バタンガス リゾート おすすめ

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

[レンジブログ前回のあらすじ]

フィリピーナ彼女の誕生日を祝うため、フィリピンへ。バタンガスと言うリゾートエリアのホテルに彼女の一家と共に向かう。「キャンプネタンヤリゾート」にチェックインする。

[前回記事]
【レンジブログ167】バタンガス旅行「キャンプネタンヤリゾート」の紹介

 

レンジブログは第三章で完結しています。

そして、それ以降のエピソードが「オノケンブログ」の内容になります。

オノケンブログ

[オノケンブログ第一話]
オノケンブログ第一話「転落と後悔」
オノケンブログ累計400万PV達成 第一話へ

また、レンジ個人のその後のエピソードは「外伝」という形で記述しています。

ここまで三つの外伝がそれぞれ完結しています。

 

 

【レンジブログ168】マニラから近いおすすめリゾート「バタンガス」

 

ーー昼寝から目を覚ました頃。

ホテルの外には夕焼けの空、穏やかな海が広がっていた。

 

バタンガスおすすめリゾート キャンプネタンヤ
[キャンプネタンヤリゾートから望む夕日]

 

バタンガスの地にて、日頃の疲れが癒される。

しばらくその光景をテラスから眺めた。

 

ーー私は、まだ寝ているマルコをそのままに、母親と弟の部屋へ向かった。

 

ドアをノックすると、弟が出てきた。

中に入ると、母親も起きていた。

私は「マルコは未だ寝ています」と伝える。

すると、弟が「レンジ、泳ぎに行こう!」と誘ってきた。どうやら母親も一緒にプールへ来るようだ。

 

私は一旦部屋に戻り、水着の準備をする。

ラッシュガードを羽織り、プールサイドへ向かった。

 

バタンガスおすすめリゾート キャンプネタンヤ
[日没時のプールサイド]

 

昼食が遅かったため、お腹は未だ空いていない。

すっかり元気を取り戻した私と弟は、プールに入ってチャプチャプと遊び始めた。

始めこそ肌寒かったが、水に浸かっていると暖かい温水のように感じてきた。

弟が「レンジ、喰らえぇ!」と私に派手なプロレス技を掛けてくる。

少年の余りあるパワーに圧倒され、首をロックされた時には意識が飛びかけた。

なんとかいなしながら、それに付き合った。

母親はリクライニングチェアに座って、リラックス。私たちの様子を笑顔で見守っていた。

 

ーー小一時間ほどプールで戯れた。

完全に陽が落ち、暗闇の中にプールの照明が光る。

大変良い雰囲気だった。

周りには何組かの家族と、カップルの姿があった。

 

バタンガスおすすめリゾート キャンプネタンヤ
[日没後のキャンプネタンヤリゾート]

 

私たちは次第に体が冷えて来たので、プールから上がることにした。

弟に「明日は海で船に乗ろう」と言うと、彼は「やったー!」と歓声を上げた。

 

母親に「お待たせしました」と言いながら、三人でホテルの中へ。

私は着替えるために部屋へ戻った。

 

ーー部屋の中では、目を覚ましたマルコが何やら準備をしていた。

 

自身の誕生日をお祝いするためのデコレーション。

紙の飾りを壁に貼りまくり、何個ものバルーンを膨らませている。

「Range, help me. (レンジ、手伝って。)」

私もその作業を手伝った。

 

どうやら後ほど写真を取りたいのだと。なるほど、フィリピンスタイルの誕生日だな。

ラインのタイムラインやフェイスブック、インスタで良くみかける写真だ。

 

『ハッピーバースデートゥ自分』

 

マルコも例外ではなく、出来るだけ派手な飾り付けをベッド周辺に施していた。

 

ーールームサービスのラストオーダーの時間が迫っていたので、私は母親を誘い、一緒にレストランへ。

メニュー表を見ながら、ディナーをオーダーした。

30分後に部屋に持ってきてくれるとのこと。

皆で私たちの部屋で食べることにした。

 

バタンガスおすすめリゾート キャンプネタンヤ
[レストランの食事を部屋で食べることができる]

 

私と弟はお腹が空いていた。

しかし、母親とマルコはほとんど食事に手を付けなかった。「後でケーキを食べるから」と。

私は甘いものが苦手なので、彼女たちの分も食べた。

 

