【ウメブログ61】純愛フィリピーナのためにコンドミニアムを借りる！？

 

 [ウメブログ前回のあらすじ]

ウメブログ第二章がスタート。愛の戦士、純愛戦士ゲスのウメ降臨。出会い系で知り合った女性に入れあげ始めていた時に、彼女から『今彼』について相談される。
【ウメブログ60】純愛戦士となった日本人男性、フィリピーナから突然の相談！？

 

改めてウメブログを始めから読みたい方はこちら↓


【ウメブログ１】日本のフィリピンパブの過去、マニラへ向かうきっかけ

 

 

※クレイジーマニラでは以下の５つのブログがメインコンテンツです。

 

 

ウメさんが再びフィリピンへ通い始めます。

それでは『ウメブログ第二章』、第61話をスタートさせていただきます。

 

 

 

 

 

【ウメブログ61】純愛フィリピーナのためにコンドミニアムを借りる！？

 

 

ーー右目に青たんを作り私のホテルに逃げてきたレミー。

 

彼女から何やらいろいろと変な注文があった。

「ロビーに来ないで」、「エレベーターホールで待て」とか。

会った際も口に指をあててしっーのポーズ。

そして、彼女の告白の中にその訳が見えてきた。

 

ーーレミーは、嫉妬心の強い彼に別れを告げ、私のホテルに向かった。

彼は自分のバイクでレミーの家に来ていた為、レミーの乗るタクシーを追いかけてきた可能性が有る。

その場合、ホテルで私が浮気相手だとバレると迷惑をかけてしまう。

これらの理由から、知らない人のふりをしてエレベーターに乗り込んだのだ。

 

ーーそんな事になっているとは露知らず。

ゲスは訳も分からずレミーを部屋に招き入れ、話を聞くことに。

 

そして少し落ち着いてきたところで、

「ウメ、助けてくれる？」

と。

「おっおー」とは答えたものの、今後どのような展開になって何を助けるのかまだ話が全部終わっていない。

今は未だはっきりとしない。

さらに話を聞くことにする。

[レミーの似顔絵]

 

「レミー、大変だったね。大体のこれまでの話は分かったよ。それで私に何を助けて欲しくてこれからどうするの？」

「もうしばらくは家に帰らない、後でお母さんに電話で話す。そして彼にはもう二度と会いたくない」

「うん」

「そこでアパートを借りたいのだけど……。そのお金をお願いしたいの」

「……OK。そのアパートは私が探す？　そして、そのアパートは私が渡比した際に泊まる事が出来るの？」

「当然！　あなたの家だもの。泊っても良いに決まっているし、探してくれれば私は助かる」

「OK！　あと今やる事は？」

「少し寝るね。今夜の仕事も休めないから」

「その『青たん』で店に行くの？」

「大丈夫よ、これくらい。ファンデーション塗れば見えなくなるから」

「そっか気を付けてね、じゃ、ホテルのルームキーを発行しておくからそれを持って仕事に行きなさい。私は夕方に用事があるから、先に部屋を出るよ……」

 

と、このように怒涛の如くレミーとの『愛人契約』みたいなものが整ってしまった。

私にとっては良かったのかはまだ分からないが、みちことの約束までまだ時間があるのでネットでコンドの賃貸情報を検索する。

 

ーーすると、高層コンドでスタジオタイプ家具付き即入居可の物件を発見。

リトル東京近くの某有名コンドだった。

家賃も比較的安く、P20,000でお釣りがくる。

即決で電話をする。

すると「これから内見出来るがしますか？」という事なのでお願いすることに。

みちことの待ち合わせを三田屋にしておけば、待ち合わせ時間まで有効に使える。

 

ーー目的のコンドへ。

 

[マカティのコンドミニアム（写真はイメージ）］

 

スタッフに導かれて内見。

 

新しいので綺麗ではある。

ただ少し狭いと感じた。

ホテルの部屋とほぼ同じ位の広さに、キッチンとダイニングテーブルが在るのでその分が狭いのだろう。

 

よっし、女性一人で暮らすなら広さは十分であろう。

ここに決定だ。

すぐに契約書をお願いして、明日事務所に伺う事にした。

 

［マカティの街並み］

 

ーー夕刻。

これでレミーの事はひとまず終わりにして、みちことの約束の三田屋に向かう。

 

ーー約束の6時30分。

連絡が無いので、先に店に入って待つことにする。

 

なんなら『このまま連絡が無くてもいいのに……』と、思ってい始めた時に電話がようやく鳴る。

 

店の中にいる事を伝えると、みちこが店内に入ってきた。

 

昨日、偶然ニューワールドマカティで会っている。

可愛いのは可愛いが、やはり純愛に持っていくのは無理があるように思えた。

 

まぁそれでも約束は約束だし。

焼肉を食べて同伴、向かう先はCartier。

 

［カルティエ外見］

 

扉を開けると、細長い通路が途中で右に曲がっていて、左側が広めにダイニングになっていた。

その通路の両側に椅子が並び、ウェイティングしている女性たちが並んで座っていた。

 

