[ポットブログ 前回のあらすじ]
フィリピンでのマーケティング開始。無事にマラテに生還したポット。そこから夜遊びに行くが、今度はキャットが体調不良との連絡。しかも、ガイドからは衝撃の秘密が語られる。
【ポットブログ24】聞きたくない話を聞いてしまう事ってありますよね?
※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツでした。
新連載中の【ポットブログ】もよろしくお願いします!
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【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ
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【ポットブログ1】タイで起業!先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ!
【著者ポットより】
皆さん、こんにちは。
クレイジーマニラのカモ担当ポットです。
みなさん、いつも読んで頂きありがとうございます。
前回、ガイドのサムからあまり聞きたくない話を聞きました。
私は彼女らにとって良いカモだったのでしょうか……。
その時、思い出したKTVファーストラインの『妹さん』。
そもそも、その子は顔もスタイルも良い子で、師匠の協力なくしてはとてもワンチャン出来るレベルではありませんでした。
フィリピン最終日を飾るにふさわしい相手だと私は確信し、ファーストラインへ向かいます。
それではポットブログ25をスタートさせて頂きます!
【ポットブログ25】おいおい、マニラに本当の愛ってのはあるのかい!?
フィリピンで出来た彼女『キャット』。
元々はKTV「Komekome」で出会った女性だ。
彼女について、ガイドのサムから「プロじゃないの?」と言われたが、そんな不都合な真実は無視だ。
私は彼女を愛している。愛している彼女の無垢さを信じるのが男だ。
[キャット似顔絵』
それでもフィリピン滞在の最終日。彼女との最も確実だと思っていた再試合。
彼女の体調不良により、そのゴールは難しくなってしまった。
しかし、私はこんな時の為にとっておきのゴールを使用せずに取ってあったのだ。
それはファーストラインの師匠の指名子の『妹さん』。
この子は師匠の協力を得て、有料ではあるが、ワンチャンが見込めるマッサージの約束を取り付けてある。
私は、
『備えあれば、憂いなしだな……』
とボソボソと呟きながら、ファーストラインへ入っていった。
[KTVファーストライン外観]
店に到着し、入り口にいたママに軽く挨拶をする。
そして、「妹さんはいますか?」と聞くと、ママは「彼女は今日は遅刻でまだ来てない、でもすぐ来るから店で待ってて」と言う。
「それでは、待たせて頂きます!」という事で、妹さんに指名を入れ、席に座って待つ。
しかし、ヘルプについたのは、まさかの師匠の指名子(私の指名子のお姉さん)だった。
[KTVファーストライン店内の様子]
実は、この師匠の指名子は『妹さん』に比べ、エロさが半端ないのだ。
叶姉妹の姉のような妖艶な雰囲気を身にまとい、そして叶姉妹には劣りますが、見事な巨乳。
無茶苦茶魅力的な女性なのだ。
正直、『師匠という存在がなければ、ワンチャンお願いしたい。土下座してもワンチャンお願いしたい』
そう思える存在だった。
しかし、私はそんな思いを隠し、師匠の指名子にスーパー紳士として対応した。
なぜなら、『少しでもセクハラな姿勢を見せて、それが師匠にチクられたら……』と思うと、ビビって動けなかったからだ。
(例えば、クレマニのブス担当レンジさんは、このブスルールすら軽く超越し、先輩の女を奪い取るようなブスアプローチを意にも介さないだろう。
きっと笑いながら「それが恋愛じゃん? 魅力ある男性が勝つのが面白い訳でしょ。タイミング次第じゃん? 俺が取られた側なら彼に一杯奢るね!」などと世迷言を言うに違いない。
しかし、私はあくまでカモ担当であって、恩義を無下には出来ない。ブス担当を名乗るには不足がある。強烈過ぎる彼と競うのは見当違い。
彼のエピソードはレジェンドオブカス、いや失礼。レジェンドオブカス、いや、レジェンドオブブスなのだ。)
