[ウメブログ 前回のあらすじ]
クレマニのホレ担当ウメ。現在50代後半。約30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。
フィリピンにも日本にも、世界中にいろいろな食文化があります。現地の衝撃の食文化に触れる!?
【ウメブログ23】犬を食べる!? ヒナのゆで卵!? フィリピンの食文化
※クレイジーマニラでは、オノケンブログ、レンジブログ、ポットブログの三つのブログがメインコンテンツでした。そして、この度新たに『ウメブログ』の新連載がスタートしました。
オノケンブログの第一話はこちらから
【オノケンブログ1】転落と後悔
レンジブログの第一話はこちらから
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
ポットブログの第一話はこちらから
【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
ウメブログの第一話はこちらから
【ウメブログ1】日本のフィリピンパブの過去、マニラへ向かうきっかけ
ウメブログは約30年前のストーリーから展開しています。
皆さんは、バロットや犬肉を食べたことがあるでしょうか。
現地ではポピュラーなものでも、日本人にはハードルが高いものもあります。
その逆も。生卵などはフィリピンではあまり食されません。
ウメが『牛肉だから喰え』と言われた肉は、犬の肉。
それで夜のパワーが増して、盛りがつくことも!?
それでは、ウメブログ24(第一章第22話)をスタートさせていただきます。
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【ウメブログ24】フィリピーナスカウト、元同僚がプロモーターに!?
ーー以前にお話しした、初渡比の際にニノイアキノ空港で偶然会った元同僚について。
[過去記事]
【ウメブログ2】初めてのフィリピン旅行、フィリピーナの家族に会う
彼らと安川、またランの働いていた店のマネージャーをしていた先輩も、以前はとある会社の同僚であった。
その会社は今でも全国区で有名である。仕事はきついが給料はとても良い。
35年前当時、私の月収が税込み85万円程。
そんな懐具合であったので、その会社の同僚たちはことごとくフィリンピンパブにハマっていた。
ーー今回紹介するエピソードは、私がフィリンピンパブにハマる更に5年ほど前の話。
その会社のある一つの営業所にて。
およそ50人程度の社員が居た。
みんながハマり出した切っ掛けは、他の営業所と合併した頃だ。
そこだけで総勢120人ほどの営業所になった。
そして、営業所の上層部がコリアンパブ(韓国パブ、クラブ)にハマる所から始まる。
上層部たちは、営業所単位で行われる忘年会や新年会などの『会社の飲み会』ですらコリアンパブを使うようになった。
ーーある下町に在るJRの駅にて。
当時その街に、客が100人以上入る大箱のコリアンパブが在った。
安川が過去に通っていたのもこの店である。
他にも小金持ちとなった同僚たちは、ことごとくコリアンパブにハマっていた。
また、『外国人との夜遊び』の楽しさを知った同僚たちがフィリンピンパブも開拓していった。
すると営業所内で『韓国派』と『フィリピン派』とに分かれ、伝染病のようにそれぞれの派閥で次々とハマって行く。
二つの営業所が合併した訳だが、内部では前のままの派閥がそのまま残っていた。
韓国派代表は、旧私達の営業所トップの課長だ。
彼は新車の鉄仮面を売り、家まで担保に入れ、首も回らないほどハマっていた。
そして、フィリピン派代表は、係長の二人。
当時双方とも持ち家があり、既婚、子どももいた。順風満帆だった生活だろう。
しかし、当然離婚をして、フィリピーナと再婚すると言うパターンに見ごとにハマっていた。
ーーこの頃の私はまだ若く、日本人派だった為、それらの行動を冷ややかな目で見ていた。
……その後、がっつりハマるとは露知らず。
ーーフィリンピンパブにハマっていた営業所の同僚たちは20人を超えていたと思う。
あるものは結婚を約束し、あるものはせっせとフィリピンに送金をし。
皆、しっかりと騙されていた。
ーーちなみに、当時のフィリンピンパブは、内装とかがミラーボールが回っていてキラキラした素材の飾りつけを壁一面に施して、一つ間違えるとキャバレーの様な雰囲気だった。
[フィリピンパブイメージ]
しかし、そのチープでうす暗い店が不思議と居心地が良かったのを覚えている。
店に入ると、フィリピーナ達が付けている香水の匂いがこれでもかっていうほど匂って来て、
