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 [ウメブログ前回のあらすじ]

ウメブログ第二章、マニラ通い再開。KTV『しあわせ』にて出会った女性”マライア”に、どんどんとハマっていく。
【ウメブログ73】フィリピーナの罠にハマりにハマっていく日本人!?

 

改めてウメブログを始めから読みたい方はこちら↓

クレイジーマニラ 新連載『ウメブログ』
【ウメブログ1】日本のフィリピンパブの過去、マニラへ向かうきっかけ

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

※クレイジーマニラでは以下の5つのブログがメインコンテンツです。

 

 

ウメさんが再びフィリピンへ通い始めます。

それでは『ウメブログ第二章』、第74話をスタートさせていただきます。

 

クレイジーマニラ ウメブログ 超ベテラン

 

 

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【ウメブログ74】マニラで恋に落ちたフィリピーナが急遽来日する!?

 

 

ーー私はマライアにハマり、せっせとフィリピンに通う働きバチ。

 

そんな日常が当たり前になりかけていた頃。

 

モンスターは言うのだった。

 

「博多は楽しかった。また日本に行こうかな……」

 


[マライアの似顔絵]

 

全てはこの思い付きの様な一言から始まるのだ。

「行こうかな」とは言ったものの、行かなければいけない何かある訳でもない彼女。

しかし、気持ちが抑えられなくなったマライアはプロダクションに速攻で相談したのだ。

 

すると「今は関東なら行ける」との答えを貰ったようで、私に「ウメ、あなたの家は東京だよね?」

と聞いてくる。

「そうだけど何で?」

「関東って東京も入るでしょ、なら来れるね!」

 

ぶっー!

なんだもう行く気でいるのか?

 

「関東って言っても広いよ」

「そうなの、多分群馬か茨城だって」

「群馬、茨城も遠いい所は150kmは離れているよ」

「そうなんだ……」

 

やばい、来る気満々だ。

マライアに日本に来られてしまっては、私が頻繁にフィリピンへ通う事が出来なくなる。

するとカプセル怪獣たちとの楽しいパコりも出来なくなる。

これは何とか阻止しなければならないと考えた。

 

そこで関東のフィリピンパブのネガティブな事を話した。

「東京にはタレントのいる店はほとんどない。栃木・群馬・茨城・千葉・横浜辺りにはタレントが居る店もあるが、あまいいい話は聞かないよ。タレントの管理も五月蠅いみたいだし、ノルマとかも厳しいみたいだよ」

なんとか阻止しなければ!

 

ところが、彼女はもう既に心ここに在らずの状態であった。

 

そして、早いこと翌日にはマネージメント契約にサインしてきたと言う。

私のフィリピン遊びに黄色信号がともった瞬間であった。

 

候補地は「群馬か茨城になるだろう」と言う。

私はなるべくその話を聞かないようにしていた。

ただし、一つは『フィリピンに行かなくてもマライアに会える』という事は凄いメリットてあるとも考えた。

また、月に2回程度ならマライアの目を盗んで渡比すれば、それはそれで楽しいことになるのではとも考えていた。

 

そしてその間も相変わらず渡比を続け、マライアに振り回され、カプセル怪獣たちとの試合を楽しみ……。

それなりに充実したフィリピンライフを楽しんでいた。

 

ーー2か月が過ぎた頃、マライアにビザがおり日本行きが決定した。

行先は群馬県。

私の自宅からだと高速を使って1時間ってところだろう。

 

日本行きが決定して意気上がるマライア。

今後このモンスターがどのように成長していくのかと思うと、とても恐ろしいものを感じた。

 

「私はたくさんのお客をゲットするから。ウメはたまに来ればいいからね!」

 

本当か?

本当にそうなって欲しいものだと本気で祈った。

 

ーーこうしてモンスターは日本に上陸する。

 

到着してすぐにLINEに、

「今成田に着いた」と連絡が。

「頑張ってね」とだけ打ち、それ以上の言葉は控えた。

 

ーー翌日、早速。

「何で昨日は来なかったのよ!」

と言う文句が届く。

しょうがない。どんな店か覗いてみる事にする。

 

ーー私の近年の日本(都内下町辺り)のフィリピンパブの印象は、タレントは無くアルバイトばかり。

容姿も豚さん・カバさん・牛さんかおばさんしかいない。

さらに親族ビザなどでの在留の為、ブスのくせに生意気なババエが沢山いるイメージだ。

とても楽しいものではなかった。

あまり良くないイメージがあったため、日本のフィリピンパブにはここ何年か行った記憶が無い。

 

