[ポットブログ 前回のあらすじ]
二度目のフィリピン。さっそくフィリピーナ彼女の『キャット』に会いに行く。お土産の新型iPhoneを渡すが、その日は指名が被っており店内が忙しそうだった。
【ポットブログ28】テキーラモンスター!? 知らないうちに人気者!
※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツでした。
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【著者ポットより】
皆さん、こんにちは。
クレイジーマニラのカモ担当ポットです。
みなさん、いつも読んで頂きありがとうございます。
2度目のフィリピンに来た私は、もう余裕でマラテの街を歩くことが出来ました。
そして、フィリピーナ彼女『キャット』が働くKTVへ。
喜んで貰えるお土産として、考えに考え抜いたiPhone。
彼女は相当に喜んでくれました。
しかし、この日は店自体が忙しいようで、キャットには他に指名が入っていたようです。
それではポットブログ29をスタートさせて頂きます!
【ポットブログ29】アフターを断る為の交換条件はやはりアイツ
新型iPhone。
かなり高額のお土産だが、私の本気度が伝われば本望だと思い、購入した。
それをキャットに渡すためにKTV『KomeKome』に来た。
しかし、私の純粋な愛を邪魔する人が現れる。キャットにはこの日他に指名客が二、三人居たのだ。
その激しいポゼッションの取り合いは、ママを持ってしても止めることは出来なかった。
[KTV『KomeKome外観』]
ーーまだKomeKomeに来て1時間くらいしか経っていなかったハズなのだが、ママが延長するかどうかを聞いてきた。
どうやら、私の来店時間が遅かったようで、「1セット丸々は難しいので、安くするのでラストまで居ないか?」というオファーだった。
日本ではこういった交渉は、指名嬢が居る時に繰り広げられる。
しかし、今は指名嬢が居ない。
いつもなら『どうしよかったなぁ?』と言いながら、指名嬢をチラっ チラっと見るという駆け引きが一切使えない。
ママからまるで『どうせ延長するんだろ? とっととテキーラ入れろよ! ボケ!』と言われているように感じていた。
私が「もちろんラストまで。」と伝えたのは言うまでもない。
[KTV店内イメージ]
ーー延長に気を良くしたヘルプ嬢は、キャットが居ないのを良いことに私に身体を密着させ「アフターに行こう」と誘ってくる。
彼女は私の手を握ろうとしてきたのだが、スウェーバックで回避した。
しかし、かなりしつこく「アフター、アフター」と言ってくる。
それにしても……。
私が下調べしたブログの情報では、『KTVの女の子達は仲間意識が強い』と書いてあったのだが。
このKTVでは、そんな雰囲気は一切感じない。
彼女たちは、獲物を狙う獰猛な獣にしか見えない。
チームワークなんて、どこ吹く風だ。「指名嬢が居ない間に、客を奪ってやれ!」くらいの気迫を感じていた。
このままでは、会話がつまらないばかりか、押し切られてしまいそうだ……。
そう感じた私は、私は伝家の宝刀を抜く事にした。
「キャットがアフターに来れないから、私は行かない。キャットが他のお客さんとアフターに行くなら、私はご飯を食べずに待っている。でも、貴方とアフターに行くと、我慢出来ず、食べたくなっちゃうから、アフターには行きたくありません」
と伝えた。
更に、
「でも、折角一緒に飲むんだから、テキーラボトルでも入れようか? どうしてもアフター行くって言うなら、行ってもいいけど、その場合は、レディースドリンクはストップするよ?」
と伝えた。
すると……。
伝家の宝刀は、見事な効果を発揮した。
テキーラに目がくらんだヘルプ嬢は、その後一切アフターの事は口にしなくなった。
そして、キャットの居ない席で、DJが一気を煽るので、私はテキーラを3杯連続で一気した。
大して常連でも無いハズなのに、DJの煽りは私に集中し、まるで超常連のような扱いを受けた。
ーーこれは後日談なのだが、DJは普段チップが貰えないので、チップをくれた人をしっかりと覚えていて、またチップを貰いたいが為に、その客を盛り上げるのだった。
