ただの付き添いフィリピーナを抱く！？マラテの串まさにて

レンジさんとの電話ですっかり目は覚醒してしまった。
眠気こそ消えたもの、その分倦怠感は増した感じだ。

ベットでは、ハナが寝ている。
あれだけ私がごちゃごちゃと話していたのに、周りの騒音など関係なく寝られるところは、さすがはフィリピーナと言ったところか。

とはいえ、私は少し外に出たいので、一回ハナを起こして、一緒に外に行くか聞いたが、もう少し寝ていたいとのこと。

スマホを確認すると、1時間ほど前に、レンジさんから「起きた」と言うメッセージと共に、写真が一枚来ていた。
その写真は、こちらに背を向けて寝ている女性の姿が写った写真。

……？？？

レンジさんはアンナを家まで送ると言っていた。
でもアンナはただの付き添い。レンジさんが指名した子はまた別の子だ。
そしてアンナはお世辞にも可愛いとは言えない子だ。
そんな子を抱くか？←失礼。

かと言って、ホストクラブを出たのは５時すぎ。
そこからラカフェにでも行ってデート相手でも見つけたのか？
いやいや、レンジさんもそれなりに疲れていた。
あれからラに行くなんて考えにくい。

やはりここはアンナを連れ込んだのが本命だ。
アンナとアンナことやこんなことをしたんだきっと←くだらん

私は、

「もしかしてアンナを連れ込んだんですか！？」

とメッセージを送って、外に出た。
とりあえず、久しぶりのフィリピンでしたいことの一つ、カジノに行くのだ。

カジノは序盤で当たり、最終的には負けてはしまったものの、少ないお金で大変楽しむことができた。
その途中でレンジさんから連絡が入った。１３時過ぎに、これまたフィリピンでしたいことの一つ、串まさに集合することにした。

串まさ…よくぞあのパンデミックを生き抜いてくれた。
個人的にはどっちでもいいのだが、隣のべっぴんさんもご存命。
多くの店が変わっている中、よく変わらず生き残れたものだ。コアな客でも多いのだろうか。

レンジさんはまだ来ていないようだったので、メニューをもらって先に決めることにした。
照り焼きチキン定食とダブル餃子定食と迷いに迷って、最終的には照り焼きを選んだ。
どうせレンジさんがダブル餃子を2つ注文するので、少し分けて貰えばいい。

料理を待っているとレンジさんが登場。早速例の写真について話を聞いてみた。

「なんですかあの写真は？まさかアンナですか？」
「うん」

「まじですか。どうやって連れ込んだんですか？」
「俺の部屋で飲み直さないかって」

「そんな感じで連れ込めるんですね」
「たぶん、ルームメイトのハナとケンさんがイチャイチャしているのを見て、ムラムラしてたんじゃんじゃない？」

「さすがですレンジさんのそのバイタリティ。で、どうでした？」
「なかなか良い乳してたね」

「ほほう、顔には興味ないですが、乳には興味あります。それについてもっと詳しく」
「めんどくさいから、先注文していい？」

レンジさんが注文したのは、予想通りダブル餃子定食のダブル。

私の注文した物は、レンジさんが注文を終えてすぐに来た。

この見た目。変わらないなぁ。
まずは味噌汁だ。
以前は、辛かったり、薄かったり、温かったり、激熱だったりと、とにかく味が安定していなかったが…

ズズズ…

！！！

うますぎるー！！！
ビッグバンうまい。
睡眠不足、残る二日酔いに沁みる。
うますぎる。悪魔的だ←パクリ

水筒に入れて持ち歩きたいほどのうまさ。体調と合致しているのもあるが、こんなにうまい味噌汁は味わったことがない。涙が出そうなほどのうまさ。

「レンジさん、僕、こんなうまい味噌汁飲んだことないです」
「いや、串まさの味噌汁よ？いうてそんなでしょ。ケンさん大袈裟だわ」

などと言っていたら、レンジさんのものも運ばれてきた。
最初に飲んだ味噌汁で、うますぎて、彼は数秒間動けないほどの衝撃を受けていた。
串まさの味噌汁。手頃な値段の定食についているので、ぜひ皆さんにもあの絶品味噌汁を味わっていただきたい。

この土日は、どちらかは更新する予定です。