フィリピン SIM インターネット

 

 [ポットブログ 前回のあらすじ]

タイでのビジネスと夜遊びを極めたポット。しかし、女性関係は主に『プロ選手』相手だった。続いてフィリピンへ向かったのは『素人選手相手』を探すため。もちろん、ビジネスの新たな拠点探しの意味も強いが、やはり愛のある国際試合を求めていた。
【ポットブログ2】タイの夜遊びに飽きた結果、純愛求めてフィリピンへ!

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツで、この度新しく【ポットブログ】が加わりました。

 

オノケンブログ累計610万PV達成 第一話へ
オノケンブログの第一話はこちらから
【オノケンブログ1】転落と後悔

 

クレイジーマニラ レンジブログ
レンジブログの第一話はこちらから
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

 

 

【著者ポットより】

皆さん、改めましてこんにちは。新米ライターのポットです。

第1話に続き第2話をアップさせていただきました。

いきなり5,000PV以上がついており、クレイジーマニラの人気の高さにビビっております。

レンジさん曰く「ページ上部に表示してあるビューカウンターは参考程度にしか稼働しておらず、実際のグークルアナリティクスでの伸びはエグいことになっているので安心してください」とのことです。

私のポットブログが『クレマニの足を引っ張るのでは……』と心配していたのですが、今のところその様子はないようなので少し安心しています。

クレマニ読者の方々、本当にありがとうございます。

これからも皆さんのご期待に沿えるよう精一杯執筆していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは第3話をスタートさせて頂きます。

 

 

【ポットブログ3】マニラでさっそくカモられる!?両替所付近は特に注意!

 

 

私は自己肯定感と言うものが決して強くはない。

吹けば消えるレベルだと、私自身自覚している。謙虚こそ正義と考えるタイプである。

 

しかし、タイでの起業が成功し、女性関係もそれなりに極めたと言える。男としての自信もそれなりに持っていると自負している。

そしてこの度、純愛を求めてフィリピンへやってきた。

 

マニラの街並み
[マニラの街並み]

 

ーー昨日、フィリピン初日。

マニラに初めて舞い降りた私は、日本でお世話になっているマフィア(先輩、飲食店オーナー)の協力を得ながら人脈を開拓。

ビジネスにしても、プライベートにしても、それらを充実させるには人間関係がまず第一。

 

とりあえずここフィリピンでも順調なステップを踏んでいると言えるだろう。

マフィアに感謝である。

 

ーー続いて私は、マニラでWEBサイトを大量生産する工場を作る為、調査分析を開始した。

 

日本では沢山の仲間が吉報を待っている。私も人の恩には報いたい。

人の笑顔こそ私の燃料なのだ。みんなの笑顔が見たい。

 

ーーロンドン五輪の時に松田選手は言っていた。

「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかない」

と。

 

オリンピック 松田選手
[男前かつ男気溢れる松田選手]

 

今までメダルを取り続けた北島康介がメダルなしで日本に帰ったら、バッシングを受けるかもしれない。

だから、絶対に手ぶらでは帰らせない!

そういう強い意志を感じる一言だった。

 

私も同じである。

 

今までタイで輝かしい成果を上げてきた。実際、その自信も経験もある。

日本国内で調査をした時も、違う国を調査で訪問した際も、確実にゴールを決めてきた私。

そんな私も、手ぶらでは絶対に帰れない。

 

何か爪痕を残さなければ……。

 

ポット似顔絵
[ワンチャンと言う野望に燃えるポット]

 

ーー私は焦っていた。

なぜなら、今回のフィリピン滞在期間はたった1週間しかない。

1週間と言っても、実質は6泊。6晩。しかも6晩のうち2晩は別件の調査の仕事が入っていて、個人で調査活動出来るのは4晩のみという非常に短期での決戦。

このたった4晩で『プロ選手以外』でワンチャンを狙うという、途方もない大きな目標を掲げていた。

 

どんな形でも、どんな体制でもいい……

 

