[ポットブログ 前回のあらすじ]
フィリピンでのマーケティング開始。さっそくいろいろとカモられるポット、仕切り直して一人夜遊び開始。向かったのはマラテのKTVアップステージゴールド。そこで一人のスパニッシュ系フィリピーナを指名する。
【ポットブログ9】一人KTVは不安いっぱい、夢いっぱい、目標おっぱい
※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツでしたが、この度新しく【ポットブログ】が加わりました。
オノケンブログの第一話はこちらから
【オノケンブログ1】転落と後悔
レンジブログの第一話はこちらから
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
ポットブログの第一話はこちらから
【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
【著者ポットより】
皆さん、こんにちは。
クレイジーマニラのカモ担当ポットです。
フィリピンにはハーフやクウォーターの方が多いです。混血の方はとてもお綺麗ですよね。
しかし、夜遊びの職場で働く女性の多くは若くして出産を経験されています。
背の高いヒールとロングドレスでカモフラージュされていますが、たまにポッチャリお腹の人も。
私がこのアップステージゴールドで初めて指名した女性がそうでした。
それでは第10話をスタートさせて頂きます。
【ポットブログ10】衝撃のドリンクオーダー、泥酔狙いでワンチャン!?
レディースドリンクについて、私は長い間、女性に任せて飲み放題にしていた。
このフィリピンデビュー当時もザルだった。
ザルもザル。
まさに、カモの中のカモ、レジェンドオブカモだったのだ。
ーーアップステージゴールドで出会った、いきなり運命を感じさせる女性クレア。
母方がスペイン人のハーフなので、彼女はクオーターという事になる。
スパニッシュな顔立ちで顔はめちゃめちゃタイプ。
しかし、しかし!
大した胸でもないのにポッコリお腹を持つ彼女。
そんなクレアに恋する予定の私は、このときも大量のドリンクを提供してしまった。
最初の頃は「一杯いいですか?」と聞いてくれていたクレア。
私はそのドリンクがテキーラだった事にカルチャーショックを受けた。
一杯目がテキーラなのは、『緊張をほぐす為なのかな?』と思ったのだが、二杯目もテキーラ。
そして、どちらも乾杯した瞬間に一気に飲み干すのである。
[KTVのレディースドリンクにはテキーラやビール、ソフトドリンクなど様々]
私は軽いパニックになった。
『え? この子はべらぼうにお酒が強いのか?』
『それとも、テキーラという名前のウーロン茶でも飲んでいるのか?』
『このままでは、酔わせていい雰囲気にしてワンチャン……という必勝パターンが使えないのではないか?』
と急に心配になった。
しかし、どんな人間でも無限に飲める事はないはず、きっと底があるはずだ!
私は彼女にもリミットがあると確信し、どんどん飲ませてみる事にした。
ーーすると、わずか1時間少々でなんと10杯以上のテキーラを一気飲みしたのだ。
驚きを隠せない私に、入り口で案内してくれた日本語が分かるおねーさんが声をかけてきた。
おねーさん「上の部屋、二人だけ。どうする? テキーラはボトルの方が安いよ。どうする?」
……上の部屋?
[アップステージゴールドは1階がダイニング、2階と3階がVIPスペース]
ここで、私の『エロスイッチ』がバチンと入った。
私「女性と個室で二人きりになれる…… だと?」
彼女がこのままテキーラを一気飲みし続ければ、間違いなくベロベロになるはず。
そうなってしまえば、
『揉み放題になるのではないか?』
『もしかしたら個室でそのままワンチャンもあるのでは?』
などというゲスい考えが生まれた。
いや、男性ならばごく普通に思いつくゲスい遊び方だ。
そこで、
私「クレアがボトル飲み切れるならテキーラボトル入れていいよ? あと、個室でもダイニングでもクレアの好きな方でいいよ?」
と、おねーさんに伝えた。
すると、おねーさんはクレアと密談し始めた。
その数秒後、私は2階の個室VIPに移動することになった。
[KTVアップステージゴールドのVIPルーム]
部屋に入るとすぐにテキーラのボトルが運ばれてきた。
しかし……
驚くなかれ……
最初に一杯注いだ後、このボトルからテキーラが減ることはなかった。
以下、レディースドリンクの計算について後々に知る事になる。
・ドリンクを一杯づつ頼んだ場合は、頼んだ杯数でポイントが増えていく
・しかし、ボトルは飲もうが飲ままいが、封を開けた段階で14杯分とか20杯分というポイントが発生する
・ポイントはすなわち、そのまま彼女達の給料になる
つまり、飲んだ分だけ給料が増えるのならば、「もう1杯!もう一杯!」とテキーラなどのグラスを開けて、次を注文するのだが、既に収入が確定したもの(ボトルオープン)に対しては、努力する必要がないのだ。
女性に対して厳しいお客さんならば、「ボトル開けたんだ、約束したのだから全部飲め!」と無理矢理飲ませたりするのだろうが、私のように頭の上から足の指先までカモのような人間は、そんなことは出来ない。
クレアもそれを直観で感じ取り、『ボトルを頼んで飲まずに放置する』という行為に及んだのだと思われる。
(注:もちろん、お酒が好きで飲む人はいますし、2本目を頼んで貰いたいから、どんどん飲むという子もいます。ゲームで飲むパターンもありますので、このように放置されるパターンは稀です。)
ーークレアは「酔ってしまった」と言って、水ばかり飲んでいる。
それを見てテンションが下がりまくる私。
酔ってしまったのであれば、個室でイチャイチャ作戦を実施したいのだが、実際はそこまで酔ってない感じだ。
セクハラ行為はなかなかハードルが高くて出来ない。
しかし、VIPルームで、ボトルも入れ、延長もしているこの状態。
手ぶらで帰る訳にはいかない。
私はあの手この手を使い、クレアを口説きにかかった。
私も夜遊びド素人ではない。女性の扱いはそれなりに心得ている。
そして、何とか本日のアフターの約束を取り付けた。
更に明日の食事、そして同伴の約束も取り付けた。
あとは、いつワンチャンするのか?
