

 

現に長春には仕事で来る日本人が結構いるらしい。

皆、中心街で泊まって遊ぶみたいなので、私の様にローカルなホテルに一人で止まっているのは珍しいみたいだ。

 

さて、二日目も夕方。

明日の事はまた起きたら考えようと、まず近場を探索することにする。

 

 

[ウメブログ第42話終わり]

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次回、ウメブログ第43話「仕切り直しの中国旅行、どうなるウメ!?」

 

 

オノケン
クレイジーマニラ ライター オノケン
ウメさん、お疲れ様です! 出会い系はこういったリスクがあるので…… 残念でしたね。切り替えて行きましょう!

 

レンジ
クレイジーマニラ ライター レンジ
ウメさん、お疲れ様です! とりあえずゴールを決めるあたり、男の意地を見ました! お金を要求されるあたりはさすがのオチです!

 

 

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ウメ
ウメは元経営者で、30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。早期リタイア、二度の離婚、ネトゲ廃人も経験。クレマニのホレ担当。とにかく人に惚れやすい。都合が悪くなると逃げる、姑息な手段を使うなどゲスな一面も。

6 コメント

  1. こんばんは

    あちゃー、いきなり通訳が居て本人は別人28号だったとは😥

    しかもマグロとは、、、恐ろしいです。

    〆は5万。。。どんだけ強欲なんでしょう?

    流石は中国。。。でも北朝鮮も興味あります。喜び組?

    • 鳩麦茶さん
      お疲れ様です。
      流石に中国4000年の歴史のだましには勝てません。
      引き続きよろしくお願いいたします。

  2. ウメさん、

    ブスでもゴールを決めるとは流石です!そんなこと私にはできません( ̄▽ ̄;)

    でも、ここからですよね🤣本領発揮してください!w

    しかし、言葉が通じないのは痛いですね💦

    • エッジさん
      お疲れ様です。
      ただただ元を取ろうとしただけです。
      本領発揮できればいいんですが、時がたって女のレベルが上がっている感じです。

  3. この状況で手をつなぐだけでも凄いのに、ゴールまで決めた梅さんは素晴らしいです。

    しかしながら、梅さんとは近似点が多く、私も昨年までは大連へ頻繁に訪問していました。(もちろん仕事ですが)
    北朝鮮に拉致されるのも怖いですが、中国の公安も負けず劣らずなのに、堂々と活動する梅さんは、もはや涅槃の境地(お坊さんだから)にたどり着いているのかもしれませんね。

    • みちをさん
      お疲れ様です。
      はずかしーーっ
      思い出したくもない思い出をブログで暴露するって結構ダメージ大きいですw
      引き続きよろしくお願いいたします。

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