【ポットブログ103】マコの初出勤とマキのマラテ復帰

【ポットブログ103】マコの初出勤とマキのマラテ復帰

マキがお姉さんの出産でお店を休んでから一週間が経過しました。

たった一週間の間に色々な事があり過ぎて目が回りそうでしたが、
まだまだこの嵐は収まったワケではありません。

そんな中、マコがお店が決まったそうで初出勤する事になりました。
「今日から新しい店だから、約束を守ってね！」との事。

そうです。私はマコが新しいお店が決まったら同伴してあげると約束していたのでした。

【ポットブログ103】マコの初出勤とマキのマラテ復帰

マコが新しく働く事になったお店は私が過去行った事のあるお店だったが、
特に気に入った子がいた店ではなく、リピートしていなかったのである意味助かった。

これ以上変なトラブルに巻き込まれたくない。

マコに何が食べたい？と聞くと寿司というので、
私達は私の得意なパンパシフィックホテルの１階に集合し、
すぐ近くにある一期一会に食べに行った。

私達は仲良くお寿司を食べた後、同伴でお店に行った。

私がテキーラモンスターであるという噂はこの店には轟いておらず、
私達は静かに飲んでいた。

その時である。

マキから「ババエロ！！！」と怒りのLINEが届く。
これは浮気者を意味する。ちなみに女性に言う場合はララキロになる。

私が驚いて「何のこと？」と返すと、
私とマコがお寿司を食べている写真が送られてきた。

私は見た！と書かれていたが、
マキの性格的に自分で見たのなら、そのまま店の中に入ってくるはずなので、
恐らくマキの店の誰かが撮影してマキにチクったんだと思われる。

一期一会というお店は道路側が一面ガラスになっており、店の中が見えてしまう。
そんなに大きな店ではないので、隠れるスペースも特にない。

という事は、男と女が飯食ってるな？誰だろう？と見てしまうと、
余裕で見えてしまうのである。

さてさて、脇が甘かったな・・。と反省するが、時既に遅い。

マコはマキのお客さんとワンチャンしたという噂を店中に流されて店を辞めた。
ま、実際に契約ワンチャンしてるので噂ではないのだが。

そんなマコが私とご飯を食べている写真を見たマキは心中穏やかではない事が容易に想像出来る。

困った・・・。

困っていても仕方がないので、私はとっととマキの誤解を解くべきだと判断し、移動する事にした。

本当はマコは今日が初日なので長い時間お店に居てあげようと思っていたのだが、
マコに関して言うと、私はそこまで重要視していない。

今回は状況が余りにも可哀そうだったので、同情しただけである。

私はマコにマキからのLINEを見せて、ちょっと説明してくるね。と伝え、チェックして移動した。

さてさて、昨日までホームだったようなお店が、急にアウェーのように感じる。

被害妄想かもしれないが、女性陣からの冷たい視線が向けられている気がする。

席につくなりママが「マコのお店に行っていたのか？」と聞くので、「そうだ」と答える。
更に「マコと身体の関係はあるのか？」と聞いてきたので私は正直に「ない」と答えた。

ママがその話をマキに耳打ちしたのかどうか分からないが、
ママと少し話した後にマキが登場する。

登場するや否や巨漢の私が倒れる勢いの強力なショルダータックルをかまされる。

ポット「おかえり」
マキ「浮気者」
ポット「は？何が？」
マキ「写真送ったでしょ？」
ポット「マコがお店変わったから一緒に行っただけ」
マキ「アテは私の事嫌いなのに、なんであなたは好きなの？」
ポット「別に好きじゃないよ？でも友達だと思ってるよ」
マキ「もう会って欲しくない。LINE消して」
ポット「それは出来ないよ。そしてマコはマキを嫌ってないよ」

こういった話をしている中、マキの声が大きいので、それを収める為かママが乱入してきた。

私はママにアカリも呼べと伝え、決着をつけてやろう！と思った。

ママ、マキ、アカリの３人が揃った所で、私はマコから聞いたアカリの悪行を話した。

アカリは全部嘘だ！マコは本当に嘘つきだ！と騒いでいる。

私からしてもマコが本当に真実を語っているのかは分からないので、聞いた話をするだけである。

マキのお客さんをアカリがアテンドした件も、そのまま話してやった。
マキは信じられないといった顔で、そのお客さんにLINEをしようとしているとアカリがそれを止める。
その行為だけで十分怪しいのだが、マキはアカリの言う事は何でも聞いてしまう子なので制されてしまった。

結局４人での話し合いは、マコが嘘をついているだけでアカリは無実となった。
むしろアカリは被害者面をしていた。

しかし、ここの話にママを入れたのは私のファインプレーだったのである。

この場ではアカリについて言及しなかったママであるが、
お店のスタッフと個別で話をして、マコから直接何か聞いた事があるか？
アカリからマコが言っていると言われたのではないか？というヒアリングが行われ、
実際にマコから悪口を聞いたという人は存在せず、全てアカリ発信だった事が後日露呈したのである。

更にその後に社長も含む全体ミーティングが行われ、私が聞かされてた以外の悪行も露呈し
アカリはお店をクビになった。

私は後日その店の社長とお茶している時に、この一部始終を聞かせて貰った。
アカリは私が聞いていた以上に悪党で、ママや社長にリスペクトの欠片も無いという事だった。

ただ、その社長が言うには、そんな中でもマキは、アテが可哀そうクビにしないで欲しいと泣いていたそうである。

散々いいように利用されたのに、心が優し過ぎるのか、少し抜けているのか、兎に角可哀そうな子である。

マコの無実は証明出来たが、それでマコが店に戻るなんて事はなく
店からは特にマコに謝罪はなく、ただマコとアカリが居なくなっただけという状態になったのだった。

このようなイベントもマキの大人気には一切影響はなく、
マキは相変わらず複数卓から指名を貰っている状態だったので、
この件以来、私はヘルプ指名という制度を利用しなくなり、マキのヘルプで来てくれる子の全員と仲良くなった。

アカリの置き土産で、ポットはすぐママや社長にチクる客だという変な噂を流されたが、
別にそれによって何か影響が出るわけもなく、私はお店の女の子全員と仲良くなったのである。

ちゃんちゃん

っと終わりたい所なんですが、実はもう一波乱あります笑

ここから2カ月後くらいの話なので、別で挟みますね笑

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[ポットブログ103あとがき]

マコの仕事を奪った女、アカリを退治しました。

私だけでは一方的に聞いた話であり、裏付けの無い話でしたが
ママがこっそりヒアリングをしてくれたおかげで全貌が見えました。

ブログでは当時では知り得なかった話も、都合上書いてあるので、
読んでる人は、そりゃそーだろ！と思うかもしれませんが、
実際に現場にいた人は全員アカリに翻弄されていたので、私も含め全く気付きませんでした。

マコは相当辛い思いをしたと思います。

そして、アカリという足枷が無くなったマキは
ギリギリナンバーワンではなく、圧倒的ナンバーワンとなるのでした。