しかもその通路の両側の壁が全て鏡になっているので、その中を歩いて通ると左右の女性たちがその左右の鏡に映る。

この効果で、凄くたくさんの女性がいるような錯覚を起こす。

 

ーーダイニングのボックスに座り、みちこの着替えを待つ。

その間、右手の通路をトイレへ向かう沢山のタレントが通り過ぎる。

 

そして、一人の女性が目に飛び込んできた。

これは……

これは、ゲスのタイプだ。

めちゃくちゃタイプだ。

 

決めた。

ここはひとつ、みちことは『友達』って路線で行って、まだ名前も知らない彼女を本指名に持っていく作戦に出よう。

今日は帰りまでにさっきの彼女の名前を調べ、早々に帰る。

そして、次回渡比した際にまだ名も知らぬ彼女に指名替えを行う。

その為には今日はみちこと親しくなり過ぎぬように心がける。

 

ソフィアとの関係も発展が無いし、ここで新たな純愛候補に巡り合えたのはラッキーだった。

所詮純愛と言っても数多く弾を打たなければ当たらないので、『当たってから純愛を貫けばいいさ』と自分勝手な定義を作っていた。

 

ーー1セット終了のちょっと前にトイレへ。

その時、彼女の名前を確認。

『かおり』と書いてあった。

この情報だけで今夜はOKだ。

みちこと何を話したかは覚えてないが1セット店を後にした。

 

ーー時刻はまだ10時過ぎ。

さぁーどうするか。

今日は日曜日なので真珠の森は休みである。

 

そこで、明日同伴予定のSHIAWASEの『ハル』の所に行く事にする。

 

[KTVシアワセ外観]

 

ここで1セット呑み、明日の待ち合わせ場所を『お店の前に6時30分』と約束を確認。

 

その後はいつものようにブルゴスへ。

ようやく、息抜きだ。

 

[マカティのブルゴス通り]

 

ーー少し目の保養にプランBへ。

ピールセンを呑みながらフィリピーナチェック。

今夜もあの女性を見つけることは出来なかった。

前回来た時に見た気怠そうに木馬に乗っていたあの女性……。

 

ーー続いてキューバレストランに移動し、さらにピールセンをごくごく。

 

気が付けば2時30分を回っていた。

 

ここでレミーから電話が鳴る。

「ウメどこに居るの？　お腹が空いた」

「ブルゴスのキューバレストランにいるけど来る？」

「すぐに行く、友達連れ行っていい？」

「いいよ」

 

そして待つこと20分。

連れてきた友達も結構レベルが高かったが、純愛の戦士になったゲスはちょっかいを出すことはしない。

 

すると私に友達を紹介するレミー。

彼女の名は『サシィ』。

ニューサチで仲良くなったようだ。

 

サシィにも私の事を紹介しているレミー。

このとき、なんとゲスの事を『恋人』だと紹介していた。

 

んんんー。

月極契約から日払い契約に、そして今回『愛人契約』になったと思っていたら『恋人』に昇格していた。

『本当かよ……』との思いもある中、確かに今決まっている約束事は部屋を借りてあげる事だけ。

ならば恋人って言われればそうなのかもしれない。

こうなるとレミーも純愛対象なる要素を含んできた。

 

 

そこでレミーの住むコンドが決まった事を話した。

場所と名前を聞いた友達のサシィが、

「店にも近くてきれいな高層ゴンドで良い所よ」

と。

それを伝え聞いたレミーは抱き着いてきて凄くはしゃいでいた。

さらに「明日契約で不動産屋に行く」と伝えると、「少し洋服とか日用品を買い物に行きたい」と言い出した。

 

私は明日は不動産屋に行った後、ハルと同伴だ。

買い物は一人で行ってもらおう。

不動産屋との契約が終わった後に現地コンドで合流、部屋に入り諸々確認した後、私は同伴に向かう事にする。

 

明日からそのコンドで生活が出来ると知ったレミーは終始はしゃいでいたが、時刻も4時を回ったのでホテルに戻る事にする。

 

するとサシィが「朝まで少しホテルに居ていいか？」と聞いてくる。

 

三輪車？

 

では無くて、「今から帰るとタクシーだけなので少し仮眠させてもらってジプニーで帰りたい」とのこと。

 

 

ーー3人でホテルに戻る。

 

ドアボーイがニヤニヤしながら親指を立てる。

 

「ちゃうちゃう！」と心で言うが、勘違いされていることを訂正するのも面倒なので親指を立て返した。

するとそれを見ていたレミーが「何やっているの！？」と笑っていた。

 

ーー日曜日も終わり寝て起きれば月曜日。

残された日にちは月曜日全日と火曜日の夜11時まで。

最終日はいつもは12時チャックアウト後、近くの安ホテルに移動して深夜便までの時間をそこで過ごす。

しかし今回は借りたばっかりのコンドで過ごせそうなのでそれも楽しみである。

 

こうして眠りに着くのであった。

 

 

[ウメブログ第61話終わり]

 

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次回、ウメブログ第62話「純愛なのか？　それとも同伴のツボのババエは！」

 

 

 

 

 

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