[ウメブログ 前回のあらすじ]
クレマニのホレ担当ウメ。現在50代後半。約30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。
フィリピーナを追いかけて日本からマニラへやって来た日本人男性。彼女にしつこく近づこうとするが、ウメさんが助け舟を出す。
【ウメブログ35】お客と彼氏がバッティング!? フィリピーナのマジ切れ
※クレイジーマニラでは、オノケンブログ、レンジブログ、ポットブログの三つのブログがメインコンテンツでした。そして、この度新たに『ウメブログ』の新連載がスタートしました。
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【オノケンブログ1】転落と後悔
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【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
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【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
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【ウメブログ1】日本のフィリピンパブの過去、マニラへ向かうきっかけ
ウメブログは約30年前のストーリーから展開しています。
前回のエピソードは、マニラでの夜遊びの一幕。
フィリピーナのラブリーが、日本から追いかけて来た男性客を迷惑に感じていました。
彼女にはフィリピーノ彼氏がおり、そのお客とは結婚などする気は無し。
ウメさんにその相談が伝わり、あの手この手で彼女からお客を引き離そうとしました。
今回はその頃に、クバオで遊んでいた時のエピソード。
それでは、ウメブログ36(第一章第35話)をスタートさせていただきます。
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【ウメブログ36】マニラの恐怖のジェットコースター in クバオ
ーーこのエピソードは、私の会社の社員旅行の時。
行き先はマニラ。
ジェニーと別れてから4か月くらい過ぎた頃の話である。
実はその頃からフィリピンへ行く頻度がガクッと下がり、現地での過ごし方も『ただサンミゲゲロを呑んでのんびりとした時間を過ごす』などリフレッシュに来ると言ったもの。
大人しいものである。ほとんど恋活はしていなかった。
また当時、社員も若いものが多く、会社の売り上げが良かった年は、フィリピンへの旅費を会社で持ち連れて行っていた。
行く事を望まない社員は、その間は業務を休みとしていた。
ーー社員旅行の行き先、マニラのホテルに到着。
さっそく、息子のタカは着替える間も惜しんで外へ。
他の社員とタイソンの車で置屋巡りに行くのであった。
この頃には彼もマニラに慣れたもの。
それでも当時のマニラは危ない事がたくさんあった。
タイソンが一緒なら安心できる。その場合は彼らだけで行かせていた。
安川はタカの保護者変わりだったのだが、タイソンに任せられるようになってからは、同行しなくなっていた。
タカたち若い社員らだけで置屋巡りに行っていた。
私は安川やジミー達と呑んだり、あざみに行ったり。
それぞれ思い思いにマニラを楽しんでいた。
[マニラの置屋(写真はイメージ)]
ーーまた、当時の私はシューティングクラブによく通っていた。
タカや若い者たちを連れて行くと、彼らもハマってよく通うようになった。
標的を撃ち終わった後、ダーツの的に例えて点数をつける。このような勝負事で盛り上がっていた。
この様に各自が好きなように遊び、ディナーだけは皆で食べる事に。
そしてディナーの時。
「明日、私と安川はクバオに行くが一緒に行く人はいるか?」
と聞いたところ、全員が「行く!」との事。
ーー翌日ホテルロビーに12時集合、皆でクバオへ向かう。
ランチはSMモールの地下のフードコート。私の大好きなところだ。
各自、思い思いの物を持ち合う、
[マニラのモールのフードコート(写真はイメージ)]
するとテーブルの上はとんでもないメニューの量となり、昼間っから宴会が始まってしまう。
6人でビールをピッチャー(1.8ℓ)で10杯は飲んだであろう。
訳のわからない酔っぱらいの日本人の集団が日本語で大盛り上がりしている光景。
周りのフィリピン人からは、とても異様に見えた事は想像にたやすい。
ーー腹を満たした後、皆でクバオをふらつく。
そこで私は以前訪れた事のある『室内遊園地』へ連れていくことにする。
全員、そこそこ酔っぱらっているのでテンションは高めである。
遊園地と言えばジェットコースター、まさに花形遊具。
大きさ的には浅草花屋敷のジェットコースター位。室内ならまあまあのサイズであろう。
[マニラの屋内遊園地(写真はイメージ)]
2人並列に乗り12人が乗れるタイプで、前から3列を私たちが乗り、後ろの方に現地の人たちが乗る。
先頭列にタカ、私と安川は3列目。
ドキドキ、ワクワク。
いよいよスタート。
コースターはゆっくりと動き出し、コースの最高部へと向かう。
大きなチェーンがコースターのフックに引っ掛かりガッタンガッタンと音を立てながら、ゆっくりと登っていく。
一番高い所で大体15mはあっただろうか。
5階建ての屋上位の高さは間違いなくあった。
皆変なテンションで盛り上がっている。
そして私が座っている3列目が頂上を迎える間際、それは起こったのである。
ガッタンガッタン!