ーー私は隣に『ちくわが座っているんだ!』と思う事にして、なるべく胸を見ないように、いや、師匠の指名子を見ないように努力した。
[KTVファーストライン店内の様子]
ーーなんでもない会話を30分程した頃。
ママが席にきて「妹さんは今日は休むみたい。ごめんなさい」と伝えてくれた。
しかし、その時、予期せぬ口論が始まった。
姉とママが急に口喧嘩を始めたのだ。
タガログ語だったので、何を言ってるかさっぱり分からないが、お互いに怒っていた。
私は、「え?え?何?なに?」とキョロキョロするばかり……。
しばらくすると、何やら捨てセリフをママがはいて、どっかに行ってしまった。
ーー姉さんに何があったかを解説して貰い、驚愕の事実を知る事になる。
どうやら、妹さんはもう店を辞めてるとの事だった。
[妹さん似顔絵]
いや、正確に言うと師匠と私たちが来た日以来、店に来てないとの事。
確か、初めて会った日に、今日が2日目の出勤と言っていたので、実質2日しかファーストラインに務めていない事になる。
姉さん曰く、
「妹さんは1年くらい前に姉に2000ペソを借りて、それを全く返さないので、返さないなら働いて返せ!」という事で、姉と同じ店で仕事する事になったそう。
初日はチップを含めても500ペソにもならなかったのだが、2日目に突如現れた3人組にチップを貰い、更に部屋に行ってベロベロになった男(私、ポット)から3,000ペソをGET。
【ポットブログ14】フィリピンでのファーストワンチャンの結果報告!
そして翌日にお店に来て、姉に2,000ペソ渡すと、そのまま去ってしまったとの事。
私はそんな事ともつゆ知らず、いつでもワンチャン出来ると思い込み、今日まで特に連絡せずに過ごしていた。
というより、もう目的を果たしている妹さんは、私に返事をする必要もないので、きっとスルーされていたと言う事なのだろう。
姉さんは「ポットのせいで妹が店をやめてしまった」と言いたげな顔をしていた。
ーー私は空気の読める男。
空気を読ませたら恐らくクレマニナンバーワンだと思っている。
あくまでも自称だが……。
そんな空気を読む男は、このただならぬ空気に怯え、お情け指名という事で、師匠の指名子を指名した。
姉さんは、妹さんは本当はやめているのにウソをついて私を店に入れた事をママに怒ってくれたようで、実は凄くいい人なんだと感動した。
顔もいい、スタイルも抜群。
本当に師匠の存在が無ければ……。いやもう言うまい。
姉さんに好きなドリンクを飲んで貰い、機嫌を取る事に成功した私。
不穏な空気は一切なくなった平穏を楽しみつつ、自分の愚かさを反省した。
セミプロだと決めつけていた彼女は、実はその日限りのセミプロ。
姉さんに早くお金を返したいという一心で部屋に来ていた事を知ってしまった今、色々な事を思い返して、『なるほど、そういう事か!』と整理した。
確かにあの日、「朝までいるよ」と妹さんは言ってくれた。
しかし、あれは『私がゴールを決めないとお金を出さないかもしれない。お金が必要だから、貰うまで帰れない』という気持ちの表れであって、
『私の事を気に入って、一緒にいたいと思った訳ではない』という事に気付いてしまったのだ。
ーー気付かなくていい事に気付いてしまい、私は無駄に落ち込んだ。
後悔先に立たずとはまさにこの事。
その後、姉さんと当たり障りの無い話をしていると、ふいに「私の妹はどうだった?」と聞いてきた。
私は素直に「実は酔っ払い過ぎて、ノーチャンスだったから、そのまま3,000ペソ渡して帰って貰った」とありのままを話した。
事実である。
すると、姉は急に激高し、
「なんでそんなに渡すの!? あなたは常識がないの!? クレイジーなの!?」
と怒り狂う。
いや、私だって、返して貰えるなら返して貰いたい。
いや、『むしろ返して貰えなくていいので、もう一回チャンス欲しいです』と思っているくらいである。
そんな泣きたいような状況なのに、更に怒られてしまい、踏んだり蹴ったりとはこの事か。
ーー店内は次第に他のお客さんで混んできた。
もうすぐワンセットが終わりそう……。
大人しく帰ろうかという時。
姉さんからとんでもない提案が出された。
姉さん「ねぇ。師匠に内緒にしておくから、今日、部屋に行ってもいい?」
どぅぇ“!?
