【ポットブログ55】フィリピンの投資話、利回り10倍で儲かるだと!?

 

 [ポットブログ 前回のあらすじ]

【特別編】タイ バンコクでの夜遊びについて。フィリピン初心者のポット、タイではベテランさん。どんな遊び方をするのか!?
【ポットブログ54】【特別篇】クレイジーバンコク、驚異の夜遊び！！

 

 

※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツでした。
新連載中の【ポットブログ】もよろしくお願いします！

 

【著者ポットより】

皆さん、こんにちは。

クレイジーマニラのカモ担当ポットです。

いつもブログを読んでくださり、またコメントの方もありがとうございます！

 

タイ バンコク。3泊4日でしたが、1日平均3回、4日で2桁のフィニッシュを果たしました。

そして、ワンチャン熱が冷めた状態で、再びフィリピンへ入国します。

 

それではポットブログ55をスタートさせて頂きます！

 

 

 

【ポットブログ55】フィリピンの投資話、利回り10倍で儲かるだと!?

 

ーー夕方の便でタイからフィリピンに戻った。

 

[マニラの街並み]

 

ーーマラテへ戻って、ロビンソンモールで夕食を食べていたら、古田さんからのLINEが鳴った。

古田さんはマフィアに紹介して貰った方で、現地で人材系の会社をしている。

マフィアからの紹介なので、ある程度は信頼しているが、まだ1回しか会った事がないので、心を許しているわけではない。

古田さんは、「今日マカティ来れますか？ フィリピンの駐在の子を紹介します」との事だった。

師匠からは「フィリピンで起業するなら、日本人とはあまり付き合わない方がいい。利用するだけしてくる輩が多いから」と言われていたが、そもそも師匠を紹介してくれたのもマフィアで、古田さんはマフィアからの紹介だ。

 

少し悩んだが、予定があるわけでもないので、「行きます！」と答えた。

「リトルトーキョーに来たら連絡ください」と言われたが、『どこやねん！　そこは！！』と思い調べてみたら、マカティにあるちょっとした日本人街のような場所だった。

初めてフィリピンでマフィアと一緒に飲んだKTV『真珠の森』があるエリアのようだった。

 

ーーロビンソンからタクシーでマカティに向かう。

 

[マニラ マカティエリア]

 

タイの頃に日本の自動車メーカーの方と交流があったが、上場企業の社員さんで、日本の給与に加え赴任手当も出ていたので、皆さん、なかなか優雅な生活を送っていた。

フィリピンの駐在の人もそんな感じなのかな……。と考えながら渋滞を進み、到着した。

 

ーータクシーを降り、古田さんに「到着しました」と報告すると、「既に真珠の森に入ってるので、中に来て」との事。

まだ会うのは2回目なのに、随分対応が雑だな……　と思ったが、ここまで来て帰るわけにもいかず、店に入る。

 

[KTV『真珠の森』]

 

ーー入り口にて、古田さんの事を告げると案内してくれた。

 

古田さんが紹介してくれた駐在員は、日本の大手不動産ではなく、聞いた事もないような不動産屋の社員さんだった。

（後でネットで調べましたが、銀座に本社があるとホームページに書いてありましたが、その住所を検索したらレンタルオフィスでした）

 

古田「この子、若手なんだけど不動産結構紹介しててさ、ポットさんも話聞いてみてよ」

 

聞いてみると、

「毎月5万の積み立てを3年すると不動産を買う権利が得らえて、建物が完成したら差額を支払うだけで物件が買える。物件は完成してすぐ売っても10倍近くの金額になるから、利回りが凄い良いですよ」

リスクとしては、

「中には物件が構想段階でポシャってしまって、実際に建たない事もある。その場合、返金はありません」

との事。

 

なるほど……。

馬鹿にした話だ。

私はクレマニのカモ担当を名乗っているが、このカモられる対象は女性に限定している。

これが例えばクレアが「自分の部屋が欲しい、子供と一緒に住みたいからポット借りて！」と言ってきたら、私はお金を出すかもしれない。いや、出すだろう。そのくらい私の財布は緩い。

