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有馬温泉 有馬ロイヤルホテル

 

[前回のあらすじ]

フィリピーナ彼女とその母親が来日して3日目。ユニバーサルスタジオジャパンの後は大阪の道頓堀・心斎橋エリアへ。まるでフィリピンのような人混みに圧倒される。

[前回記事]
【レンジブログ148】フィリピーナ彼女と夜の大阪「道頓堀」へ

 

クレイジーマニラの記事は、実際の旅行や取材を元に記述しています。小説風のストーリ仕立てで記述していますので、過去の記事を参照頂けると話の内容が理解しやすいかと思います。また、登場人物の名前等は仮名を用いているところがあります。

 

[序章第一話]
【レンジブログ1】日本人経営者と私、フィリピンでの入国審査へ

[第一章第一話]
【レンジブログ33】プライベートフィリピン女性との深夜デート。マラテのディスコ EXKLUSIVE へ

[第二章第一話]
【レンジブログ51】マニラのフィリピーナが初めて日本の地方都市に来る

[第三章第一話]
【レンジブログ71】マニラでビジネス開始。フィリピーナのコンサルティングで法人設立。

 

レンジブログは第三章で完結しています。

それ以降のエピソードが「オノケンブログ」の内容になります。

[オノケンブログ第一話]
オノケンブログ第一話「転落と後悔」

 

また、レンジ個人のその後のエピソードは「外伝」という形で記述しています。今まで二つの外伝がそれぞれ完結しています。

[外伝一章第一話]
【レンジブログ101】フィリピーナをフィリピン国内旅行に誘ってみた

[外伝二章第一話]
【レンジブログ121】フィリピンから帰国、その日にフィリピンパブへ

 

 

【レンジブログ149】フィリピン彼女が激怒!? 有馬温泉にて

 

ーーUSJと大阪観光の次の日。

 

私達は滞在していたホテルをチェックアウトした。

時刻は午前11時。

今日は午後から『有馬温泉』へ行く予定。

 

と、その前に私は一件重要なイベントを用意していた。

 

「I want you to see my father again. Are you okay this lunch time? (あなたに私のお父さんにもう一度会ってほしい。この昼食時はどうかな?)」

 

私は、『父』と言う表現を使ったが、それは『田原さん』のことである。

以前、彼とマルコ一家は、ダバオ旅行の時に一度顔を合わせたことがある。その時、彼は私の人生の師であり、今は父親のような存在であると紹介した。

[その時の記事]
【レンジブログ119】フィリピン女性の態度を劇的に変化させる方法?

 

そして、マルコ達が来日しているこの期間、田原さんもちょうど大阪へ出張だと言うことを事前に聞いていた。

私は「フィリピンの彼女を大阪に招待しているんです!」と嬉しかった。

彼も同様に「俺も日本で会ってみたいね!」と。

私達はお互いにスケジュールを確認し、少しでも時間が取れそうな時を探していたのである。

 

私も、マルコ達と彼にどうしてももう一度会ってもらいたかった。

 

それには大きな理由があった。私の『親』について。

私の実父は他界しており、実母は長く病院のベッドの上で快復の見込みはない。

相手にせっかく日本へ来てもらったのに、こちらで会わせる家族が全くいないのは申し訳なかった。

 

一瞬、『レンタル家族』なるもののサービス利用を考えたが、その需要は無いか。その辺のおっさんにお金を渡して「私の家族のフリをしてくれ」とお願いしても良いが……。

ある程度私と面影がないと逆に疑われるか。このアイデアはやはり却下だ。

 

しかし、田原さんであれば、私の実家族に等しいと彼女達もわかっている。彼と日本で会えばきっと喜んでくれるだろう。

 

私達は車に乗り込み、田原さんとの待ち合わせの和食レストランへ向かった。

 

ーーレストランに到着すると、田原さんは私達を出迎えてくれた。

 

「Long time no see! (久しぶり!)」

お互いに挨拶を交わし、春のダバオ旅行以来の再会を喜んだ。

 

