【ポットブログ53】マニラで出会う日本人は要注意!? 一期一会で研修開始！

 

 [ポットブログ 前回のあらすじ]

フィリピーナの愛情表現の一つ『噛む』、フルパワーで喰らってしまうポット。それでもスケベ心が勝ち、再入店するのだが。
【ポットブログ52】フィリピーナの愛情表現!? 噛み癖の洗礼に涙する

 

 

※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツでした。
新連載中の【ポットブログ】もよろしくお願いします！

 

【著者ポットより】

皆さん、こんにちは。

クレイジーマニラのカモ担当ポットです。

いつもブログを読んでくださり、またコメントの方もありがとうございます！

 

どんな遊びでも、調査とか、研修とか付ければ仕事っぽいですよね。

ゴルフとかキャバクラも接待と言えば、ただ遊んでるだけでもそれっぽくなります。

そんな感じで、マフィアと古田さんとマカティの調査をしつつ研修を受けましたが、ベテランたちは無駄使いせず、完璧に自分たちのしたい事をしていました。

本当に勉強になる研修でした。

 

それではポットブログ53をスタートさせて頂きます！

 

 

 

【ポットブログ53】マニラで出会う日本人は要注意!? 一期一会で研修開始！

 

ーー本日も朝10時からジルとの打ち合わせで一日が始まる。

 

[コンドミニアム]

 

たった1時間程度のミーティングだが、ジルは何時間もかけて調べてくれており、資料も全部読みやすい。

私の会社じゃなくても雇ってくれそうなスキルなのに、なぜ求職していたのだろうか……。

 

ーーミーティングが終わり、ジルと昼食を取る。

ジルが求人広告も作ってくれており、来週から掲載が始まるようだ。

面接はジルが全部行い、最初は私が最終面接を・・という流れだった。

しかし面倒になり、結局『全てジルに任せる』という事にした。

 

ーー本日、マフィアがシンガポールに移動してしまうので、夜は私ひとり。

その私も明日はタイに移動してしまうので、3度目のフィリピン前半戦は今日で最後だ。

 

[マニラの街並み]

 

前回、前々回はキャットという恋人がいたのでワンチャンをクリアしていたが、今回は確実なワンチャンを得られる相手がいない。

クレアは相変わらずのらりくらいだし、アビーは絶望的、ハナは昨日の今日だから、まだ厳しい。

そして何より、一人でマカティで飲むのはまだ怖い。

 

……あっ、そうだ！

サム！！

マニラの夜遊びガイドである友人の存在を忘れていた。

まだ今回は彼に会ってない。よし、サムを召喚しよう！

 

私はサムに電話をかける

私「サム！　久しぶり！」

サム「おお！　クヤ！　久しぶりね！」

私「日本が忙しくてね。サム遊ぼうよ」

サム「クヤ、ごめん、マサキっ　アンウーロ」

私「ん？　どっか痛いの？？」

サム「あ、ごめん、頭痛い」

私「そっか、テイクケアぽ～」

 

むーん、サムのやろう、体調不良とか抜かしてやがる。

タイミングの悪いやつだ……。

仕方ない。

ポットの大冒険！

久々に行ったるかあああ！！！！！

 

[マニラの街並み]

 

ーーマッサージとカジノで夜が更けるのを待ち、大虎へ移動し食事を取る。

 

そこで知らない日本人のおじさんが現れ、声を掛けられた。

 

おじさん「観光ですか？」

私「いえ、ビジネスです」

おじさん「へぇ～、マラテ？」

私「いえ、マカティです」

おじさん「へ～、これから飲み？」

私「はい、VOGUEでも行こうかと」

おじさん「あ～、俺も一緒に行く」

私「え？」

 

完璧な初対面。まだ名前も知らない。

坊主頭だが、ヤカラっぽくはない。

遊び人風な見た目。職業も分かっていない。

通常モードの私ならば断るのだが、今日は研修の日と決めていたので、

『まぁいっか、こんな事があっても』

と了承した。

 

名前を教えて貰ったが、ぶっちゃけ覚えていないので、このブログでは『坊主』と呼ぶ事にする。

坊主とKTV『VOGUE』へ移動。

 

[KTV『VOGUE外観』]

 

ーー坊主はVOGUE常連っぽい空気を出していたが、私と同じくショーアップで女性を選ぶ。

私は心の中で『お前！！　全然常連ちゃうやんけ！！』と思ったが口に出さなかった。

 

