[ポットブログ外伝 前回あらすじ]
マフィアと師匠に復讐を決意したポット。まずマフィアへの復讐を企てる。それは”占いドッキリ作戦”、果たして上手く行くのか!?
【ポットブログ64】【外伝】その3 マフィアへの復讐
ポットブログの第一話はこちらから↓
【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
※クレイジーマニラは以下の5つのブログがメインコンテンツです。
②【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
③【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
④【ウメブログ1】日本のフィリピンパブの過去、マニラへ向かうきっかけ
⑤【エッジブログ1】台湾担当から、いきなりフィリピン駐在決定!?
[著者ポットより]
前回、クレアに続いてマフィアへの復讐も失敗してしまった私。
復讐心は折れ、師匠への強い怒りも完全に萎えつつありました。
しかしマフィアにドッキリを仕掛けた事、マフィアがぶちキレたという情報は瞬く間に広がり、翌日に師匠からLINEが入りました。
それではポットブログ【外伝その4】をスタートします。
【読者の方へお願い】
これからお読みいただく前に、以下の「ブログ村ランキングバナー」の応援クリックをお願いします!
(ブログ村にジャンプするだけです。その後はまたこちらに戻ってきてください!)
【編集部より】
応援クリックして頂いている読者の方々へ。休載中は第7位まで下がっていましたが、先週の更新により一気に第3位まで戻ってきました。本当にありがとうございます。
(2021年2月1日時点、第3位)
ブログランキングの順位がライター陣の大きなモチベーションになっていることは間違いありません。
皆さんの応援で成り立っているクレマニ。これからも応援よろしくお願いいたします!
【ポットブログ65】【外伝】その4 師匠との和解!? そして第二章へ
ーー翌日、師匠から連絡が入ってきた。
彼は普段アジア圏を中心に飛び回っているのだが、この時ちょうど東京に居たようだ。
【ポットブログ13】フィリピン師匠との出会い、そして強烈なサポート!
[フィリピン神の”師匠”]
彼からのLINEには、
「今晩、田町来れる?」
と、短い文章。
圧力を感じつつも、OKの返事をした。
ーー私は”カモ専門”と呼ばれているが、またの名を”ヨミのポット”と呼ばれている。
そんな私の鋭いヨミで、本日の師匠の説教を予測した。
クレアの事、サムの事、「どちらとも早く手を切れ」と言われていたのにダラダラと関係を続け、結局は師匠とマフィアが言っていた通りになった。
きっとこの辺についてウダウダ言われるに違いない。
聞いても気分悪くなるだけだろうし……。
やっぱやめとくか? 時間の無駄かもしれない。
私の未来予知にも近い見聞色の覇気がイエローシグナルを出していた。
しかし私は吐いたツパは飲まない男、一度行くと約束したのならば、足が折れても行く男だ。
そう、私は誰よりも約束を重んじる”侍”である。
[男気を忘れないポット]
ーー私は約束通りの時間に田町へ向かった。
駅前に到着すると、既に師匠が待っていた。
予想と違い、笑顔で手を振る師匠。
『なぜ笑顔なんだ??』と混乱する私。
「軽く飲みながら話そう」と居酒屋へ誘われる。
私は複雑な感情を整理出来ぬまま……。
どうせ説教されて気分が悪くなるんだろうから、少し酒でも入れた方が良いだろうと判断し、一緒に飲む事にした。
ーー居酒屋に入り、ビールを注文。
そして師匠がツマミを適当に頼んだ。
乾杯のビールがまだ届いていないのに、師匠は話を切り出してきた。
「いやぁ! ポットさん! 天才だわ!」
「え?」
「マフィアさんから聞いたけど、ドッキリ最高だね!」
「え??」
「隠しカメラまで仕込んだんでしょ? めっちゃ本格的やん! 傑作だよ! ハハハっ」
師匠は大喜びであった。
この圧倒的温度差に私はまだ付いていけてなかった。
ーーそしてビールが届き乾杯をする。
今回私は師匠に対して2つの目標を立てていた。
①どんな軽い謝罪でもいいから、クレアとマフィアから貰えなかった「ごめん」を言って貰う。
②あの難攻不落と言われたクレア、彼女をどのような方法でたった一晩でワンチャンまでもっていったのか聞く。
ーー私は早速攻撃を仕掛けた。
「師匠! 笑いごっちゃないっすよ! 半年以上本気で愛してた女性で遊ばれて……。精神的なダメージがハンパないっす……」
「そっか、そっか、ごめんごめん。ただね、分かって貰いたかったのよ」
おおー! ①達成や!!