そんな状況の中、あのモンスターはどの様な変化を見せるのか。

怖いもの見たさの気持ちもあり群馬に向かう。

 

ーー群馬のとある町へ。

ここの駅は廻りの田舎から通勤・買い物・歓楽に出てくるハブ駅になっているようだ。

町自体そんなに大きい街ではないのだが、夜になるとそれなりの人の賑わいが出来る。

 

そして怪しいネオンが……。

 

ここに来る人たちはほぼ自分の車で来て、帰りは代行で帰って行くと言ったスタイルだ。

なので夜になるとタクシーはいないが、代行が凄くたくさん客待ちをしているという東京では見られない光景になる。

それがまた、知らない所に来た的なワクワク感をくすぐり楽しく思えた。

 

ーーローカルのJRの駅、昼間は静かな町が夜になると飲み屋街に変わる。

看板を見れば一目でフィリピンパブだとわかるお店がちらほら。

 

東京のフィリピンパブイメージ
[日本の繁華街(写真はイメージ)]

 

そして目的の店『ハニービー』の前に。

 

呼び込みの店員が立っている、この辺も新鮮であった。

東京では既に店員による呼び込みは罰則になるため、そのような光景を見る事も無くなっていたからだ。

 

ーースタッフに声を掛けられる。

「ご指名はありますか?」

「マライアを」

すると、

「情報早いですね、初めて来たタレントなのに……」

「ちょっと知り合いで呼ばれたのよ」

 

そんな事を話しながら店内に。

 

昔のフィリピンパブのイメージ
[フィリピンパブ(写真はイメージ)]

 

店の外見もそうだが店内もそうだった。

とても懐かしくなる。

忘れていた気持ちまでも甦ってくるようだ。

 

そう、そうなのである。

 

ゲスが初めてハマった店の様な昭和の匂い満載。

 

しかも、タレントメインで営業しているのだ。

 

そのノスタルジックさに感動すら覚えるようだった。

 

 

ウメブログ第二章完結

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

[第二章あとがき]

これを持ちまして第2章を終了とさせてもらいます。

第2章も多くの読者の方に読んでいただきありがとうございました!

次回作は、【第3章日本フィリピンパブ編】をお送りしていきたいと思います。

本当に昭和レトロ感満載で、思わず若返ったのではと思うような錯覚に陥りました。

そんな中、更にモンスターマライアにやられていくゲス。

またそこから別の恋も芽生えそうな予感。

ぜひお楽しみにしてください。

第2章最後までお付き合いいただきありがとうございました。

皆さん、良いお年を!

 

惚れ担当 ウメ

 

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ウメ
ウメは元経営者で、30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。早期リタイア、二度の離婚、ネトゲ廃人も経験。クレマニのホレ担当。とにかく人に惚れやすい。都合が悪くなると逃げる、姑息な手段を使うなどゲスな一面も。

4 コメント

  1. ウメさん、

    第二章完結お疲れさまでした。なかなかの駆け足だったみたいですね😆純愛を求め、カプセル怪獣で息抜きをして、結果、満喫されていたように思います😍

    第三章は年明けからですね。時間があまりありませんがwがんばってくださいね😄

    楽しみにしてますね!🤣

  2. ウメさん第二章も楽しかったです、ありがとうございました。たしか2010年でしたよねスタートが。そこから1.5〜2年くらい経ち段々と現代に近づいて来ましたね!
    しかしマライアさん26歳で3人子ども。私もカモ🦆にされた女性思い出しちゃいました。カモ🦆かなと思いながらも見事にカモ🦆られ、でも好きになっちゃうんですよね(自分が情けない苦笑)。年齢も大分詐称、パスポート見てビックリみたいな笑。底無し沼にはハマりませんでしたが振り向かない女性は振り向かせたい欲望にハマり大分使いました。後悔はないと自分に言い聞かせてはいますが結果駄目駄目な奴です苦笑。
    しかしそこはウメ先生ですからそこにはストーリーがあり大どんでん返しがあると期待しています!第三章も楽しみにしています!よろしくお願いします!

  3. お疲れ様です。

    あっという間の第二章でしたが様々な出会いがありました。。
    なんだかんだでウメさんの女性に対するスマートな交友が素敵です。
    女性との別れのタイミングも勉強になります。。私はズルズル引っかかるもので、、

    第三章、楽しみにしております、宜しくお願いします😃

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