『フィリピンパブに来たー』
という実感に包まれたものである。
香水は強く、数時間も店内に居ると、自分の服にも完全にその匂いが移っており、そのままでは家に帰れないのでいつも着替えを用意していた。
その後に知るが、フィリピンパブにハマって通っていると自然にいつもいる客が分かっくる、
『あの親父は○○の客、あの兄ちゃんは✕✕の客』
と言った風に。
でも店内には何か不思議な一体感みたいなものが発生しだして、いつの間にか会釈で挨拶をする関係になっていたりした。
ーーハマった同僚の中には、社員同士で休みを貯めて1週間位のフィリピン旅行をするようになっていた。
中には楽し過ぎたのか、帰国の日に戻って来ず。
二日後にようやく帰国してきて、しこたま怒られている人もいた。
まだ目覚めていなかった私は、何がそこまで楽しいのか不思議だった。
仕事終わりに同僚と一杯。
居酒屋にてフィリピンの話を聞くに連れ、多少その気にはなってきたが、まさか自分が『フィリピンに通う事になる』などこの時は思いもしなかった。
なぜなら、フィリピンにハマって行く人間は次々と会社を辞めていくのだから……。
そうなのだ。
皆忙しく、なかなか休みの取れない会社だったので、フィリピンに行きたいがために会社を辞めるのだ。
そして、結構な数の元同僚が『タレントを日本に入れる日本側のプロモーター』になっていた。
そうすれば『仕事を兼ねてフィリピンに行ける』という安直な考えだったと思う。
それが仕事として成り立っていたのかは分からないが、『女性一人入れると幾らもらえる』だとかの話はよく聞きかされた。
ーー先輩のフィリンピンパブのマネージャーをしていた先輩、田中さんもその口で、お店のマネージャーをしながらプロモーターもしていた。
また、家庭を壊したと話した係長のうち一人も。
彼は日本人の奥さんと離婚後、プロモーターの仕事で現地のオーディションに参加した際に好みのババエを見つけて自分の嫁にした人である。
他にも元同僚の何人かがそのような仕事に携わったと聞く。
そんな愉快な仲間たちも、フィリピーナのタレントビザの取得が難しくなるに連れ、段々と消息が絶滅危惧種のように分からなくなっていた。
その中で今も仲良く暮らしている安川は、天然記念物指定されてもいい人間だと思う。
私は、ランとも今でもFacebookで繋がっていてたまに会話をしている。
ーーあの頃ハマっていた元同僚たちの内、何人が今もフィリピンにハマっているか知りたいものである。
「いい時代だったなぁ……」
とは口が裂けても言えない。
それは私は『生涯現役』を誓ったからである。
[ウメブログ24 終わり]
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次話、ウメブログ25「キツキツだったラブリー大変貌!」
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平日は、このウメブログの編集あとがきを話します。
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こんにちは
ははは、「新車の鉄仮面を売り、家まで担保に」最高にわかりやすいです。
今の若い方に「鉄仮面」はわかるかしら?ww
我がド田舎も同じく規制前のフィリピンパブ全盛期は土建屋社長、運送屋関係の
高給取り方は大はまり。。
当時は興味なく、何故だろうと思ってました。
一周回って自分がミイラ取りになってます~爆
ブログの更新が気になって仕事になりません。。はは
鳩麦茶さん
いつもありがとうございます。
当時の背景なのであえて「鉄仮面」にしました。
若い人は分からないと思いますが^^;
私もその数年後にハマるとは思っていませんでした。
引き続きよろしくお願いします。
ハマる人はどっぷりハマりますよね。沼みたいに抜け出せない人が多いのもこのパターンかもしれませんね。何のスイッチが入るとあそこまで盲目になってしまうのか未だに謎です。
私はラッキーにもフィリピンに行くまでピンパブを知りませんでしたからハマることはなかったですけど、その分アングラなクラブやらなんかにハマってましたねw ほぼ好みの音楽を流しているかどうかで店を選んでいましたが、その店が悉く営業停止を食らったりしていたので何やらよからぬことをやっていたんでしょうね( ̄▽ ̄;)こわ~
現地でハマって抜けられなくなった場合、本気で消息不明になるので笑えませんが、笑い話になるところに留まるのが一番楽しめるんじゃないですかね?