カラカラカラン……
ガチッ!
んんっ!?
私は瞬間に気が付いた。
でも他の皆は何も気付いておらず、両手を上げ始めていた。
私は安川に、
「ヤバいぞ、しっかり捕まれっ」
というのが精いっぱいであった。
先ほど、『ガチッ』と聞こえた音はチェーンに引っ掛かっていた爪が、外れた音だったのだ。
何故だかわからないが……。
そう、その音とともにコースターは『逆走』を始めたのだ。
タカたちはそういうものだと思ったのか、逆走を始めたコースターを楽しんでいる。
私と安川はバーを握りしめて、上半身を伏せる。
これから来るだろう衝撃に備える。
後ろに停車している次のコースターと衝突するぞ……。
コースターは最高部より勢いをつけて下り落ちる。
勢いそのままに、90度ターン。
猛スピードでプラットホームへ。
『終わった…… 間違いなくこの旅は終わった。下手したらあの世だ……』
本当にそう覚悟した。
ドガーンっ!!
コースターは後部コースターに大衝突。
その瞬間 コースターはぶつかった勢いで上に跳ね上がる。
ガコンッ!!
痛ててっ。
……ようやく止まった。
衝撃の瞬間、2列目の皆は体がエビぞり、90度曲がった。
バーを持って伏せていた私と安川の後頭部に、彼らの後頭部が思いっきりヒットしたのである。
それでも彼らは何が起きたのか理解しておらず。
大笑いをしていた。
私と安川は目を合わせ、取り敢えず無事だったことに胸をなでおろす。
振り返ると、後部席に乗っていた現地フイリピン人たちは唸り声をあげていた。
負傷したのだろう。
いつも思うが、フィリピンの乗り物は命がけである。
ジェットコースターを降り、出口に向かう途中に係員が声を掛けてきた。
「すぐに治るから! そのまま待てば1番目に乗せるよ!」と。
「誰が乗るねん!!」
皆が叫んでいた。
まずは「ごめんなさい」だろ。しかも今、事故ってそれにすぐ乗るバカがどこにいるんだ。
彼らの思考回路を疑ってしまう。
取り敢えず社員に目立った怪我はなく、大きなたん瘤が4つ残っただけであった。
ーー酔いも冷め、しばらくすると何かとてつもなく可笑しくなってきて安川と顔を見合わせて大声で笑ってしまう。
さすがにこの時はタカたちも事故ったことを認識していて、それにつられるようにみんなで大笑いをした。
とにかく病院に行くようなケガをしなくてよかった。
それからまた皆でショッピングモール練り歩く。
ここでお土産を買ったり、洋服を見たり。
そして夕方になり、まだお腹は空いていないという事で、以前アンと行ったアメリカンバーに行く事に。
【ウメブログ29】完璧なアリバイ!? フィリピーナとの密会、その2
[クバオにはローカルバーが多い(写真はイメージ)]
皆で入店。
店員のパッンパッンのTシャツとホットパンツ姿。
それにタカと安川がすぐに反応する。
「オヤジ、あれ持って帰れるの?」
タカよ、お前はそれしか考えないのか。
一体誰に似たんだ……。
[長男タカ、ウメ以上のエロポテンシャルを秘める]
そして、
「この子たちは店員だから、お持ち帰りは出来ないがナンパはOKだろう」
と話す。
するとタカは周りを見渡して、ニヤリと笑った。
「オーダーは俺がするから。決まったり追加したりは全部俺に言って!」
何やら場を仕切り始めた。
各自タカに飲み物を伝える、そして食べ物も伝えようとすると、
「みんな、ちょっと待てッて! すみませーん!」
店員を呼ぶと、一人が返事をした。
「ハーイ」
「NO, NO, NO! あなたじゃない。右の子!」
タカよ、もう女性を狙っているではないか。一体どんな親に育てられたんだ。
そして、右の子が返事をした。
「ハーイ」
「ねぇ、ねぇ、遊びに行かない?」
おいおい、「まずオーダー入れろよ!」とみんなに突っ込まれる。
本人はしぶしぶオーダー。
その後、食べ物は? などとその都度、彼女を呼び口説いているようだ。
名をチャミーと言うらしい。まぁ、確かに可愛らしい子であるが。
まぁ私たちはビールを飲みながら、ステージ上のポールダンスに食い入っていた。
相変わらず良い感じだ。
楽しんだ後、ホテルへと戻るのだが、タカはしっかりとチャミーと会う約束をしたようだ。
