【レンジブログ186】マニラ最高級店『526』の女性たちとアフター!?

 

 [レンジブログ 前回のあらすじ]

今から数年前、レンジがマニラでビジネスをスタートさせた頃、オノケンをフィリピンへ誘う数か月前の話。フィリピーナ彼女から浮気疑惑を掛けられたものの、何とか言い訳に成功。その足で、その別のフィリピーナの元へ。
【レンジブログ185】極悪フィリピーナ彼女に浮気がバレた!? 言い訳は!?

 

 

クレイジーマニラでは以下の三つのブログがメインコンテンツです。
平日に『小説ブログ連載』、週末は『トピックス（コラム）』をアップしています。

現在は【レンジブログ外伝五章】を連載中です。

 

[筆者レンジより]

読者の皆さんへ。

いつもクレイジーマニラをご覧いただき、本当にありがとうございます。

また、コメントをくださる方々、ラジオを聞いてくださる方々、いつもありがとうございます。

 

ーー何とか、マリーの怒りを鎮めることに成功しました。

私は彼女と韓国焼肉を食べた後、別の女性『サン』とアフターへ。

そして、再び韓国焼肉店。

……私だけでしょうか。マニラでのアフター時の８割は韓国焼肉店です。そこからのクラブやライブバンドレストラン。

 

この日もどこまで体力が持つのか。

 

それでは、レンジブログ186話をスタートいたします！

 

 

 

 

【レンジブログ186】マニラ最高級店『526』の女性たちとアフター!?

 

高いヒールを脱いだサンの身長は、私とほぼ同じくらい。

アメリカンハーフと言うこともあってか、女性としては高身長だ。

 

ーー彼女は私の腕を取り、嬉しそうにレストランへ入っていった。

 

[マニラ マラテ中心部の韓国焼肉店]

 

ーー「Do you like Korean Restaurant? (コリアンレストラン好きなの？）」

「Of course, Range! Kyahahaha! （もちろん、レンジ！　きゃはははっ！）」

 

私の問いかけにいちいち爆笑するサン。

何がそんなにツボなのか分からないが、彼女はひたすら笑顔で、爆笑している。

まぁ、女性の明るい笑顔はこちらも幸せな気持ちになるので良いのだが。

 

ーー店内にて席に着くと、彼女は私の隣にピタっと座ってきた。

うおっ！？

この距離は……　もう恋人ではないか。

 

視線を斜めに落とすと、彼女のTシャツの首元は緩く、張りのある胸の谷間が見えた。

ノっ、ノーブラ？？

一枚カーディガンを羽織っていたので分からなかったが、ブラをしていないぞ？

 

ワンチャン、チクビーノも見えそうな……。

私は、「店の中はかなり人混んでるね」とさりげなく視線を後ろに向ける。

それに釣られた彼女も首を回し周囲をみる。

 

その隙を狙い、私は彼女の胸元をガン見した。眼球を瞼から剥き出すレベルで見た。

 

はうあぁぁあ！？

 

チクビーノの横顔が一瞬だけ『こんにちは』したのである。

 

なっ、なんと美しい。

喉チンコも勃起するほどの衝撃。

私は神に感謝した。

小ぶりのシャイニングピンクだったのだ……。

 

[サンの似顔絵]

 

決して巨乳ではないが、ベストシェイプオッパイ。その他、スタイル、ルックス、全て95点以上。

私はこのとき、「今夜決める！」と決意した。

 

ーー「Sun, what do you wanna eat? （サン、何食べたい？）」

「You! Kyahahaha！（レンジ！　きゃはははっ！）」

「Okay! Please eat later. (よっし！　後でね！）」

「Talaga!? Kyahahaha!（本当!?　きゃはははっ！）」

 

まー、とにかく明るい女性である。

『この女、もしかしてバカなのか？』とは思ったが、いろいろ話を聞いていると、かなり育ちの良い女性だと分かってきた。

 

まず、彼女の話す英語。

とても発音が綺麗だった。スペイン語訛りはほとんどなく、聞き取りやすい。

大学（University）では語学を専攻しているとのこと。

両親（父親はアメリカンビジネスマン、母親はモールの店員）はともに働いており、彼女自身はアルバイトの感覚で526で働いているようだ。この時は、大学が休みになったので、他にもアルバイトをしているという。

また、その美貌から薄々感づいていたが、彼女は『モデル』をしているという。

 

[韓国焼肉店イメージ]

 

ただし、それはファッションショーのようなものに参加するのではなく、ポートレートの撮影や企業イベントの補助で臨時で参加するようなもの。

一応、モデルたちを抱える事務所のマネージャーが、仕事を振ってきて、都合が合えば日当数千ペソで働くと言う。

マニラにはこのような『読モ』のような準モデルの女性が多い。

特に、526にはこのような女性が多数在籍している。

サンもそのうちの一人のようだ。

 

ーー住まいはマカティのコンドミニアム。家族構成は両親、本人、妹の四人。

母親方の親せきも商売をされているとのこと。

特にお金に困っている様子はなく、マニラでは平均以上の所得層（ほぼ富裕層）だろうと予想した。

 

この夜の仕事は、「モデル仲間に誘われて入ってみた。結構楽しい。でも大学が始まると辞める」と言う。

何より、「レンジが好き、きゃはははっ！」と言うのである。

 

ーー来た。

モテ気が来た。

日本の皆さん、フィリピンの皆さん。

私、モテ気が来ました。

 