ーーそして、食事が落ち着いてきたところで、マルコの誕生日祝いが始まった。

『ハッピーバースデーの歌』を皆で歌い、ケーキを小皿に分けた。

 

「Marco, I’m sorry. I don’t have present for you now. (マルコ、ごめん。今誕生日プレゼント持ってない。)」

「It’s okay. We’ll buy iPhone X after this. (いいわよ。この後、iPhoneXを買うんだから。)」

「I mean I couldn’t buy that in Japan before your birthday. (いや、誕生日前に日本で買ってくることができなくてごめん。)」

「It’s okay. Everything in Japan is expensive. Philippines is much better. (いいわよ。日本は全てが高いでしょ。フィリピンで買った方が良いわよ。)」

 

ん? そうなのか?

iPhoneXがフィリピンではマーケット価格になっているのか?

私はこのとき少しだけ期待をした。安いのかもしれない……。

 

ーーその後、しばらくマルコの写真撮影に付き合った。

しかし、私の撮り方が下手だと言い、すぐに母親へカメラを受け渡す。

 

初めこそパジャマや備え付けのバスローブ姿で撮っていた。

しかし、マルコはそれらを脱ぎ始め、謎のランジェリー姿に着替える。

ちょっとセクシーな写真を取り始めた。

 

 

私と弟は冷めた目でその光景を見守った。

おいおい、その写真をインスタに乗っけるのか? イイネは増えるだろうが、変な輩に狙われても知らないぞ。

 

しかも、そのランジェリー…… 何処かで見覚えがある。

母親が日本で着ていたやつじゃなかろうな。

 

 

良く似ているが……。

 

その間、私と弟は夜のホテル探索に出かけた。

この「キャンプネタンヤリゾート」の中はかなり広いようで、未だ行ってないエリアがあったので気になっていた。

 

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[ホテル敷地内はヨーロッパの街並みのよう]

 

ヨーロッパの何処かの国に迷い込んだような感覚だった。

白壁のおしゃれな街並みを再現した造りになっている。

所々に小さなショップやワインバーがあった。

 

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[ホテル内のお土産屋]

 

私と弟はそれらショップの中に入って、どんなものが置かれているのか観察した。

 

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[ホテル内のワインバー]

 

ワインバーの中にも入ってみたが、奥でスタッフがミーティングをしているようで、もうこの時間は閉店したとのこと。

私たちは一通りホテル探索を終えた後、部屋に戻った。

 

ーー部屋ではまだ撮影会が続いていた。

まぁ、余程このホテルを気に入ってくれたのなら嬉しい。連れてきた甲斐がある。

 

弟は眠たそうにしており、それに気付いた母親が「そろそろ部屋に戻るわ」と言う。

 

この日はここで解散となった。

 




 

ーー翌朝。

目を覚ますと、マルコは未だ寝ていた。

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私は彼女を起こさないように、ベッドを出る。

この朝、あるところへ向かうことにしていた。

それは、

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ジムである。

昨夜のうちに、ホテルの中に見つけていた。

今日はこの後、海に行く。

私はこの朝だけ、少しでもシェイプアップしようと決めていた。

マルコにちょっとでも褒められたいのだ。

 

さっそく、マシーンに座り、筋トレを始める。

しかし、すぐにわかった。重い。

 

ケンさんは確か100kgとかでヤッてるんだよな……

マジでゴリラだな。

 

私はウェイトを30kgくらいに設定し、せっせと小刻みに体を動かした。

リゾートに来てまで体を鍛える私。

きっとこれで1kgは体重が減ったことだろう。

 

ーーお腹が空いてきたので、部屋に戻った。

マルコは未だ寝ている。

異様に空腹感を感じた私はこっそりレストランへ一人で向かった。

 

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今日も外は良い天気のようだ。

私は食事を終え、しばらくテラスでタバコを吸いながらコーヒーを飲んだ。

ゲプッ!

