【ポットブログ61】【外伝】その１　ジルとの反省会①

 

 [ポットブログ 第一章までのあらすじ]

 

ーークレイジーマニラのカモ担当ポット。

タイを拠点に、他にもラオスやカンボジア、ミャンマー、ベトナムでビジネスをしていた。

今から数年前、マフィア（マフィア顔の先輩）からの誘いで、フィリピンへ向かう。

ビジネスと純愛を求めて、現地で冒険開始。

しかし、ビジネスは上手く軌道に乗るものの、女性関係はなかなか上手くいかず。

そんな時、フィリピンの師匠から衝撃の写真が送られてくる。

 
［ポットブログ第一章最終話］
【ポットブログ59】第一章完結「想定外の現実、ポット地獄を見る!?」

 

 

 

クレイジーマニラのメインコンテンツは、ポットブログの他に以下の二つのブログがあります。

 

 

[筆者ポットより]

 

読者の皆さん、こんにちは。クレイジーマニラのカモ担当ポットです。

先週末に連載が終わり、今はゆっくりとした時の流れを楽しんでいます。

 

また、皆さんがブログ村ランキングの応援クリックを沢山してくれたおかげで、フィリピンカテゴリーで再び第1位になれました。凄く嬉しいです。

 

ただ……

ポットブログ連載開始直前、2位でバトンを受けた私が……

連載中に4位、5位と低迷し……

皆さんに応援クリックをお願いして、1位に戻った所でレンジブログ開始……

私は結局一度も1位を取れなかったライターとしてクレマニ歴史に刻まれました。

 

レンジさんとケンさんの悪意を感じる展開ですが、終わり良ければ全て良し！

今が1位ならば、それだけで私のライター魂が燃え上がります！

この熱が冷めないうちに、外伝のお品書きを発表します。

外伝は本編で書ききれなかった、『第一章のその後』を書きます。

 

ーー私ポットの華麗なゴールが見たいと思った読者の方……　申し訳ありません。

外伝では１ゴールも披露する事が出来ません。

無理矢理差し込むならば、新しいゴールの形を作り上げましたので、スムーズなゴール方法をご紹介出来るのですが、それは全く純愛ではなく、完全なるプロ契約でのゴールですので、第二章の時にトピックス（コラム）で挟もうと思います。

 

それでは、【ポットブログ外伝】その１　ジルとの反省会①　をスタートします。

 

 

 

【ポットブログ61】【外伝】その１　ジルとの反省会①

 

ーーあの日、私の中の何かが壊れた。

思考能力は極限まで低下し、涙が止まらなくなった。

 

私は裏切られたのだろうか？

裏切られたのならば、誰を恨めばいいのか？

 

……師匠はマフィアから頼まれた。

 

［師匠とクレアの写真イメージ］

 

……マフィアは私の事を考えて頼んだ。

 

［マフィアの似顔絵］

 

そして、クレアは私のガールフレンドになると言ってきている。

 

ダメだ……

整理がつかない。

 

クレアに怒りたいが、「ガールフレンドになる」と言っているので、正直ワンチャンしたい。

このような状況であっても、やはり今までの投資は回収したいのだ。

そしてワンチャンしてからポイ捨てして復讐してやろう……。

 

ーー師匠はマフィアから頼まれた。しかし頼まれても、やっていい事と悪い事がある。

 

それに私が半年かけて口説いていた女性を、わずか一晩でモノにした事も腹が立つ。

 

師匠はタガログ語が達者だが、私より年は上だし、顔も別にイケメンではない。

なのに、なぜたった一晩で……

ダメだ。考えられない。

 

そして、黒幕のマフィア……。許しておけない。

 

彼は、確かに日本でも色々言ってきていた。

「目に入る女性は誰だってワンチャン出来る」と。

なのに、「なぜKTVの女性を狙うのか？　時間と金の無駄だ」と何度も言われた。

 

しかし、私にとっては、好きになった子がたまたまKTV嬢だっただけで、それをとやかく言われる筋合いはない。

完全なる余計なお世話だ。

復讐しなければならない……。

私はとにかく復讐しないと気が収まらないと考えた。

 

私をコケにした奴らよ、覚えておけよ！

タダじゃ済まさないからな！！

 

［マニラの自宅コンドミニアム］

 

一晩中復讐の事を考えていたら涙は止まった。

やはり悲しいという感情より、怒りの感情の方が強い。

私の中で復讐という大きな炎が身体を包み込み、そしてそれが生きる活力となっているのを感じた。

 

ーー復讐するにしても、やはり計画的にやらなければならない。

順番も大切だ。

私は、『クレア→マフィア→師匠』の順で復讐する事にした。

 

クレアは私の愛の告白に対して、「My answer is ″YES″」とLINEしてきた。

私はまだ、それに対して彼女に返事をしていない。

通知でその文言を見ただけで、既読も付けていない状態だ。

 

ーー私はこの国で一番頼りになると思っているジルを呼び出し、今後の相談をする事にした。

 

［ビジネスパートナーのジルの似顔絵］

 

ーーまずジルにクレアからの返答を見せる。

 

私は一晩泣きまくったことで気持ちの整理がつき、既に冷静な判断を下せるようになっていた。

しかし、ジルはまだ怒り狂っていた。

昨日私が「もう死んでもいいかな……」と言ったのを聞き、そして全身に力が入らないフラフラの状態が最後の記憶だった為、無理もない。

 

彼女に、「実はマフィアが師匠に頼んだらしい」と伝えた。

さらに「マフィアが、私がひとりの女性にのめり込んでいるのを危険と感じ、ボーイフレンドになってしまう前に手を打ったそうだ」と説明し、「私は彼を許していない。絶対に復讐する」という宣言をした。

 

するとジルの怒りは少し収まり、今度は「クレアがかわいそうだ」と言い出した。

 

ジル曰く、「せっかくボスのような素敵な人と付き合えるようになったのに、外野から邪魔されて、それが叶わなくなった。クレアにとっては大きな損失だ！」と力説している。

そして、「クレアの気持ちがよく分かる。師匠は許せないが、彼女は許してあげて」と。

 

そこで私が「クレアと付き合おうと思っている」と言った所、ジルがあからさまに嫌な顔して「アップ　トゥー　ユー」と吐き捨てた。

「気にしなさいよ！　ちょっとは！」と言っているようだ。

 

私があれ程までに落ち込んでいたのに、今は冷静になっていること、そして、知り合いと裸でベットにいる写真を見て、なお付き合おうと思っている事を聞いて、私の考えが全く理解出来ないといった感じだった。

私は、こういった所でもジルは信用出来ると確信すると共に、こんなジルだからこそ、「クレアは、ワンチャン済ませたらポイ捨てするけどねっ！」

とは言えなくなってしまった。

 

ーー私がクレアと付き合うという前提のもと、ジルはKTVで働く女性について語りだした。

 

 

[ポットブログ61終わり]

 

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[ポットブログ61あとがき]

 

あの時のジルの「お前アホか？」という顔が忘れられません。

ポカーンを通り過ぎて、ほへぇ～～～みたいな顔になってました。

しかし、私には断固たる決意があったので、スルーしました。

絶対に復讐してやる！

絶対に許さない！

私の壮大なる復讐劇が始まったのです。

次回、ポットブログ外伝　ジルとの反省会②　へ続く

 

 

 

「ポットさん、マフィアと師匠は許せない！」と言う方、応援クリックお願いいたします！　明日もポットブログ外伝、ジルとの反省会② を掲載する予定です。