願ってもない……。
嬉し過ぎる提案……。
レ、レンジさん、ブス担当、交代でお願いします。
『人類皆兄弟、我々は地球と女性に生かされている』でしたよね。
正直、私は妹さんより彼女の方がタイプだった。
妹も確かに可愛いのだが、歯の矯正中で金具みたいのが歯についていたので、見た目は2割減。
しかも、姉さんは妹より断然巨乳。
無条件で2人並べたら間違いなく姉さんを選ぶだろう。
師匠の手前、口には出していなかったが、ずっと『師匠の指名の子いいっすねぇ』と思っていた。
思い起こせば、私は今日、ワンチャンする為にこの店に来たのだ。
目的の人こそ違いますが、アップグレードした状態で同じ待遇を受けられるのであれば、こんなうれしい事はない。
この時点は、あの日全く反応しなかった私の息子は既に反応してしまっている。
そうなのだ。断る理由があるにはあるが、それは小石くらい小さな障壁かもしれない。
……。
しかし、それはどんなに小さくとも、大切にすべき絆なのだ。
私は師匠を裏切る事は出来ない。
心から尊敬している先輩だ。
あと10時間もしたらホテルに師匠が迎えに来てくれる。
もし私が一線を越えたならば、私は今後師匠を心の中で『アニキ』と呼び続けるだろう。
……ダメだ、ダメだ。
それにもし姉さんが部屋にいようものなら、今後のフィリピンでの仕事は諦めた方がいいと思う結果になる事は明らかだ。
彼の恩義を捨てるような真似は出来ない。
人として、ビジネスマンとして、オスとして、取るべき選択はkれしかない。
ーー私は姉さんに、
「面白いジョークだね! 楽しかったからチップ!」
と言って500ペソ渡し、店を後にした。
これで良いんだ。
ーーしかし恐ろしい街である。
借金返済の為に姉の知り合いに抱かれに行く妹が居たり、
自分を指名してくれている人の友人だと分かっていて、部屋に行くという女性がいたり、
何が起こるか予想出来ない。
予測不能なストーリーがこの街にはある!
凄い街だぜ、マニラ!
[ポットブログ25終わり]
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[ポットブログ25あとがき]
最終日の夜、ワンチャンは逃してしまいました。
しかし、大切なものを守った私は、満足してパンパシフィックを出ました。
さて、ホテルに戻って荷造りして帰りの飛行機の為に仮眠です。
次回、皆さんリンガムマッサージって知ってますか? の巻
「ポットさん、てっきり姉さんとホテルかと思ったのに。そこは人として正解!」と言う方、応援クリックお願いいたします! 次回、ポットさんの初フィリピン最終日! 乞うご期待!
あーヤバい!見てたらコロナとは違うウィルスが脳に侵入してきたぁ。9月以降に4往復分押さえているフライトまで待てない‼️ ?
レンジさんのブログはまだ読んでいないのでどんな人なのかわかりませんが、ポットさんは人としても遊び人としても正解な気がします。長くお付き合いするなら、ね?
さて、これからどうなるのか、楽しみです(^o^)
毎日楽しく読ませて頂いてます。
マニラ滞在中のジェットコースターの様な展開、そしてその描写が素晴らし過ぎです
でも、今日の一文が自分的には思いっきり刺さりました
「これで良いんだ」
ピナと向き合うと、これで良いんだ、って事結構な頻度で自分も多いですw
いゃ、多過ぎですw
「しかし恐ろしい街である」
マニラしかり日本においても
緊急事態宣言以降 夜の職一本でやってるピナも(一部でしょうが)予測不能なストーリーw
これからもポットブログ楽しみにしております。
これっていつ頃の話でしょうか。