喰った喰った。満腹だ。朝のエクササイズ分は回収しただろう。

 

ーー部屋に戻ると、起きたマルコと母親の姿があった。

私は「朝方にジム行って、今朝食を食べてきたよ」と伝えた。

彼女たちは私を軽く無視し、水着選びに集中していた。

 

この日、午前中はまずプールで遊んで、ランチ。午後からは、ボートを予約して海にシュノーケリングへ行くことになっていた。

 

私以外はパンとミルクだけの朝食を済ませる。

 

ーー皆でプールへ。

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弟とマルコは元気良くプールに入って行く。

私は母親に「お母さんも、ほら!」と誘う。

始め母親は遠慮していたが、私の強引な誘いを受け入れたようで、楽しそうに浮かんでいた。

私と二人で水に浮かぶ姿は、二匹のブタが水死した様だっただろう。

 

ーーマルコはしばらくプールに浸かった後、すぐにスマホで自撮りを始めた。

私もそれに付き合う。

途中、ホテルのスタッフがカメラマンを申し出てくれて、マルコと二人、新婚旅行のような写真を取ってもらった。

 

この写真くらいなら良いか。

私は現状報告のため、ケンさんに何枚か写真を送った。

 

そして、皆プールを上がり、ランチタイム。

部屋で一休みして、午後からのシュノーケリングに備えた。

 

バタンガスおすすめリゾート キャンプネタンヤ
[ホテル海側の船着き場]

 

ライフジャケットを着て、船に乗り込む。

 

バタンガスおすすめリゾート キャンプネタンヤ
[チャーター船には二人のスタッフが同乗]

 

ホテルから15分ほどのところにある、別のビーチへ到着。

その少し沖にシュノーケリングスポットがあった。

 

バタンガスおすすめリゾート キャンプネタンヤ
[サンゴ礁の上に魚群]

 

マルコは真っ先に海へ入って行った。

続いて、私と弟も。母親は船上で待機。

弟は始め、シュノーケルでの呼吸法がわからないようで、過呼吸になり、溺れかけていた。

私はその使い方を説明し、「ゆっくり、口だけで呼吸してごらん。水が入ってきたら、強く吐き出して」とアドバイス。その場で示しながら、一緒に練習した。

 

スタッフが船の上からパンの餌を撒くと、凄い数の魚が寄って来た。

色彩豊かな魚群がとても綺麗だった。

 

ーー海での遊びを一通り満喫した後、夕方にホテルへ戻って来た。

しっかり体を動かし、陽を浴びたので、皆疲れていた。

 

この日、早めに部屋へ戻り、休むことにした。

 

さて、明日はチェックアウト。

マニラに帰るまでに別れ話をしなければ。

iPhoneX…… 買いたくねぇ。

 

 

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バタンガス旅行おすすめホテル紹介

「キャンプ ネタンヤ リゾー トアンド スパ (Camp Netanya Resort and Spa)」

キャンプ ネタンヤ リゾー トアンド スパ (Camp Netanya Resort and Spa)はバタンガス旅行でおすすめのリゾートホテルです。
小高い丘で海に面しており、プールサイドから見るとディズニーアニメに出て来そうな雰囲気のホテルです。
マニラ市内から車で約3時間ほど。食事はホテル内のレストランかルームサービスを利用できます。
シーサイドは「岩場」で白い砂浜ではありません。砂浜やシュノーケリングへのアクセスはホテル内のチャーター船を利用します。
ホテル内にはジムやスパ、お土産物屋やショップも充実しています。
バタンガスの人気リゾートホテルです。

 

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

6 コメント

  1. 一日だけの筋トレで結果を...だと…?あきれて言葉も出ません。誰か言葉にできないをかけてください。そして私は130キロです。その30キロの価値は大事なのできちんと130キロでお願いします。
    100がゴリラだと130はマウンテンゴリラですか?

  2. 誕生日あるあるですね!
    彼氏そっちのけで写真に没頭する、プレゼントが気になる。ムードも何も無くなる、、

  3. 旅ネタも良いんだけど、やっぱりクレマニには夜の街でモゲまくる話が面白いかなぁ。今後の展開に期待しながら毎日読んでます。

  4. クレマニヘビー読者です。
    オノケンさんやレンジさんのような経験はありませんが、自分なりのドラクエをフィリピンで楽しんでます。
    要所で同感するところが多く、すっかりファンになりました。
    これからも更新頑張ってください!
    特にレンジさん、お疲れ様です!

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