私はブスアプローチブースターをオンにした。

 

 

ーー食事が落ち着いたころ、私はいつ部屋に誘おうか考えていた。

まだ展開が早すぎるとは思ったが、なんだか行けそうな気がしていた。

 

サンは、おしぼりのティッシュを丸めて、コンロ向こうのお皿に投げ入れる遊びを始めた。

外れると舌打ちし、見事に入ると「きゃはははっ！」と喜んでいる。

子どものような女神だなぁ、と思いながらその光景を微笑ましく眺めていた。

 

ーーと、その時。

ワイワイと男女の団体客が店内へ。

２、３人の韓国人と思われる男性、そして８人くらいの女性たち。

特に、彼女らを見て私は凍り付いた。

……たぶん、例のグループの女性たちだ。

うおっ！？　あれは花蝶で働いている女性かもしれない。何処か見覚えがあった。

ヤバい……。

 

ーー私は彼女らの視線がこちらへ向かないように、サンの手遊びを止めさせ、「会計して出よう」と話した。

 

なるべく目立たないように、こっそりと店を出ようとする。

 

「Range! (レンジ！）」

 

うえっ！？　ぶふぇえ！！

誰っ！？

 

その時、いきなり別方向から声を掛けられた。

店内に響くほどの声。

他のお客さんはその声を発した人と私に注目しただろう。

 

声の元は、526のママだった。

……いつから入店していたのだ？　我々が入る前から？

 

しかも、彼女の周りには３人の別の美女たちが居た。

皆見覚えあるぞ。名前も分かる。ママの舎弟たち（526の仲良し女子グループ）だ。

 

私とサンはそのテーブルに近づき、挨拶をした。

 

 

少し気まずい思いをしながら、「今日は食事して、このあと解散です」と伝えた（本音はサンを部屋に誘いたいのだが）。

 

するとママは「レンジ、じゃあみんなでカラオケに行こう！」と言う。他の女性たちも「レンジー！　行こうよ！」と言う。

 

サンもノリノリだ。

「Kyahahaha！ Range, Let’s join!（きゃはははっ！　レンジ、行こうよ！）」

と私の腕を引っ張る。

 

おっ、おう。もう時刻は午前5時が来るぞ……

これからカラオケって。午前7時コースじゃないか……。

マジかー。行きたくねぇ。

最短時間でサンとワンチャンして、その後はマリーの家に行く予定なのに。

断りてぇ……。

 

私は意を決して、

 

 

と叫んだ。

 

サンの手前、ジェントルマンを貫くことに。

「行きたくない」は言えない。「疲れた、忙しくて行けない」とも言えない。せっかくサンと良い感じなのだ。めったにこのようなチャンスはない。

この日、絶望的にイベント盛りだくさんの一日だったが、ようやく終わりが見えてきたのだ。

ここは寿命が減ろうとも参加しておかなくては……。

 

ーーその場でママさん一行の会計をサポートし、皆で一緒に退店。

 

近くのカラオケ屋へ向かった。

マラテベイビューマンションの２階にあるカラオケBOX店だ。

 

[マニラのローカルカラオケBOX店イメージ]

 

ーー部屋に入ってから、私はしばらく目を閉じていたと思う。

さすがに疲れが限界だった。

 

しかし、５２６の皆さんは元気いっぱい。

先ほど韓国焼肉を食べたはずなのに、ビールバスケットとともにかなりの量の『フライドチキンやポテト』、さらに謎にシニガンスープが一杯ずつ運ばれてきた。

 

ちなみに私はこの数時間、韓国焼肉店二店目からのここである。

胃の中は決壊前の超満水ダムと化し、ひたすら胃の入口を抑えていた。

あー、キャベジン飲みてぇ……。

 

ーーカラオケ中は、フィリピーナのハイテンションに付いていくことは出来ず。私も何曲か披露したが、その都度体力は失われた。

 

また、途中で二人ほど追加で部屋に入ってきた。これまた526で働く女性たち。

曲の合間に、多少なり仕事の話をするタガログ語が耳に入ってきた。

 

ーーそして予想通り、約二時間。

がっつりカラオケを楽しんだ後、皆で外に出た。

 

ーー完全に朝だった。

サン以外の女性たちは「レンジ、ごちそうさまー！　またねー！」のように言って、元気にタクシーで消えていった。

 

残された私とサンは、「サン、どうやってマカティに帰るの？」と相談する。

 

この時間帯はまだそこまで渋滞は始まってないはずだから、タクシーですぐに戻れるだろう。

 

そして、このタイミングで私は血迷った。

24時間起き、お酒も入り、疲れのピークを超えると、人間は変にハイになるのである。

 

 

私はテンションマックスで誘ってみた。

一応、「部屋からは素敵な眺めが見られるし、もう少しサンと話がしたいだけ」と付け加えた。

サンは「きゃはははっ！」と笑い、「……Sure! I wanna see your room. (もちろん！　部屋が見たいわ。）」とすぐ返事してきた。

 

……ぐふふふっ

ぐふふふふふっ！

ふははははは、ふふははははっ！

はばっ、ばげっ！　ゲホッ、ゲホッ！

心の中で笑い過ぎて、死にかけてしまった。

 

久しぶりに『君が代』が聞こえてきた。

心震えるナショナルアンセム。

 

ーー私たちは店の前でタクシーに乗り、私のコンドミニアムへと向かった。

 

 

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