ゴールを確実に決めなければいけない……

 

そういった意味で、かなり焦っていた。

 

ーーフィリピン二日目。

残り少ないこの滞在期間、確実に結果を出す為に、まず戦闘力を上げる事にした。

ホテルの近くにロビンソンというモールがあり、そのモールの中の両替所へ。

 

ロビンソンモール 両替所
[モール内の人気両替所]

 

大量のペソをチャージした。

やはり戦闘力が高い方が安心だ。

 

例えば、Lv30で倒せるMOBは、Lv50ならば指先ひとつでダウンさせられる。

しかし、Lv20ならば、道具を湯水のように使い、あの手この手を駆使して戦ったとしても、確実に勝利するとは限らない・・・。そんな世界だ。

ここフィリピンも同じようなものだろう。

ならば、少しでも戦闘力を上げておかなければ…… 不安を払しょくできない。

そんな気持ちが私を間違った方法へ向かせてしまい、大量の円をペソに交換したのであった。

 

ーー懐が温かくなり、両替所を出たその時、ある男が声を掛けてきた。

 

謎の男「ヘイ! クーヤ! なにしてるの?」

 

ポット「ん? 誰? 何もしてませんよ?(これからするんです!でも相手は女性!男性は帰れ!)」

 

謎の男「クヤ! 覚えてないの? イミグレーションで私が担当したよ」

 

ポット「へ? 覚えてないですが・・・。ところで、何の用事ですか?」

 

謎の男「私の娘が今日誕生日で、今プレゼント買ってるよ。クヤも何か買ってよ」

 

ポット「おー! それはめでたいね! 何か買ってあげるギリはないけど、これ(500ペソ)でお菓子でも買ってあげてよ」

 

知り合いのほとんどいないこの異国の地。

偶然イミグレーションで入国処理をしてくれた人と、バッタリモールで会うとは……

凄い偶然もあるものだ。

更に英語とタガログ語が喋れなくて心細いときならなおさら。

「これからどうしようかな?」なんて考えていた時に日本語でコミュニケーションが取れた事で、少し気分が楽になる。

全く知らないおじさんに500ペソをプレゼントすることで、その恩返しのつもりだった。

 

しかし、

 

謎の男「クヤ少ないよ! これじゃ何も買えないよ。2000ペソちょうだいよ」

 

うえっえ!?

「500ペソでは何も買えない」、だとぉ?

少ないのか?

 

……タイとフィリピンでは物価が違うのかもしれない。

しかし、タイで500バーツをチップであげたら、ビックリするくらい喜ばれる。

昨晩のKTVでも、チップで500ペソ渡した。

その時マフィアから「100から200ペソくらいが相場だから、相当気に入った子じゃないと500はあげ過ぎだよ?」と釘を刺されたくらいだ。

昨晩の私ならまだしも、多少はペソの価値を学習したつもり。今の私の中では、500ペソは十分喜んでくれる額だと思っていた。

にもかかわらず、「何も買えないよ?」と言われ、更にその4倍のお金を請求されたのだ。

 

渡した方がいいのか?

 

いやいやいや。

たかだかイミグレーションでスタンプを押してくれただけの人。確かにスタンプがなければ、私は入国出来なかった。

しかし、私以外にも沢山の人にこの人は押したに違いない。私だけが特別ではなかったはずだ。

 

私は心の中でこぶしを振り上げ、心の中で思いっきり振り下ろした。

 

「ごめん、もう渡せない」

そして、競歩選手レベルのウォーキングでその場から離れた。

 

マニラのモールの中
[ロビンソンモール内部]

 

早足で歩く私。

しかし、追ってくる謎の男。

 

謎の男「クヤ! ごめん! ごめん! 冗談よ! 冗談! ジョークラン!」

 

『スタスタスタスタスタ』

(競歩オリンピック代表選手レベルで歩く私)

 

謎の男「クヤ! 1000ペソでいいから! 娘の為におねがいっ!」

 