 

[KTV『真珠の森』店内ステージ]

 

しかし、投資となると話は変わる。

数年で10倍になるのなら確かに利回りはとんでもない。しかし、本当にそうだったら、こんな若造が売るはずもなく、もっと大手の丸紅だの三菱だのが乗り込んできているはずだ。

それを聞いた事もないような会社がやってるんだから、正直信ぴょう性は薄い。

 

ーー私はカマをかけてみた。

私「凄いっすね！　フィリピン夢がありますね！　古田さんは何物件くらい買ったんですか？」

古田「……僕はそんなにお金がないから、3物件だけ。ポットさんなら100とか余裕でしょ？」

私「いやいやいや、経費じゃなくて個人だったら、月5万も厳しいっす！（笑）」

 

古田さんの表情を見ていたら、ウソをついているのが丸分かりだったので、きっと紹介料か何かでバックが入るんだろうなと予想した。

師匠の「現地の日本人とは付き合わない方がいい」というのがこんなにも早く現実となってしまった。

 

よくよく考えてみたら、私もマフィアも師匠も本拠地は日本だ。

フィリピンにも拠点はあるが、決してメインではない。

フィリピンをメインにしている人とは少し考え方が違うのかもしれない。そう思うようにした。

 

 

ーー若い駐在員の必死の営業を笑顔で対応していたら、古田さんの電話が鳴り、何やら口論をしていた。

 

そして電話を切ると、

古田「ごめん！　ポットさん！　急用出来た！　お先に失礼するね！」

え？？

マカティにまで呼び出しておいて、不動産の営業をされて、ほんで、アンタ帰るの？？

 

私の感覚では、こういった営業はお客様に来て貰うのではなく、自分で出向いて営業するものだ。それを呼び出すとは……　と若干ムカついたが、マフィアの紹介だ……。

『ここは堪えよう』と私は耐えた。

 

ーーそして、若い駐在員と彼の仕事について色々聞いていたら、今度は私服の女性が現れた。

明らかに店の子ではない出で立ち。モデルのようなスタイル。正直、その子を指名したいと思わせる風貌だった。

そして驚愕の一言……

 

 

駐在員「ちょっとこの子と約束があるので、お先に失礼します。投資の件、ご検討ください」

 

え……

帰るの？？

俺、呼び出されて来たのに？？

え？　帰っちゃうの？？

 

彼は2,000ペソを私に渡し、帰ってしまった。

真珠の森の会計は3名で5,000ペソ弱。

よくよく考えたら古田さんはお金を置いていってないので、呼び出された私が1番多く払った事になる。

正直、怒りで震えた。

こんなバカにされたのは久しぶりだ。

女性には相当バカにされているのは自覚している。しかし、相手が女性であれば、それも楽しい。

相手が男性で、しかもビジネスが絡んだら話は変わってくる。

 

私は、マフィアに一部始終を話し、「あんなクソを紹介しないでくれ！」と報告とみせかけたチクリを入れたのだった。

そして、私はそっと古田さんをブロックした。

その後、私とマフィアの間で古田さんの名前は出なくなり、彼がどうなったのかは知らない。

 

 

[ポットブログ56終わり]

 

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[ポットブログ56あとがき]

 

タイでも不動産投資の話は頂きました。実際3物件買いましたが、900万が1,000万になったりと、少し儲けが出る程度でした。

今回のような200万が2,000万のような規模ではありませんでした。

私はホテルに戻り、すぐ名刺で彼の会社を調べ、口コミを調べましたが、特に良い評判も悪い評判もなく恐らくこういったビジネスを始めたばかりなんだろうな…… と予想しました。

クレマニのカモ担当である私がカモられなかった話です！

次回、クレアがアップステージゴールドへ復帰！の巻き

 

 

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