謝りおったわ! フハハハハっ!
「……何を分かって欲しかったんですか?」
「KTVの女性に入れ込めば入れ込むほど、ドツボにハマるって事」
「えっ? どういう意味です?」
そして師匠はワンチャンする秘訣のような話を始めた……。
※読者の皆様、この先は有料でも手に入れ辛い貴重な情報です。一言一句見逃さず読んでください。読む前にブログ村の応援頂ければ幸いです。
ーー「ポットさん、KTVの女の子とワンチャンしたい?」
「ええ、それはもちろん」
「ワンチャンするしないってさ、気分による所が大きいのよ。もちろんイケメンだったら気分が乗るとか、そういうのはあるよ? でも、通常モードの時は成功率が低い事も、”別の感情”が入る事によって、気分が乗っちゃう事ってあるのよ」
ちょっと何言ってるか分からない……。
彼の話を続けて聞く。
「具体的に話すとね。フィリピン女性って独占欲が強いのよ。一旦自分の”モノ”だと思った”モノ”が他の人に奪われるのを極端に嫌うのね」
ふむふむ。それは聞いたことがある。
っても、どこの国の女性でもそうであろうに……。
「だからさ、”ちょっとしたテクニック”で別にどうでも良いモノだった僕を、どうしても手に入れたいモノにしたのよ」
へ? どういうこと?
「あの夜クレアさんには、『僕は日本に奥さんがいるから。フィリピンに遊びに来ただけで、今日が最終日。だから今夜誰でもいいからフィリピン女性とワンチャンしたい』と伝えたのね。遊びに来たのにワンチャンしてないなんて悲しいって、少し甘えながらさ」
[難攻不落のKTV嬢クレア]
……うむ、ここまで普通だ。
「ここでもし『クレアさん、宜しくお願いします』って言ったら他の客と一緒でしょ? それって意味無いんだよね。だって独占欲が強い人に『私は貴方のお客です。変わりません』って伝えたら、その人、もう頑張る必要ないでしょ? だって、向こうが勝手に好きでいてくれるんだから、自分が好かれようとする必要ないじゃん」
その言葉にドキっとした。
「だから僕はね、クレアさんにお願いしたの。『クレアさんのお友達で1万ペソでワンチャンさせてくれる人を紹介して欲しい』って。『そしたらクレアさんに紹介料として千ペソ渡すから。悪い話じゃないでしょ?』ってね」
え?
なぜこれで上手くいくの?
「ここでさ、ポットさん考えてみてよ。僕は翌日には日本へ帰っちゃうから”アトクサレ”みたいなのは一切無いのね。彼女の仕事仲間にだって僕の知り合いはいないから、僕から情報が漏れる事はない。だから、自分の気分だけの問題であって、その後連絡してまた来て貰うとか考える必要もない。おそらくもう一生会わない人間。その人が1万ペソくれる。1食100ペソでお腹いっぱいになる国で、1万ペソだよ? KTVでも一週間分の給料だよ? 心揺れるでしょ」
いや、そんな話は嫌と言うほど溢れている。
師匠の言うことと、他の人との違いが未だ分からない……。
「ここで大事なのは”君は眼中にない”という意思を伝える事。”君以外の誰か”を紹介して欲しいと伝える事なのよ」
は?
なんか意味あるの? それ……。
「だってね。自分を指名してくれてる人が他の人と仲良くなって、更にその人に1万ペソをあげようとしてたら悔しいって思うのよ、あの人達って。”自分が貰えるはずのものが別の人に渡ること”を凄く嫌がるのよ。『他の誰かにあげるくらいなら私に頂戴よ!』って考えに徐々になっていくの。そうすると、僕は”奪われたくない人”にランクアップするでしょ?」
確かに。
「後は簡単だったよ。向こうが『ヤリたい!』って言って部屋に来たんだから。口説く必要もないし駆け引きなんて全くない」
たかだその程度で本当にあの難攻不落のクレアが?