「レンジさん、お疲れ様! 元気してる?」

「お疲れ様です。ちょっと熱っぽいですけど元気です。田原さんは?」

「ははっ! 俺はもうダメだね、死ぬと思う。来週から香港で、年明けはシンガポール。で、また香港」

「ははっ、相変わらずお忙しそうですね」

「そうだね、楽しんでやってるよ。一生現役だから。ところで、彼女たちは? 一週間日本にいるの?」

「8日間ですね。一昨日の夜に来たので、未だ3日目です。今日はこのあと温泉地に連れていきます」

「うえーっ、大変でしょ! 二人の面倒を一人で診るなんて…… レンジさんもよくやるよね、すごいよ」

「まぁ、そうですね。こうなることは予想されていたんですけど。とにかくお忙しいところ、貴重なお時間ありがとうございます!」

「いいよ、いいよ。俺もみんなに会いたかったからさ! さっ、入ろう!」

 

ーー私達は個室に通され、落ち着いた雰囲気の中、昼食をスタートさせた。

 

フィリピーナと日本料理

 

『すき焼き定食』

これも代表的な日本食と言えるだろう。とにかくマルコ達には色々な日本食を楽しんでもらいたい。

ただ、すき焼き自体は大丈夫なようだったが、生卵にお肉を浸して食べるのは初めてのようで驚いている。

私と田原さんが「美味しいから試してみて」と言ったが、二人は生卵には抵抗があるようだった。

 

様子を見ていた田原さんが母親に『箸の使い方(箸で肉を切る)』について教授する。

それを理解した母親は「日本人は本当に器用ね」と、嬉しそうに真似て箸を動かしていた。

 

昨日のUSJと大阪観光の話題をメインに二人の日本に対する感想を聞きながら、昼食の会話は弾んだ。

 

ーーまた『ビザの話』も出た。

特に東南アジアにおいて、フィリピンだけビザ取得が難しい事に皆不満だった。他の国は簡単なのにと。

田原さんから「あなた方は日本への旅行者として来られたのはラッキーだね。レンジは優しい人だから」と、ナイスアシストがあった。

マルコ達は嬉しそうに「そうね。本当にありがとう、レンジ」と言ってくれた。

嬉しかった。

 

ーー私達は昼食を終え、店を出た。

田原さんはこの後すぐ仕事に戻るようで、駐車場では簡単な挨拶で済ませた。

皆で「またマニラでご飯行きましょう!」と約束。

 

「田原さん、本当にありがとうございました!」

「ごめんね、いつもバタバタで。フィリピンにいる時は教えてね。俺も時間が合えば一緒に『遊びたい』し!」

「ははっ、そうですね! 了解しました、また連絡しますね!」

 

田原さんの車を見送った後、私達も出発した。

 

ーー高速に乗り『有馬温泉』へ向かう。

 

次第に住宅街から山間部に入って行き、都会の喧騒からは離れていった。

 

そして、大阪市内から1時間も掛からず、目的地付近へ。

阪神高速を『有馬口IC』で降りる。

 

山道から温泉街の方へ進めていくと、次第に旅館が多く建つエリアへ。

 

 

私も初めて訪れる場所だった。

ナビを見ながら目的のホテルを探す。

 

宿泊先は『有馬ロイヤルホテル(旅館)』。

 

今回、このホテルを選んだ理由は、

・値段が鬼高くない

・夕食と朝食が『部屋食』

・風情豊かな露天風呂がある

の三点。

私が有馬温泉での宿泊先を探した際、空室があり上の条件を満たしているのがこの『有馬ロイヤルホテル』だった。

また、ホテルレビューを確認する限り、一般的な日本人も納得のサービスとクオリティのようだ。海外のお客さんを招くにしても十分なホテルだろう。

 

[有馬ロイヤルホテルの予約はこちら]

 

ーー温泉街の中心部に入ると、観光客の姿が目立った。日本人と外国人半々と言ったところか。

 

ホテルへはそこから少し登った。

途中、車一台がギリギリ通れるような細い路地を抜けると、少し開けたスペースに出た。

 

ーーホテル前に到着。

出迎えてくれたスタッフに駐車場所を聞くと、「ホテルの裏手に留めてください」とのこと。

 

「I’ll park my car. Just a minute. (駐車します。ちょっと待ってて。)」

 

荷物と二人をホテル前で降ろし、私はホテルの裏手へ。

 

車を置き、ホテルエントランスに戻る。

 

あれっ。二人の姿が無い。

何処に行ったのだろう。

少し、周辺を探す。

 

……向かいにあった寺から女性の歓声が聞こえた。

境内へ入ってみると、超ハイテンションの二人の姿があった。

 