私はそんな事も知らず、ただ楽しく飲ませてくれたからという理由でDJにチップを渡し続けていたのだが、人気者になるのはやぶさかでない私にとって、知らないうちにナイスな行動をしていたようだ。
また、KTVのママは売上に比例してサラリーが上がるようで、テキーラボトルを入れてくれる客を大事にするようだ。
常連感を出したい人は使ってみてください。ただし、その後の展開には責任を持ちません(涙)
ーーガンガン飲みまくるヘルプ嬢。
そして、自分のドリンクも一気し、何故かテキーラも一気する完全なるちゃんぽんの私。
テーブル内で、二人して酔いがどんどん進む。
そして、またやらかした。
ベロベロになってしまったのだ。
キャットが席に戻ってきた時、私は「テキーラ持ってこいやあ~!」と叫んでいた。
この僅かな時間で、僅かな人数で、テキーラのボトルを空けてしまったのだ。
ーーベロベロになると元気を失う息子がいる事を前回勉強したはずなのに、私は復習を怠ってしまったが為に全く同じ店で、全く同じ失敗を繰り返した。
以前と違うのは、ホテルまで送ってくれる師匠達がいないこと。自力で帰るしかない。
最後の気力を振り絞り、会計を済ませキャットに支えられながら店を出る。
「後でね♪ ちゅっ♪」っとしてくれたが、私はそれどころではなかった。
『このままここで寝ちゃおうか? いやダメだ。この街でそれをしたら、身ぐるみ剥がれるに違いない……』
色々な気持ちが交錯する。
しかし、とても、歩けない、少し座ろう……
と思ったその時!
前方から元気に手を振っている男が向かってくる。
ぼやける目で確認すると、サムだった。彼は前回の初フィリピンで仲良くなったマニラ夜遊びガイド。
[ガイドのサムの似顔絵]
サム「くや!久しぶりね!元気?」
私「おお…… サム…… 元気じゃない…… 飲み過ぎた……」
サム「おお大変! ホテルまで送るか?」
私「ありがたい。でも、バイクの後ろは怖いからトライシクルか何かを呼んで欲しい」
サム「大丈夫! クヤ! 肩につかまって!」
サムは私を抱えてタクシーを捕まえてくれ、ホテルの前まで乗せていってくれた。
そして部屋まで運んでくれたのだった。
私「サム…… ありがとう…… タクシー代いくらだった?」
サム「いいよ、クヤ! 前に一緒に飲んだからダイジョブ! 友達ね!」
私「サム…… 本当にありがとう」
私はトイレで胃の中の物を全部出し、水をカブのみして、何とか体調回復を試みた。
しかし、この日は日本から来たばかり、時差という程の時差ではありませんが、少しは影響がある。
起きている時間で考えたら、完全に日が昇るまで飲んでいた時と同じだ。
程なくして私は力尽き、爆睡してしまうのだった。
[ポットブログ29終わり]
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[ポットブログ29あとがき]
2度目のフィリピンで訪れたKTV『komekome』はたった3度目の来店である私を、まるで超常連のように扱ってくれました。
不思議なもので、特別な待遇をされると、自分が偉くなったような気分になり、ついつい調子に乗ってしまいます。
本来の目的は彼女にお土産を渡すだけだったのですが、無駄にテキーラを飲み、自力で歩けないくらいに酔いつぶれてしまいました。
そして恐怖の朝を迎えます。
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ポットさん、お疲れ様です。ホント聞こえてくるような気がします、嬢たちのテキーラブンブン!!マニラに行くと学習能力が落ちるの、よくわかります。そしてカモられ続けてるのにVIP待遇に自分が王様か大臣になった錯覚、しますよね!!
よーくわかります。どんどんカモられてください。とっても楽しみです。
テキーラブンブンしたいー!
あの時間帯、あのカオスが最高に楽しいんですよ!
二度目のマラテ
1番楽しい時期ですね!
テキーラボトルは客が飲む場合は別のボトルを頼むといいですよ!
3K位ですから?
テキーラ祭を初日から決行だなんて、漢ですね(^_^)/
私には出来ないかなぁ(^_^;)
初日はほどほどがちょうどいいですw
それにしてもガイドの男、なかなか神出鬼没です。狙っていたとしたら相等ですw この後の展開が楽しみです(^_^)/