ウメさんは楽しんでいるようなので安心してブログを読んでいます🤣
Ackieさん
いつもありがとうございます。
本当にそうですね、この当時ピーナにハマって行った元同僚たちの中にはもうフィリピンの話なんか聞きたくないって思うくらい色んな被害を受けたやつもいると思います。
幸い私は今でも楽しくフィリピンと付き合えている事に感謝しています。
ところでアングラな店とは当時あったアメちゃん向けの店の事ですかね?
ジャズバーぽいのやポールダンスやプールバー的な店も結構ありましたよね。
ジミーと何度か行った事が有ります。
その頃のそのての店は結構な確率で薬の売買もしていたので当局の摘発でつぶれる店も在りましたね。
Ackieさんたちベテランさんのブログやラジオでのコメントで私も忘れていた事を思い出すことも有り大変助けられています。
引き続きよろしくお願いします。
ウメさんこんにちは👋😃
私も生涯現役を誓った派なので、これからも日本との往復は続けて行くでしょう。(永住するつもりは今のところありません)
フィリピンパブも昔のような若い娘が居ないので、行く回数はかなり減りました。
でも、何であんなにもはまってしまったのでしょうかね。
はまらなければ、蔵が建ったと思います。(後悔はしてませんが、、)
ターシャさん
いつもありがとうございます。
本当ですよねw
大概のフィリピンのベテランは(私も含め)必ず言いますよね、フィリピンにハマって無ければ家の一軒や二軒は建っていたってwww
でも周りからはいい年をしてまだフィリピンにハマってって思われている事でしょうが、今もハマっているおかげで同年代のおっさん達より夢も希望も有り仕事も含め生きるバイタリティになっている事は間違いありません。
二人とも生涯現役を誓った身、まだまだフィリピンには知らない所もたくさんありますローカルの店ではまだまだ貧乏で売られたも同然の若い子も居ます、行きましょうまだまだドラゴンクエストの旅は終わりません。
引き続きよろしくお願いします。
ウメさんこんにちは。当時私もハマりましたが鉄仮面を売るほどではなかったです。😭ある日彼女達がお休みの日にお店の従業員とタレントが中華料理店でご飯を食べている時にバッタリあいました。ノーメイクの彼女達が誰だか分からなかったのです。正直、猿か?アンパンマンか?ノーメイクの彼女達は、素朴な顔をしてました。あの時、一気に熱が冷めたのを覚えてます。鉄仮面を売らずに済んだ瞬間でした。
小虎さん
いつもありがとうございます。
wwww
分かります、当時のタレントって可愛いとかブスとかでなくて、若く幼い顔に仕事メイクを思いっきり塗っていたのでノーメイクは別人でしたよね^^
いつもコメントで忘れている物を思い出させていただきありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。
ビザが厳しくなったのはイラク戦争でフィリピン軍が撤退した事に憤慨したアメリカが日本に対しフィリピン人を使って人身売買してると脅し、フィリピン人が日本で働けない様にしたとか、真実ではないでしょうけど、実際にタレントVISAが急に取れなくなった理由は何だったんでしょうね?
匿名さん
コメントありがとうございます。
ビザが難しくなった理由を当時入管で働いていた友人に聞いた所、ジャパユキって言葉が流行っていた頃タレントが来日すると店ぐるみでタレントをオーバースティにしていたことも有り、70%近いオーバースティ率まで上がったそうです。その後オーバースティの不法労働者を働かせる店などの罰則を強化して取り締まりを行うも一向に減らないため、入国そのものを制限した為ビザが難しくなったと聞いています。
今は地域とビザ発行条件が満たされれば意外とタレントが入りやすくなってきています。
さらにランナーウェイした場合の店側のペナルティも強化したため新規のオーバースティは減ったらしいです。
引き続きよろしくお願いします。
ウメさんお疲れ様です。
プロモーター良いですね!
女性と仕事がしたい(笑)
確かにここ何年かは若いピナさんも減りました(´;ω;`)
toshidesuさん
おはようございます。
プロモーターも今はなかなか難しいですよ^^;
まだまだローカルには若い子が居る店が在るらしいので頑張りましょう。
引き続きよろしくお願いします。