「Wonderful! This is Japanese temple. Amazing! Japan Japan! (素晴らしいわ! 日本の寺よ。感動! 日本よ、日本!)」

 

こういった日本風情を感じる場所を大変気に入ったようだ。

昨日のUSJよりも余程感動している様子。

 

特に母親は涙を目に浮かべるほど喜んでいた。

「Oh my god! It’s my dream! (あぁ神様! 夢だったの!)」

おいおい、この旅では京都にも行く予定があるのに。この寺でそこまで感涙していたら、京都に行ったら気絶するのではないか。

それほど感動していた。

 

私は二人を制して「とりあえずチェックインしよう」と伝え、ホテルエントランスへ誘導する。

 

ーーチェックインの手続きを終え、部屋へ。

 

一般的な和室部屋。

室内は、食事が取れる居間スペース、別に寝室、洗面所とトイレがあった。

三人で過ごすには十分な空間だろう。

 

有馬温泉 ホテル 和室

 

荷物を降ろすと、二人は再び外へ。

部屋の窓からは先ほどの寺が見えた。

同じエリアで再び写真を撮りまくっている。

 

ーー私が部屋で寛いでいると、二人が戻って来た。

二人は口論していた。

どうやら、「母親の写真の撮り方が下手だ」とマルコが不機嫌になったらしい。

母親が気まずそうに私にスマホを預けてくる。「You’re much better. (あなたの方がずっと良いわ。)」と。

 

いやー、私はもう部屋でリラックスしたいんですけど。

マルコの撮影に付き合えば、さらに肉体的にも精神的にも疲れてしまう。昨日の疲れも癒えてないし、明日以降の日程もある。ここは日本と言っても、私も初めて訪れた地ならなおさらだ。

 

ーー私はマルコに引き摺られ外へ出た。

母親は部屋で休むと言う。

 

はしゃぐ彼女にスマホを向けながら、温泉街を二人で散歩した。

 

有馬温泉 旅館街

 

『有馬温泉』か……。

日本の主要な温泉地にはいくつか行ったことがある。

しかし、この温泉地はそのどれよりも『人の賑わいが少ない』と感じた。寂れている印象だ。

季節や曜日の関係もあるのかもしれないが、繁忙期にこれでは……。

 

ーー温泉街の中心部から、また別の細い路地を見つけた。

雰囲気が『日本人でも日本らしく感じる』路地だった。

私達はそこを登りながら、付近を散策する。

 

有馬温泉 おしゃれカフェ

 

途中、おしゃれなカフェもあったり、若い人たちが歩いていたり、この辺りは少し活気を感じた。

 

そして、陽が落ちかけた頃。

私達は部屋に戻った。

 

ーー夕食は18:30から始まる『部屋食』だ。

それまで、各自風呂に入ることに。

 

大浴場は一階にある。ちなみにこのホテルには混浴が出来る家族風呂のようなものはなかった。

私は二人に、まず部屋で浴衣に着替えて、下着とタオルを持って行くことを伝えた。また、日本の温泉の入り方(掛け湯や湯船の中ではタオルを取ることなど)を伝えた。

 

浴場前で別れる際、「先に部屋に戻って待っているから。ゆっくりしておいで」と伝え、私は男湯へ。

そう。私はたとえ温泉地の温泉であっても『不特定多数』が入浴するところに入れないのだ(体に絵はない)。

[その旨を説明した過去記事]
【レンジブログ131】フィリピーナ彼女とスパ、マッサージデート

 

男湯の浴場に入ると、二つほど大きな湯船があった。

残念ながらサウナはないようだ。

しょうがない。私はまずシャワーを浴びた。

 

「ここまで来たんだし、湯船に浸かるかな」と悩む。しかし、どうしてもあのカイカイ病を思い出してしまう。

 

ふと気付くと、浴場の奥には露天風呂へ続くドアがあった。

ドアを開ける。

下り階段があった。

壁の説明書きを見ると、この先に有名な『金泉の湯』があるようだ。

一応その露天風呂を確認しに行く。

 

有馬温泉 露天風呂

 

これ、女湯の方も同じなのかな。マルコたち、わかるかなぁ…… と不安になった。

 

金泉とは茶色く濁ったお湯だった。

んー、やっぱり入れない。

私は存在だけ確認して、結局入浴はせず。

二度目のシャワーを浴びてすぐに浴場を出た。

 