ピタっ

足は止まり、少し考えた。

『はっ、半額になったぞ? ……いや、ダメだダメだ』

 

私「うるせーーー!!!!!!!!」(かなり大きい声)

 




 

謎の男は、私の真剣さを察し、ようやく諦めた。

 

よくよく考えたら、さっきの500ペソも返して欲しいくらいだ。

全く何をしているんだ……。

 

そんな事を自問自答しながら、心を落ち着かせる事が出来る場所を探した。

すると、UCCというコーヒーショップが目に入る。更に、このコーヒーショップには喫煙所がついていた。

 

「最高じゃないか!」

 

そして私はUCCに滑り込むように入り、アイスコーヒーを注文。

涼しい部屋で上島珈琲のコーヒーを飲みながら、タバコをふかし、今日の計画を練ろうと考え始めた。

 

私は確かに海外ベテランだが、この国では赤子同然。

 

これではいけない……、

こんな無駄な事をしていてはいけない……。

そう自分を戒めた。

 

その時、謎の見知らぬ日本人が声を掛けてきた。

 

謎の日本人「日本の方ですか?」

 

 
[ポットブログ第3話終わり]

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

[ポットブログ第2話あとがき]

 

フィリピンでの市場調査を進めるフィリピン初心者の私。

この日から本格的な行動日。

まずはロビンソンモールへ行き、両替からスタートしました。

そして、その数分後に500ペソを何の意味もなく失い、フィリピンの洗礼を浴びました汗

同時に、昨日のタクシー代もおかしなことになっていたのだなと気付きつつありました。

この頃はまだまだフィリピンのことがわかりませんでした。

 

 

オノケン
クレイジーマニラ ライター オノケン
両替所付近は特に気を付けろと、言われたの覚えています。
レンジ
クレイジーマニラ ライター レンジ
ポットさん、謎の男性の娘さん、良い誕生日になるはずですよ! それより気になる、その後の日本人男性。

 

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ポット
クレマニのカモ担当。アラフォー。日本じゃシャッチョさん、マニラじゃカモネギさん。 日本の恩人のススメでマニラで起業を試みるが、仕事より女性を優先してしまうダメ男。 果たしてビジネスは成功するのか?マニラで性交できるのか?

9 コメント

  1. 入れ墨見せながら
    薬買えと言ってくるオヤジもたまにいます…
    ホテルまで早足で帰ったことある。
    レッドプラネットのマニラベイ付近は
    そんなことがあるので、気をつけましょ!
    KTVの海 付近ですね!
    なのでレッドプラネット マニラベイの警備員はショットガン持ってます。
    あの時はホントに頼もしく思えた(笑)

  2. 謎の日本人!ワクワク!気おつけよう、私の身内は、政府関係者!ワクワク  だいたいは、質の悪い輩ですから。ワクワク!

  3. 滞在中1番気を付けなくてはならない人物は
    『日本語』で話し掛けてくる人物です
    特に日本人は、気をゆるしがちになるのでお気をつけ下さい

  4. フィリピン人は、ウソつきと泥棒とタカリ乞食の三種の人種しかいないので気をつけるべし。特にマニラ市内とパサイ地区には気をつけるべし。観光馬車には絶対に乗っては駄目ですよ!50!って言うからOKして乗ったら支払いのとき、50ドルと言われる!

  5. 私も去年の暮れにロビンソンで、同じ言葉で声掛けられました。でも職業は「クーヤのの泊まってるホテルのドアマン」とか言っていたかな。
    勿論スルーしましたが。
    毎回楽しみにしています。頑張って下さい。

    • これと同じパターン、2023年にも居ました。
      ロビンソン内のスーパーで声掛けて来たり、警備員に両替所を聞いたあとに話しかけてきて勝手に案内してお金要求したり。。。
      ずっと付きまとわれるので気をつけてほしい

      ホテルのドアマンで話しかけてきたら、「どこの?Where?」って聞き返すと退散しました

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