「ポットさんが上手く行かなかったのは、完全に”お客さん”になってたからさ。頑張らなくてもお金使ってくれる人、少し連絡しなくても勝手に連絡くれるし、お願いしたら何でも買ってくれるし」
確かに。
「ワンチャンしてグッバイされるくらいなら、引っ張って引っ張って沢山お金使って貰いたいでしょ。水商売やってんだから、自分がどれくらいの価値なのかくらい分かってるだろうし。ワンチャンしたらすぐ離れていった男だっていっぱい居たと思うよ。そういう世界だし」
ぐうの音も出ない……。
「だから僕もマフィアさんも早く目を覚まして欲しいと思って色々アドバイスしたんだけど、ポットさん全然聞いてくれないからさ。やり方はちょっとマズかったかなぁと思ったけど」
言葉が出ない……。
「僕はポットさんがこれからあの国で遊ぶんだったら、もっとあの国の事を知って貰いたかったんだよね。口で言うより、一回経験した方が絶対に心に残るからさ」
うなずく事しか出来ない……。
「さ、暗い話はこの辺にしてさ! 僕はフィリピン好きだし、ポットさんにも好きになって貰いたいからさ、これからは良い所をどんどん教えていくね!」
ーー師匠はそれから30分以上もプレゼンを私にしてくれた。
私は明日にでもフィリピンに行きたくなった。
そう……。
皆さんには内緒にしていたが、私、ポットはめちゃめちゃ単純な男であった。
[切り替えの早いポット]
ーーその後、田町にあるフィリピンパブに移動して色々レクチャーを受けた。
今回の経験は私にとって非常に大きく、自分を飛躍的に成長させるものとなった。
クレアに対しても未練は一切なくなり、私は今度こそフィリピンで純愛が出来るに違いないと確信に近い感情を抱いていた。
そしてこの確信は間違っていなかった事をこの2カ月後に知る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次回、ポットの大冒険 第二章スタート!
成長したカモはやっぱりカモなのか? それとも不死鳥に進化するのか?
舞台はマラテからマカティに移り、純愛モンスターポットが暴れる!?
どうぞ、ご期待ください!
「ポットブログ最高、これからも楽しみ!」と言う方、応援クリックお願いいたします!
ヨミのポットさん!!
マフィアの件は読めませんでしたね!!
今回の師匠の言葉は、私にも良い勉強になりました。
実践せねば!!
不死鳥に変わったポットさんの今後に期待!!
ヨミのポットと全世界で呼ばれている私ですが、
精神的に不安定な時は的中率が下がるようですw
二章!期待して下さいっっ
お疲れ様です!
いやー、最高っすね。ポットさんの心中を察するとその言葉は失礼かと思いますが、最高です。全ての場合でも当てはまることはないかもしれませんが、大きなヒントを得たのではないでしょうか。もしかすると日本でも応用出来そうな… ぐふふふっ。
第二章、超楽しみです!大暴れしてください!
私がなぜ愛深きゆえに愛を捨てた男と呼ばれているかを、ついに書く時が来ましたか・・・
ポットさん、
いいお話ですね🤩(ポットさんにとってはつらい部分もありますけど💦)
頷きながら読んでいました。師匠の言葉、刺さりましたね😊
ポットさん、フィリピンが好きな方にメーターの針は振れてるんじゃないですか?🤩
次の第2章楽しみです。
フィリピン好きですね。きっと。
ただ、ホント昔ほどでは無くなってますw
勉強になりました!
しかし1万ペソか…と貧乏性モードが見え隠れした私でした!
暇を持て余した神々達の遊びだと思って読んでくれると丁度いいです(ぇw
ロックダウン後に日本のピンパブ中になったものです。旅行でKTVにハマっていました。今は日本です。
参考になります。日本では同伴やアフターのルールが厳しいようで早くマニラに行きたいです。
日本のアフターもアホ程の人数来ますからね。
ファミレスなのに高い高い。
神回やぁぁぁ!!
あざすw
ポットさん、こんばんは。
師匠はいい事言いますね!下出にでると調子に乗るKTVキ嬢には常に強気で行かないと舐められますよね。
土下座してでもヤラせてもらいたくても下出にでたらいけません、他にも女はいるって気持ちで立ち向かわないとカモにされちゃいます。やせ我慢は辛いですよね!
やせ我慢して直ぐにイッちゃう情けない俺です。
同士ですねw
おはようございます
大変参考になりました。相手の気持ちをよく考えて読むのですね。
それが私は舞い上がってしまい簡単にはできないんですよ。
しくじりばかりです。😖
心に余裕を持ちたいです。
ありがとうございました。
私もこの領域に達する為に数々の試練を乗り越えました。
しかし、必ず乗り越えられます!!