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今回ご紹介する記事は「マニラ空港( MNL もしくは NAIA )」についてです。

(第3ターミナルについて、2019年2月追記)

かつては世界的にも悪名高かったマニラ空港ですが、2019年ではどのように変貌しつつあるのか、初めてマニラ空港を利用する方へその概要を紹介します。

 

フィリピン マニラ ( ニノイ・アキノ ) 国際空港の利用について 2019年度版

以下、この記事の目次です。

 

マニラ空港について

マニラ空港( MNL )として知られるマニラ・ニノイ・アキノ国際空港( NAIA )は、フィリピンへの主要な国際的玄関口の役割を担っており、マニラエリアに空からアクセスするための主な空港です。

また、フィリピン国内への国内線のハブ機能も持っています。正式名称の「マニラ・ニノイ・アキノ国際空港」という名称については、1983年に空港で暗殺されたベニーニョ上院議員「ニノイ」にちなんで命名されました。


[マニラ空港 第2ターミナルの外側の写真]

基本的に「マニラ空港」と言えば、この「マニラ・ニノイ・アキノ国際空港」のことを意味します。

マニラ空港には色々な呼び方があり、「ニノイ・アキノ空港」、「 NAIA 空港」、「 MNL 空港 」などそれぞれ同じ「マニラ空港」のことを指しています。ちなみに、現地の方の多くは「Manila Airport 」と呼びます。


[フィリピン航空の運航路線図写真 2017年8月時点]

以下、マニラ空港公式ホームページより抜粋和訳。
”2016年、マニラ空港利用した乗客数は39,516,782百万人に達しており、世界で最も利用者の多い空港の一つ。また、2010年以来、空港を利用する乗客数は上回り続けている。貨物量に関しても同様で、2015年には460トン以上の貨物を運搬管理している。” https://www.manila-airport.net/ より

 

「マニラ」には二つ空港がある? アンヘレスに近いクラーク空港も?

マニラ空港の場所はマニラ首都圏のパサイシティ Pasay City と パラニャーケ Parañaque Cityの国境沿いあり、中央商業地区マカティからは南西約7kmのところに位置しています。

マニラ空港はマニラエリアでは唯一の空港ですが、アンヘレスに近い「クラーク国際空港 Clark International Airport 」も公式にはマニラに属する空港となっています。


[マニラ空港とクラーク空港の位置]

アンヘレスのあるパンパンガ州 Pampanga はマニラから約80km離れていますが、クラーク空港はパンパンガ州のClark Freeport Zoneに位置するため、「マニラの空港の一つ」と定められています。ちなみに、クラーク空港はマニラ空港より安価な空港使用料で利用する航空会社を主に受け入れています。

 

マニラ空港の評価と治安 2019年

マニラ空港は数年前、利便性や衛生状況の悪さ、空港職員の不正等により、「世界最悪空港ワースト1位」や「世界一最悪な空港」と言われていました。(特に第一ターミナル)

しかし、近年になり徐々にその実態と印象を改善してきています。空港内の各所では改修や拡張工事が進み、蔓延化していた「利用客の流れの悪さ」や不衛生な港内は日本の空港のようにとまでは言えませんが、確実に改善しています。


[第3ターミナル内受付カウンターエリアのインテリア]

また、「チップ次第」であった空港職員の多くは、現在では試しにこちらから提案してもそれを受取ろうとはしません。教育が徹底され始めて、不正はもうしないという空港職員の意識改革が進んでいるのでしょう。もちろん、中には未だ悪質な職員はいるかもしれませんが。

[参考記事]【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

出国の際にトラブルに巻き込まれるというニュースも2017年頃からほとんど聞きません。マニラへ初めて旅行される方でも安心して利用できる「本来の空港」へ変貌しています。

ただし、フィリピン マニラは「外国」であることを理解し、常に注意を払うことはご自身を守るためにも忘れないようにしてください。

 

入国、出国の際に気を付けること

マニラ空港にて、フィリピンへ入国する際に気を付けることは特にはありません。一般の日本人であれば、特に英語による質問もなく入国審査を通過することができます。

入国審査場では、審査官に日本のパスポートと入国カードを提出し、指紋と顔写真をスキャンされた後、入国スタンプが押されます。2019年1月現在では、日本からの入国の場合、いわゆる「税関申告書」や「健康申告書」というものは無くなっています。

