フィリピーナ彼女が妊娠！？来ない生理と父親になる準備

前章のおさらい
２年半ぶりのフィリピンに赴いたレンジとオノケン．久しぶりのフィリピンはやはりテンションの上がるものだった．念願のハナとの濃密なワンチャンも達成．プレミアクイーンではサナという美人フィリピーナに出会えたという点は良かった点．しかし、レンジの恋人マリーにとにかく時間を奪われ、不満に思うシーンも多々あった．極め付けは飛行機の乗り逃し．目の前が真っ白になる感じがした．何とかその日の便では帰国はできたものの、空港へはもっと早めにいくことを誓った．
そして帰国して程なくして、マリーにはレンジ以外のフィアンセがいることが発覚し、破局．
オノケンは平和な日々を送っていたものの、突然ハナから衝撃のメッセージが届く．

「私、妊娠したかも」

オノケンシーズン2 第4章　フィリピンはやっぱり最高の国！！みんな行こうよフィリピンに！！

［フィリピーナ彼女が妊娠！？来ない生理と父親になる準備］

生理がこない。私、妊娠したかも。

突然のハナからのメッセージ。震えた。
震えすぎて、スマホを持つ手に牛乳入り容器を持たせたのなら、短時間でバターが出来上がるほどだ。

俺か？
俺の子か？
いや待て。
私はちゃんと着用した。
それこそOKマークのオカモトコンドーム。

コンドー教官に“精子からやり直せ“なんて言われないように、心持ちも完璧だったはず。

「いや、だれの子だよ。俺はちゃんと日本の最高品質を誇る岡本のコンドームつけてたんだぜ？妊娠するわけなんてないじゃん。認知なんてしないよ？」

なんて言うわけもないが、あのビッグシールドガードナーを携えての戦に、一片の妊娠の隙など無かったはず。

「とりあえずもう1、2週間だけ様子を見ようか」

その場はそれで一応凌いだ。
いや先延ばしをしただけだ。

それから1週間が過ぎようと知っていた頃。
その間に“妊娠したからお金くれ“なんて、わかりやすい嘘妊娠を疑わせる要求などあったらむしろ良かったのだが、なにもなく過ぎていく。

彼女の生理は規則正しくきていたようで、遅れたこともほとんどないそうだ。
そんな中でもう生理日から１０日ほど経過した。
もう確定的か。

ただ、この1週間で私の心もかなり整理がついた。
それこそ書店で“良いパパになるための10ヵ条”とか“国際結婚のイロハ“みたいな本まで読んだ。

そしてハナから連絡を受けてから10日後

「生理きた。なんでこんなに遅くなったかわからない」

なんだよど畜生。
ほっとしたような、なんだか残念でもあったような…

いや、ホッとしてるな。オカモトコンドームの鉄壁さに。

話を聞くに、彼女はその時大きなストレスを抱えていたようだ．

ストーカー気質のスーパーキショ日本人にしつこくアプローチを受けていたようだ．

同伴やアフターにも何度も誘われ、その全てを彼女は断っていたようだ．

アフターについてはともかく、同伴は店側にもお金が入るため、ママから行くように言われていたようだ．

あのたわわな乳は一見の価値はある．一度拝みたいのはわかるが、嫌われていることも気がつこうぜストーカー気質キショ日本人よ．

お金もチラつかせていたようだが、残念ながら彼女は結構人気嬢であり、コロナの爪痕いまだに残る現在でも既に月平均7万ペソほど稼いでいるため、少々のお金で靡くわけがない．

さて、サナについてだ。
彼女の顔面偏差値は、今までの何十回の旅✖️お店の数✖️嬢の数
で計算すると、ざっと1万人のフィリピーナを見た私でさえも、一瞬でクソ美人だと感じるほどのものだ。

前回の旅最期のタイミングで彼女に会いに行ってよかった。
本当に喜んでくれていたし、あの一回がなければ、前回旅は本当に厳しいものだった。

日本に帰ってきても、毎日連絡は取り合っていた。
しかし…

1週間後…

いきなり恐れていたことが…

「私は今トラブルがあります…」

来た…お金目当てフィリピーナが日本人に送るメッセージの1位が…
まじか…サナは絶対そっち系だと思わなかったのに…

「トラブル？何のトラブル？」
「家族のトラブルです…」

「そうか…」
「はい」

ここで私にできることはある？って聞いた日には、絶対的にお金関係の話になるやん…

そう思った私は、直面している現実から目を背けたかったため、それからは自分から踏み込むことは避けた。
すると、それが功を奏したのか、お金の話にまで発展することはなく、その話題は終わった。

それから2ヶ月間ほどは、しばしば家族のトラブルで大変なんだという話はしてきてはいたが、お金を工面してくるようなことは一度もなかった。