顔良し、乳良し、夜の相性良しのフィリピーナ彼女の欠点とは！？

ようやくワカメが消え、ハナが帰ってきた。

が、ハナは席に着くや否や、

「あれ？ケンが私のドリンク飲んだの？」

て聞いてきたので、「シークレットね」なんてワカメが言っていたが、そんなん知らん。約束もしていないし、そんな勝手に向こうからしてきた約束など、守る義理もない。

「あいつあいつ！犯人はあいつ！さっきのヘルプがめっちゃ飲んでたよ！ヘルプが飲むのって大丈夫なの？飲むのを止めたんだけど、すごく飲んでたよ」

そう聞いたハナは一度席をたち、どこかに行った。
まぁ、ワカメに怒りに行ったか、ママに告げ口したかのどちらかか、そのどちらもかだろうが。

どちらにしても、ワカメ、ざまぁ。

さて、ハナがこちらに戻ってきてからは、まったりとした時間だった。

彼女は乳だけではなく、顔も美人だ。

以前彼女が働いていた店で、初めて会った時のことだ。
知人のガイドに連れられて、たまたまふらりと入店しただけだったが、入り口でずらりと並んだフィリピーナから彼女を発見して、その場で指名した。彼女の顔が単純にタイプだったからだ。

別に乳で選んだわけではない。
顔がタイプだった子が、たまたま顔以上の良いものを持っていただけだ。
マリーのように気でも狂ってんのかと思うほどドリンクドリンク言わない(というより、こちらから勧めない限りは言ってこない)し、このコロナ禍においても、こちらにお金を無心するようなこともなかった。（流石に1度だけだが誕生日の時にはごく少額送金した）

なかなか彼女以上の子を新たに見つけるというのは難しいと感じるほどの子だ。
しかし、一つだけ大きな欠点が。

ジャンゴー！！

…ではなく

彼女といる時間は、あまり会話が弾まない。
私が結構酔っ払っている時は、楽しかった思い出もあるが、ほぼシラフの時なんて、あまり会話が弾んだ記憶がない。
一緒にいるのが苦痛…とまではいかないが、まぁ弾まない。
今回なんて、久しぶりに会うのに、なんでこんなに会話が弾まないのかと思うほどに弾まない。

日本ではどんな女の子とデートしても、だいたい会話に困るようなことはない。
だが、なぜか彼女とは弾まない。
確かに、今まで彼女が指名され、他の客と一緒にいるところを見たことがあるが、基本会話が盛り上がっている様子もない。
彼女の雰囲気がそうさせるのか…

会話だけでいうと、superstarで今回会ったサナはダントツで盛り上がった。
まぁ、それだけではやはりハナの方が上手だが。

夜の相性がハナ以上だとだいぶ揺らぐが。

さて、正直疲れていたので、1セットだけで店を出た。

「ケンさんこれからどうする？」
「ちょっと疲れちゃったので、今日はもう解散でもいいですか？」

「うん、いいよー。俺も今日は疲れたわ」
「明日はレンジさんはどんな感じですか？」

「明日俺は、昼からマリーと会って、色々用事をすまさなくちゃいけなくてさ。PCRの検査結果は夕方に取りに行くけど、ケンさんはどうする？」
「僕は結果が気になるので早めに行きたいと思います。なので、15時には結果を受け取りに行きます」

「了解。じゃあ夜集合くらいにする？」
「そうですね。明日はいろんな店に行きたいですね」

「そうだなぁ。あと、デイビッツにも行かないとね」
「ですね。久しぶりに来たんだし、そろそろ明日はクレマニの仕事しましょう」

「了解。じゃあまた明日」
「はい、お疲れ様です」

この後、私は一人で部屋に戻り、風呂に入って2時頃に就寝した。
先ほどハナには

「今日は仕事もあって（大嘘）疲れたから、もうこの後はとっとと帰って寝るよ。明日昼ごろに集合してデートに行こう」

と伝えている。
一人で寝ることはこんなにもぐっすり寝られるものなのかと、10時くらいまで、約8時間睡眠をしたのであった。