そしてこの渡比の後しばらく私がフィリピンの地を踏むことは無かったのである。
タカとチャミーのエピソードはまた機会があれば紹介したい。
次回、以前紹介した『シンガポールで蒲田の店のババエの妹を助けた際、その旅行中の出来事』をお伝えします。
[ウメブログ36 終わり]
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次話、ウメブログ37「シンガポールでの出来事、そしてそこでもフィリピーナ!」
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イヤ、ホントに親の顔を見てみたいです🤣
ウメさん、今度、親のエピソードを書いてもらえませんか?w あれ?なぜだろう読んだことがある気がする(^^)v
ジェットコースターは怖いですね~(>_<) 整備していない乗り物には乗りたくないです。なぜそんなことが起こってしまうのかホントに謎ですw
皆さん、ご無事で何よりでした。ここでしばらくフィリピンを離れるんですね。少し寂しくなかったですか?でも、他の国でも伝説を作らないといけませんからね。がんばって、としか言えません🤣
Ackieさん
お疲れ様です。
本当にどんな親なのか知りたいものです。
色々な謎が有るのがフイリピンです。
引き続きよろしくお願いいたします。
タカ🦅さん 面白い。
今も独身で世界中の女性を口説いるのですか?
ウメサン お怪我がなくて良かったです♪
自分は ジェットコースターは国内ネズミ-ランド及び大阪ハリポタランド双方で 途中ストップして避難路を歩かされましたことがありました。
ハリポタランドでは 姫&嫁が一緒だったのですが きっと大阪を嫌いになったでしょうwww
またタカサンの突進力は 恐れ入ります。
いったいどんな親父の背中を見て育ったんでしょう。
本当に親父の顔を見てみたい( ´∀`)σ)∀`)
ryokunさん
お疲れ様です。
フィリピンの乗り物は本当に怖いです、これ以降フィリピンのアトラクションに乗った事は有りません。
本当に親の顔が見たいものです。
引き続きよろしくお願いいたします。
匿名さん
コメントありがとうございます。
タカは40をまわり今も独身ですが26歳の日本人女性と同棲しています。
本人に結婚願望は無いようです。
引き続きよろしくお願いいたします。
こんばんは
ジェットコースターが凄すぎて笑えました。。
て、命拾いしましたね・・・
恐ろしすぎです。
でもウメさんは瞬時に異変に気が付いたのですね。。
両手を上げていたら、、、、怖すぎますよ。
日本ならトップニュースです。
後の話が頭に入ってきませんよ、、、
鳩麦茶さん
こんばんは^^
以前に通常に走っていたそのコースターを見ていたのですぐに気が付きました。
タクシーも含めフィリピンの乗り物は怖いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
ウメさん、瞬時の判断力は流石の逃げの達人ですね。
ジェットコースター大好きの私ですが、現地では乗らないことにします。
命に関わりそうな刺激はいらないです。
タカさんにとっては現地は楽しくてしょうがないでしょうね。
おっさん世代の我々でも何とか試合に持ち込めるんですから、
若くて元気なタカさんなら、ヤ○放題!くらいの感じなんでしょう。
親子揃っての快進撃、これからも楽しみにしています。
G1Rさん
こんばんは^^
どうなんですかね?
多少年がいっている方がお金があると思われている節が有るので若いと持てないかもですフィリピンは。
引き続きよろしくお願いいたします。
ウメさんお疲れ様です。
相変わらずタカさんのポテンシャルは高いですね!
遊園地は楽しいところですが、大きなケガもなく楽しんだご様子なので
良かったです。
アメリカンバーは美味しかったですか?
本当に親の顔が見てみたい(笑)
toshidesuさん
こんばんは^^
アメリカンバーのババエは食べていませんw
本当に親の顔が見たいのなら豊洲市場か新東京サーキットに来れば会えますよw
引き続きよろしくお願いいたします。