なお、入国カードは2019年から新しい書式に変わっていますのでご注意ください。以前には無かった「個人番号」を記入する欄などが設けられています(記入は任意)。

【新しい書式の入国カード 2019年】

記入項目を紹介していきます。

01.PASSPRT NUMBER バスポート番号(例、TR123456)
02.LAST NAME 姓(例、Abe)
03.FIRST NAME 名(例、Range)
04.MIDDLE NAME ミドルネーム(例、Paruparo)
05.DATE OF BIRTH 生年月日(例、02/11/1985)
06.NATIONALITY 国籍 (例、JAPAN)
07.GENDER 性別(例、男ならMALE!)
08.ADDRESS ABROAD 現住所(例、1-2-3 ○○ Kitaku Nagoyashi Aichiken Japan)
09.ADDRESS IN THE PHILIPPINES フィリピン住所(任意)
10.CONTACT NUMBER OR EMAIL 連絡先(例、crazymanila2017@gmail.com)
11.OCCUPATION 職業(例、Office Worker)
12.PERSONAL I.D. NUMBER 個人番号(任意)
13.FLIGHT NUMBER 便名(例、PR555、航空券に書かれているもの)
14.PORT OF EXIT 出口の空港名(例、Manila)
15.ARC I-CARD NUMBER 外国人登録証番号(例、E123456789EEE)
16.PRIMARY PURPOSE OF TRAVEL 旅行目的(例、夜遊びはPLEASURE!)
17.SIGNATURE 署名(直筆サイン)
18.DATE OF ARRIVAL 到着日(例、02/11/2019)

 

また、預けておいた荷物を受け取る場所で、その荷物が本人のものなのかどうかの確認はほとんどありません。ただし、不審に思われた場合は簡単な尋問を受けることがあります。

悪意ある人がスーツケースを盗むようなことも考えられますが、防犯カメラ(顔写真と指紋スキャン済み)などでセキュリティ上問題はないのでしょう。

出国の際に気を付けることは、まずは空港へ向かうまでの交通状況です。マニラ市内から空港周辺までの渋滞については、時間帯や曜日によってある程度予測が立つと思います。しかし、渋滞については現地行事など予期せぬことも考えられるため、十分に時間的な余裕を持ってマニラ空港へ向かうことをお勧めします。

また、出国の受付については、各航空会社の該当のカウンターにてパスポートを提出します。航空券の予約表を求められることもありますので、すぐに提示できるようにしておいてください。自身の荷物を預ける際には特に心配することはありません。


[ジェットスター JetStar の出国受付カウンター]

しかし、カウンター前にて他人から「ちょっと荷物が多くて。あなたの荷物として預かってもらえませんか?」と言うことを、筆者も実際に体験したことがあります。その時声を掛けてきたのは、普通の中年フィリピン人女性でしたが、犯罪に関わってしまう可能性がゼロとは言えないため、もちろん断りました。皆さんもこのようなことは善意があったとしても、断るようにしてください。

 

マニラ空港の空港使用料、税について

マニラ空港の空港使用料と税については、どの航空会社でも購入済みのチケット代に含まれています。

金額は550ペソ(1100円程度)です。

空港の窓口で別途支払うようなことはありません。

 

 

マニラ空港のターミナルについて

マニラ空港には、4つの旅客ターミナルがあります。4つのターミナルはそれぞれかなり離れた位置にあり、移動にはシャトルバスを利用します。以下、それぞれのターミナルの紹介です。

 

[第1ターミナル]
フィリピン航空( PAL )、セブパシフィック航空、デルタ航空、エミレーツ航空、キャセイパシフィック航空、シンガポール航空などが利用しています。
また、人気のジェットスターを始め多くのLCC航空会社が発着するので、特に入国審査場所前にはいつも長い列ができます。


[第1ターミナル 入国審査場前に並ぶ人々の列]

 

[第2ターミナル]
現在、フィリピン航空( PAL ANA共同便含む )の国際線および国内線が利用しています。こちらの入国審査については、日本からの便の場合は明らかにそのスケジューリングが優遇されているようで、いつもスムーズに通過することができます。

ただし、出国の際にはエントランスゲート(最初の荷物検査)と出国検査場前には長い列が出来る場合があります。出国で第2ターミナルを利用する場合は、余裕を持って空港に到着しておいた方が良いでしょう(出発時刻の2時間前を目安)。

 

[第3ターミナル]
第1ターミナルで運航されていない国際線と国内線が利用しています。マニラ空港では最も新しく最大のターミナルです。構内にフードコートやお土産屋が充実しているので、チェックイン後でも時間を潰すことができます。

特に、フィリピンでは最も人気のある「セブパシフィック」が主に発着します。

 

[第4ターミナル]
Cebgoなどの地元の航空会社が運航しています。第4ターミナルはマニラ空港で最も古いターミナルです。

 

第3ターミナルについて(2019年2月追記)

マニラ空港では最も新しいターミナルです。セブパシフィックが主に離着陸するため、国内線と国際線を利用する人々で賑わっています。

マニラ空港第3ターミナル構内
[第3ターミナル構内]

清潔感があり、広大なスペースの第3ターミナルは、まるで日本の国際空港内のように綺麗です。

1~2階が到着口、3階が出発口、4階は飲食などが出来るモールスペースになっています。


[フードコートにはフランチャイズ店が並んでいる]

特に、4階のフードコートは充実しています。これは他のターミナルにはないので、出発前にこちらでゆっくりと食事を取ることもできます。

マニラ空港第3ターミナル、受付カウンター
[出発、セブパシフィックの受付カウンターが並ぶ]