今日なのか? 明日なのか?
ーー結局ラストまでをアップステージゴールドで過ごし、大量のペソを分捕られて涙目に。
しかし、ワンチャンを目指し、クレアが指定したアップステージのすぐ近くにある焼肉店で彼女を待った。
待つこと20分。
クレア登場。
……ん?
クレアだけでなく、初対面の女性が2名一緒に来た。
一期一会での『寿司10人前の悪夢』が急に蘇る。まさか、また大量のテイクアウトか……?
しかし、不安は的中する事はなかった。
知らない女性2名のうち、1名は日本語が分かる子で、その子が通訳をしてくれたのだ。
どうやら、この3名はルームメイトで3人暮らしをしているらしく、いつも一緒に帰っているので、アフターも一緒に来たとの事。
通訳の子が「気に入らなかったら帰るわよ」と言ってくれたが、この状態で帰れと言える程の器量の持ち合わせがない為、私は快くオッケーし、4人での食事がスタートした。
[マラテの夜遊びアフター定番の韓国焼肉店]
クレアと通訳の子は積極的に話をしてくれる。
しかし、もう1人は、何の為に存在しているのかが分からないくらい、全く話さず。
その子は食事を食べるか携帯を触るかしかない子で、私は「つまらないなら帰れよ!」と心の中で大声で叫んだが、実際にその言葉を発する事はなかった。
しかし、この時間は決して無駄ではなかった。
通訳の子のおかげで色々なクレア情報が入手することが出来た。
・クレアは2歳の子供がいるシングルマザー
・家は遠くてとても通えないので、マニラで3人暮らしをしている
・週に1回休みを取って子供に会いに行くが、他6日はお店で仕事をしている
・FacebookもLINEもしていないので、携帯のメッセージ機能でのやり取りしか出来ない
通訳の子のおかげでクレアの携帯番号もゲットし、順調にアプローチ出来た。
しかし、この3人ワンセットのような状態ではワンチャンを狙うのは困難だと判断し、通訳の子に「明日の食事は2人っきりでしたいのだけど、いいか?」をクレアに聞いて貰った。
結果は、
……OKだった!!
今日の今日でワンチャンは難しいとは思っていた。それは良しとしよう。
とりあえず明日は二人っきりで会える約束が出来たので、私は初日の調査としては良い結果が出せたと自己採点をかなり高い点数で付けた。
そして、このクレアとの出会いから『ポットの大冒険』は始まっていくのである。
[ポットブログ序章終わり]
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[ポットブログ序章あとがき]
人生初フィリピン。
入国から24時間経過。
思い返すと、本当に散々な一日でした。
特にiPhoneを失ったのは本当に痛かったです。
さて、クレアとの出会いからポットブログはスタートしていきます。
明日から引き続き、第一章へストーリーが展開していきます。
どうぞ今後ともポットブログをよろしくお願いいたします!
「ポットさん、その子でいいの? もっと良い子探した方が良い気もするけど。恋愛は各自自由か、頑張って!」と言う方、応援クリックお願いいたします! ポットブログ、序章終わって明日から第一章突入です。乞うご期待!!
団体の時はボトル入れますけど、一人の時はあまり…
さすがポットさん
お店のシステムは店によって違うので新規開拓時は入店前に確かめることがマストですね。あとで痛い目を見るから。でもレディースドリンクはGRO次第ですからね〜(^◇^;) お気に入りだけに飲ませるのが最初は大変でしたw
もう完全にクレマニ第三の男ですね、ポットさん。
というか、毎回すさまじい爆弾の数々、文章力もさることながら、
恐るべしカモられっぷりに頭が下がります。
映画の宣伝で○○秒に一度のスリルとかありますが、
それを完全に凌駕しています。数行に一度、笑いの衝撃(失礼)。
で、まだ始まっていなかったんですか?ポットさんの第1章。
ちょっとこの先読むのが怖くなってきました。でも読みます。
いつもありがとうございます。
今日、私も出会ったばかりのP嬢にカモられかけましたが、
ポットさんの足元には何が起こっても及びません。
期待は続きます。よろしくお願いします。
って言うか、数万ペソ使って無ぁ〜んもナシ! で満足??
しかも、素人じゃないしw
ヲイラみたいな貧乏人には真似できましぇん
ある意味裏山C〜