[レンジブログ 前回のあらすじ]

フィリピンでのビジネス、ある程度の目途が立ったところで一旦帰国したレンジ。そして、再びフィリピンへ。クリスマス、年末年始のマニラとは。

[前回の記事]
【レンジブログ82】フィリピンと日本のダブルワーク。そして、あの男が登場。

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

レンジブログを始め(序章)から読んで頂けると幸いですm(__)m
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

レンジブログ第一章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

レンジブログ第二章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る

レンジブログ第三章は以下のリンクからどうぞ
【レンジブログ71】マニラでビジネス開始。フィリピーナのコンサルティングで法人設立。

 

また、オノケン(現在の話)とレンジ(過去の話)のブログは交互にストーリー展開します。登場人物も共通する人が出てくるので、始めから読んで頂けるとより記事の内容が分かりやすいと思います。オノケンブログもチェックしていただければ幸いですm(__)m

オノケンブログの一覧はこちらから

 

【レンジブログ83】12月末のマニラにチェックイン。おすすめホテル紹介。

 

今回のフライトは、12月23日の深夜便。

セブパシフィックを利用し、マニラ空港へ無事到着した。

また、クリスマス前、年末ということもあり、マニラ空港内は大変な混雑だった。

 


[マニラ空港、第一ターミナル入国審査前の人の列]

 

入国審査を通過した時には、もう日付は変わっていた。

そして、クリスマスイブになったばかり。

預けていたスーツケースを受け取り、マニラ空港を出る。

 

さて。

向かうは、会社のオフィスのあるマラテへ。あの街へいつものように向おう。

 

空港の配車スペースにて、マラテへのタクシーを捕まえる。

 


[タクシー車内、このころから配車アプリが徐々に普及。]

[参考記事]
フィリピンでの Grab タクシーの使い方。最も安全で低価格な移動手段

 

空港を出て、ロハス通りへ。

この辺りの渋滞はもう慣れたものだ。道路周辺には謎のネオンが光る店舗が点在している。

意図のわからない看板が多い。主にはスケベな夜遊び店だろう。

 

この日、深夜であったが、渋滞のため約1時間ほどかかり、マラテ内に到着した。

 


[マビニ通りの夜の様子]

 

通りに立つ女性たち。KTVが並ぶ通りだ。

やはり、一度日本に帰国すると、脳みその中がある程度リセットするのだろう。

ドキドキ、ワクワク、ハラハラ、ムラムラしながら、車内から通りの様子を眺める。

 

マニラ滞在中は不思議な感覚に陥る。しばらく滞在していると、早く帰国したいような、このまま永住したいような。

この光景を見ると、私はすでに気持が昂っていた。

 


[今回メインで滞在したリヴィエラマンションホテル]

 

今回の滞在は、来年一月中旬まで。約3週間の滞在となる。

まず、最初の一週間はこのリヴィエラマンションホテル。

年越しの一週間は、パンパシフィックホテル。そして、残りの一週間は再びこのリヴィエラマンションホテルという予定だった。

 

全ての日程でリヴィエラマンションホテルかJMMグランドスイーツホテルを希望していたのだが、3週間続けての部屋の空きはなく、間に割高だが空きのあったパンパシフィックホテルを選んだ。

 

過去にこのリヴィエラマンションホテル、系列のロスマンホテルを利用したことがあり、どちらもサービス、価格、清潔感等は特に問題なし。

ただ、リヴィエラマンションの方には、バスルームにバスタブがあることが「お気に入りポイント」だった。

 

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マニラおすすめホテル【リヴィエラマンションホテル】のバスルーム写真

 

とりあえず、ホテル到着後、チェックイン。

部屋に入り、荷物の整理を行う。

 

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マニラおすすめホテル【リヴィエラマンションホテル】の室内写真

 

室内には、ソファセットとテーブル、デスクなどがあるので、リラックスも事務仕事も問題ない。

Wifiの強度は、幸いにも私が利用した時には「弱い」と感じたことはない。いつも動画閲覧などもサクサクだ。

そして、この室内の十分な広さ。

高級ホテルほどの上品さはないが、マニラ滞在では最もコストパフォーマンスに優れたホテルだろう。

 

私にとっては、もう「マニラ宅」くらいの感覚で落ち着く場所となっていた。

 

一通り荷物整理を終え、明日の出勤準備も整えた。

 

せっかくマニラに来ているのだから、一時間でももったいない。外に行こう。

 

また、リヴィエラマンションホテルの立地は最高である。

夜遊びエリアの中心に位置しており、近くにコンビニ、両替商、モール、マッサージと何でも揃っている。

周辺は夜間でも人通りも多いので、治安は比較的安全であろう。

 

この時、時刻は午前2時を過ぎていたが、少額の両替も兼ねて、付近の散策に出かけることにした。

 


[ゴミの分別はされていない。通りは強烈な異臭が立ち込める。]

 

私(心の中)「あいかわらず、くっせー街だな…。」

 

だが、嫌いではない。

むしろ、好きだ。

私は、この臭い街が大好きだ。

通りを歩く人々の姿、ギラついたネオン、騒がしい交通、歩きづらい歩道、物売り、物乞い、これら全ての雰囲気が大好きだ。

もちろん、私が日本人と言う恵まれた人生を送る立場だから、そう感じるのだろう。

 

日本とは異質すぎる空間。その魔都マニラは、私にはとても魅力的で興味深い場所であった。

 


[通りの歩道には多くのホームレスの姿]

 