また第3ターミナルは利用航空会社の出発ゲートが多いため、利用者の数もその分多いです。時間帯や曜日によってはかなりの混雑になるため、空港へは早めの到着をおすすめします。

特に、「出国審査」と「手荷物検査場」は大変な混雑になることがあります。危うく出発に遅れそうなときは、近くの職員に声を掛けると人の列を「ショートカット」させてもらえます。

そのような場合は、遠慮せずにチケットを見せながら遅れそうな旨を伝えましょう。

 

また、到着時の様子について。

この第3ターミナルは広いスペースで深夜でも複数の審査官が待機しています。入国時に酷く待たされることはありません。また、このターミナルが改築されてから、その他のターミナルの混雑も緩和されています。どのターミナルでも以前のような「入国審査の混雑」はありません。


[第3ターミナル到着時、入国審査手前の様子]

ターミナルを出ると、すぐに見えやすい位置に「エアポートバス」が待機しています。およそ20分間隔で運行されているので、安価に移動したい場合はおすすめです。

黄色い「エアポートタクシー」については、出口から少し離れたところにあります。

「BAY○○」との標識で空港の乗降場所を示しているのですが、エアポートタクシーの受付は出口から右手(東側)の「BAY12」付近にあります。


[第3ターミナル、黄色いエアポートタクシー乗り場]

 

ターミナル間の移動について

各ターミナル間を移動する際には、マニラ空港の無料シャトルバスを利用することができます。このバスは、15分ごとに24時間運行しています。

徒歩での移動も可能ですがかなり距離があるため、特にマニラの気候の中では過酷だと思います。バス以外では空港外のタクシーを利用することもできますが、無料シャトルバスを利用した方が良いでしょう。


[シャトルバスを利用してターミナル間を移動]

また、どちらも空港外の道路を移動することになるので、渋滞状況によっては一時間以上かかることもあります。マニラ空港へ向かう際は特に、目的のターミナルを良く確認しておき、ターミナル間移動をする必要がないよう注意してください。

なお、フィリピン航空の利用客についてはPALエクスプレス便の場合、ターミナル2とターミナル3の間にて、空港内部のエアサイドシャトルサービスを利用することができます。

 

マニラ市内、マニラ空港へのアクセス方法

エアポートバスや一般タクシーもありますが、やはりグラブ Grab Taxi をおすすめします。利用者の利便性、安全性、快適性など総合的に判断して最もおすすめです。


[フィリピンでの Grab タクシーの使い方。最も安全で低価格な移動手段]

利用にはインターネット接続環境が必要です。空港内に無料のWifi環境がありますが、空港外では現地の常時接続のネット環境が必要です。

もちろん、時間を気にしなければ、ロビンソンズ・プレイスから出るエアポートバスもおすすめします。モール南側のエントランス付近に乗車場所がありますのでそちらからどうぞ。


[ロビンソンモール出発のエアポートバス]

 

マニラ空港内で無料のWifi環境を利用する方法

マニラ空港内には空港利用者へ無料のWifi環境を提供しています。

詳しいWi-Fi利用方法については、こちらの記事[ マニラ空港内でフリー Wi-Fi 環境を利用する方法について 2018年最新 ]からどうぞ。


[マニラ空港内では無料Wifiに接続可能]

無料Wifiのネットワーク名は「 @NAIA_FreeGoWiFi 」です。「 Manila … 」というような名前のWifi名ではないので注意してください。周囲に多くのWifi接続者が居る場合、つながりにくい場合があります。何度か接続を試みてください。

接続されると2秒間ほど「広告」が表示されます。その後ネットワークが利用可能な状態になります。

 

空港外での常時接続のインターネット環境について

空港を出てからもインターネット環境を利用したい場合は、現地の常時接続環境が必要となります。

SIMフリーの端末やルーターを持っている場合は、空港内にて現地のプリペイドカード(パケットデータと現地SIM付き)を購入してください。現地のインターネット会社のカウンターにて購入したデータ量をSIMにロードしてくれます。

現地では、屋外(例えば道路上)での常時接続インターネットサービスとして、グローブ Globe とスマート Smart の二社がありますが、接続強度と回線速度は「グローブ Globe 」の方が優れているためこちらをお勧めします。


[空港内の現地SIMカード売り場 お勧めはグローブ Globe ]

SIMフリー端末を持っていない場合は、例えば日本の主要キャリアのスマホであれば「海外1dayパケ」のようなサービスを利用するか、現地用ルーターとSIMカードを同時購入して利用してください。

なお、日本のスマホの「海外1dayパケ」は現地最速の回線を利用します。接続状況は非常に良好で高速です。しかし、割高のため(利用者の滞在日数や利用方法次第ですが)、上述のグローブ Globe のSIMカードやルーターを利用する手段をお勧めします。

 

以上、マニラ空港に関する記事でした。

 

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Range Abe
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。
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1コメント

  1. セブパシフィック航空は国際・国内線ともに第3ターミナルを使用しているはずですが
    JetStarの間違いではないですか。

   

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