[VOGUE店内イメージ]

 

私は知らない人の前で自分を出すのが得意ではない。

猫を被ったまま時間が進む。

 

ーーやばい……。この坊主、全然面白くない……。

 

そして、当然のようにセクハラをしている坊主。

私に、『なんでおっぱい触らないの？』という顔をしてくるが、私の中では、女性にドリンクなどの見返りがある場合のみ許される行為であって、このように出会ったばかりの女性にセクハラはまだ早い。

いかん……。

このまま坊主と一緒にいたら、私まで痛客に思われてしまう。

私は坊主と一緒に飲むと選択した事を後悔した。

 

ーーワンセットが終わり店を出る。

『さて、仕切り直しだ！』と思った所で坊主がまぁまぁしつこい。

 

[マラテのマビニ通り]

 

坊主「もう１軒行こうよ！　もっと楽しいとこ紹介するよ」

 

まさか……。

新手の客引きか？　美人局の男バージョンか？

 

……よし、いいだろう！

キングオブカモからカモってみよ！

2軒目もついていくことにした。

 

ーー坊主が向かった先は全く知らない店。

色々なブログでお店の研究はしていたが、その中に出て来なかった店だった。

 

坊主はここでもショーアップをして、またセクハラを始める。

（え・・・・ここも常連ちゃうの？？？）

そして、坊主は20ペソ札を大量にポケットから出し、グラスに入れた。

……チップか？

でも、100でも50でもなく、20ペソ？？

 

[現地の紙幣：1,000ペソ（約2,000円）⇒500ペソ⇒200ペソ⇒100ペソ⇒50ペソ⇒20ペソ（約40円）]

 

そのペソに何の意味があるのか分からないが、坊主はペソ札入りグラスを、机の上に置いた。

 

しかし、不思議な事に、セクハラをされて嫌がっていた女性はそれを見て様子が変わった。普通に触らせている……。

チップが弾むかもと期待しているのだろう。

 

（坊主よ……　あなたは汚い人間だ……　それは卑怯だ……）

 

そして、読者の皆さんは驚くかもしれない。

何と、坊主はお店のチェックが終わると、その大量の20ペソ札のうち1枚だけを女性に渡し、残りを全てポケットに戻した。

 

しかし、なぜかその店の会計は坊主が全部払ってくれた。

 

坊主「いいよ！いいよ！俺が誘ったんだし、出すよ」

私「申し訳ないので、自分出しますよ」

坊主「いいって！フィリピンの楽しみ方を知って貰えるだけで俺はいいのよ」

 

 

……なんという事だろう。

美人局でもなんでもなく、ただ奢ってくれるだけの人だった。

しかし、私は猫を被ったまま、なかなか脱げずにいたので、正直言うと全然楽しくなかった。

『そろそろ坊主どっか行ってくれねぇかなぁ』と思っていたのに、奢って貰った事により無下に出来なくなってしまった。

その後、坊主は「クラブでも行こうか！」と言い、ディスコのような所へ私を連れていった。

 

ーー中では沢山の人が踊っている。楽しそうだ。

 

[マニラのクラブ（ディスコ）]

 

坊主は私の分の酒も頼み、フィリピンの遊び方を伝授しようとしてくれる。

 

坊主「KTVよりも、こういう店で声かけて部屋に連れて帰った方がいいよ。見てて」

そう言うと、坊主は目の前の女性に声をかけ始めた。

……数分話をして、

坊主「ポットさん、俺この子と帰るからさ。楽しんでね～」

と言って、帰ってしまった。

 

坊主よ……。

得体が知れなすぎるぞ……。

 

私よりスペックが低そうな坊主だったが、一瞬で女性をゲットして帰っていった。

フィリピンの楽しみ方……。

色々あるな……。

 

私はひょんな事で出会った坊主に学ばせてもらったが、その後、彼のような行動をする事は一度もなかった。

 

 

[ポットブログ53終わり]

 

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[ポットブログ53あとがき]

 

一体、何だったのでしょうか？

急に声を掛けてきた坊主と一晩遊びました。

特に連絡先を聞かれたわけでもないので、本当に１夜限りのバディです。

彼は何を得たのでしょうか？

私は何も得られませんでした。

しかし、奢って貰ったのは確か。

名前も覚えてませんが、坊主さん！　ありがとうございました！

次回！　【特別篇】クレイジーバンコク！！　の巻き

 

 

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