ーー部屋に戻ると、夕食の準備が始まっていた。

仲居さんが忙しそうに出入りする。

割烹料理の良い匂いが部屋に広がり、お腹が空いてきたような気がする。美味しそうだ。

 

しばらく待っていると、マルコ達も戻って来た。

座卓に並べられた料理に驚いている様子だった。

 

有馬温泉 夕食 部屋食

 

私が「外にお風呂あったのわかった?」と聞くと、「はっ? 何のこと? 別に湯船があったの!?」と。

やはり。

私は「奥に扉があって、その先に露天風呂があるんだよ。また後で入ったら?」と言うと、「前もって言ってよね。また行くの面倒だし。後で考えるわ」と。

その言い方。

ぐぬぬぬっ、我慢だ。

下調べの足らなかった私が悪い。

 

怒りを無理やり切り替え、「ごめんね」と伝える。

 

マルコ、本当にごめん。

彼女たちは外国から来たんだから私がしっかりしておかないと。

どうか後でも良いから日本の温泉を満喫してほしい。

 

私たちは浴衣を整えながら、席に座って食事の準備を待った。

 




 

ーー今回、彼女たちを日本に招待して、

『日本の旅館で、浴衣を着て温泉、和室で食事』

これを是非体験してもらいたかった。

きっと日本のことを知り、日本を好きになってくれるはず。

私なりに出来る最高のおもてなしのつもりだった。

二人がもっと喜んでくれたらいいな。

 

旅館 夕食 品書き

 

お品書きを眺めながら、豪華な料理と見比べる。

おそらくこれだけでも結構な値段のはずだ。

日本の旅館に宿泊する場合、基本的には必要な宿泊料は一人ずつかかる。しかも、年末の繁忙期。宿泊者にとっては相当な出費である。

でも、一生に何度も経験するようなことではない。

二人が喜んでくれればそれでいいのだ。

 

ーーしかし、私の手が震えてくる。

 

お品書きを持つ手が震え、その震えは次第にシェイクへと変わる。

 

メイン料理が『和牛』だったのである。

 

……ヤバい。

シェイクが止まらない。

 

案の定、マルコが肉料理を前にして不機嫌な表情に。

彼女は「今日の昼間も牛肉だったのに。また肉?」と言う。

 

おっ、おう。

その通りだ。

昼はすき焼き定食。夜もある意味『すき焼き定食』。豪華になっただけだ。

確かに、日本人でも「うえっ……」と言うチョイスだったかもしれない。

昼間に田原さんと食事する時は、この夜の食事まで考えが及ばなかった。

 

彼女が小さくつぶやく。

「I miss fried chicken.. (フライドチキン食べたい……)」

 

私は耳を疑った。幻聴が聞こえたのかと思った。

 

しかし、マルコの振り回しは序盤だったのだと後に気付く。

台風発生直後くらい未だ大人しいものだった。

彼女はこの夜、さらに勢力を増し続け、過去最大級に発達し未曾有の猛威を振るう。

 

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Range Abe
オノケンと同じ会社の先輩であったレンジ。数年前からマニラを訪れるようになり、やがて現地法人を持つまでに。趣味は海外サッカーTV観戦。 実体験に基づいたフィリピンにおけるマニラの闇、貧困と格差、現地ビジネスなどオノケンとは違う視点の記事をアップしていきたいと思います。
ホテル予約サイト「アゴダ Agoda」へ

 

7 コメント

  1. 今回もツッコミどころ満載ですね。レンジさんの至らなさ、マルコさんのエグいまでの無邪気さ。
    リアルなようでめちゃくちゃです笑 あとレンジさんのシェイク姿、想像すると好きです笑

  2. 有馬温泉は良いところですよー
    皆さん是非訪れてみてください
    中国人韓国人多いけど…

  3. レンジブログの一つの記事って、オノケンブログの二つ分くらいボリュームですね。これは本当に大変だと思います。しかも面白い。
    お体だけは大事にされてください。
    いつも楽しいブログをありがとうございます。
    クレイジーマニラの大ファンより

  4. 毎朝、電車出勤中に読んでいます。毎日ウレションで脱水症状です!
    ただ、他の人のディスプレイが黒い背景だと、「クレマニ読んでるのかな」って想像してしまいます。
    逆に見られた時に、「うおっクレマニ読んでる!」と思われるのがちょっと恥ずかしい思いです。まぁ、その方もおそらくフィリピン同志なんでしょうけどね笑

   

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