暗い通りに入ると、歩道や屋根下には、多くのホームレスが段ボールを広げ、眠っている。

そして、彼らのすぐ横を、レクサスの新車が通り過ぎていく。

このような光景を見ると、大都会のマニラであっても貧富の差は大きいのだろう。

 

もちろん、夜のマニラ、一人歩きは危険である。私も運が悪ければ、ハンズアップなどに会うことがある。

初めての旅行であれば、十分に注意されたい。マニラに慣れてきたとしても同様である。

 


[中心部でも、路上で寝る人々の姿がある。]

 

彼らは、おそらく田舎から出てきているのだろうか。

マニラのあるルソン島でも、田舎はさらに金銭を稼ぐことが難しいと聞く。

日中は、繁華街で観光客相手に商売をして、夜は野営で過ごし、ある程度稼ぎがまとまれば、田舎に帰る。それを永遠と繰り返すのだろう。

いつかは、彼らがこのような貧困のループから抜け出せるよう祈る。

 


[現地のナイトクラブ、Exklusive外観写真]

 

この時、フラフラと周辺を散歩をしながら、時間を潰していた。

途中、現地のナイトクラブが目に入ってくる。

一人だが、このクラブに入ることにした。私の恋人であるマリーと出会った思い出の場所でもある。

[参考記事]
【レンジブログ34】フィリピーナのマリーと会話スタート。マラテのディスコ EXKLUSIVE にて

 

今回も彼女は田舎のミンダナオへ帰ったままである。

おそらく、クリスマスと新年を家族と過ごすのだろう。

連絡はほぼ毎日あるが、どうやら忙しくしている様子である。年明けを過ごした後は、マニラに戻ってくるとは言っていたが、正確な期日はまだ決まっていないとのことだった。

 

マリーがマニラに居れば、今も一緒に過ごしたいのだが…。

 

私は、懐かしい思いをしながら、入店。

壁際のボックス席に座る。

そして、ドリンクをオーダーし、皆がステージ上で踊る姿を眺める。

 


[このクラブ内の様子]

 

その空間で、酔いが回っていくのを心地よく感じながら、音楽を楽しんでいた。

 

みんな楽しそうだ。私も明日から仕事を頑張ろう。

 

そして、午前3時を過ぎた頃、店内は再びお客さんが増え始め、ステージ上はさらに賑やかになっていった。

 

すると、私の背後に、一人の女性が座っていることに気付いた。

彼女と目が合うと、彼女は私に「ライター持っているか?」と聞いてきた。

私は、「どうぞ。」と彼女の咥えた煙草に火を付けた。

彼女は、「ありがとう。日本人?」と聞いてくる。

 





私は、「はい。」と答え、すぐに背を向けた。

怪しさ全開の女性であったからだ。

 

彼女は病的に痩せ細り、目の焦点は合っていない。おそらく、何かしらの病に罹っていることは明らかだった。表現は悪いが、まさに「死神」のように思えた。

 

私は居場所を突然失ったような気がして、そろそろ店を出ようと思い、トイレに立つ。

すると、その女性も同じく私の後ろを付いてくる。

トイレへ向かうこの時、背後に少し恐怖を感じた。

 

私は用をたし、テーブルに戻り、会計を待つ。

 

彼女が同様にトイレから戻ってきた。

明らかにメイクを直してきたようなタイミングだ。

 

私は目を合わせないようにしていたが、やはり彼女は話しかけてきた。

 

女性「You what hotel? Girl now?」(ホテルは何処だ? 相手はいるのか?)

 

私は「No, thank you.」と断るが、構わず私に話しかけてくる。

 

そのまま無視を貫き、気まずく会計を済ませ、足早にクラブを出た。

 


[マラテは、午前3時を過ぎても外は人で溢れる]

 

ふー、あぶない。

私は、マニラではめちゃくちゃモテるのだ。

マニラでは至るところで、このようなナンパに会う。

日本では通り過ぎるだけで舌打ちされるほどのブスなのだが、マニラではなぜかモテる。モテ過ぎて困るのだ。

 

通りは未だ人と車の流れで騒がしいが、私はとりあえず今夜の散歩を終えることにした。

 

コンビニで夜食とビール、翌朝の食事、水などを購入し、部屋に戻った。

 


[いつもの夜食。シューマイ追加でタンパク質増加]

 

しっかりと腹を満たすと、眠気に襲われる。

移動日でもあったこの日、疲れはピークを越えていた。

私は、次の日の勤務に備え、この日は大人しく寝た。

 

[次回あらすじ]
マニラのクリスマスイブ、そしてクリスマス。日本では聖なる夜だが、マニラでは性なる夜になるのか。

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マニラおすすめホテル【リヴィエラマンションホテル】

 

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レンジ
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。

2 コメント

  1. こんばんは!
    リヴィエラマンションホテル、書かれていたとおりロケーションがとても良かったです!
    Wi-Fiも問題なく、部屋も適度な広さで清潔、フロントには日本語ペラペラの方がいて、チェックインがすべて日本語で出来ました。
    なんと言ってもスタッフ皆さんとてもフレンドリーで、こちらが日本人だとわかると、たどたどしい単語レベルの日本語で歓迎してくれるのが嬉しかったです。

    敢えて問題点を挙げるとしたら、低層階は携帯の電波が非常に悪く、ほぼ話せない状態でした。現地でSIMを買って携帯使われる方は高層階を要求したほうがいいと思います。
    長文失礼いたしました。

  2. Dogさん、コメントありがとうございます。
    そうですね、低層階でしかも道路側だと、交通量が多い時間帯は室内までその音が届くので、うるさく感じることもあります。空きがあればできるだけ上の階を利用したいですね。
    貴重なコメントありがとうございますm(_ _)m

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