走攻守、どれをとっても隙がないフィリピーナ、マキ。今宵も鴨となる

[ポット目線]

一旦、ここまでの流れを冷静に整理すると、

私たちは３人で店に入った。

まだ女の子が出勤してきてないので、アイスと炭酸水置いておくから、お前ら勝手にやっておけとママに言われて私がドリンクを作った。

３人で仲良く乾杯して談笑していると、オノケンとレンジに女性がついた。

どのような話からその話題になったのかわからないが、レンジが

隣のメガネ（オノケン）、体はゴリラよ。

と言い出したので、私が

オノケン！！ちょっと脱いで見せてみぃ！！

と言った。

すんなり脱ぐと思ったが、意外にも“いや、まだ早いですよ”とかで最初は断ってきた。

が、ほどなくして結局は上半身裸になった。

そして、ムキムキの筋肉を出し、女性陣が沸いた。

ゴリラ化したオノケンは頼まれていないポージングを勝手にはじめ、その度に沸く女性陣に完全に気持ちよくなってやがる。

私は筋肉が付くと死ぬという難病にかかっているから、本当は筋肉をつけたいのだけれども、生きていたいので出来ない。

という解説をした。

また、この３人はどんな繋がりですか？と聞かれ、私たちは今日初めて実際に会った３人です。ネットの繋がりです。

３人ともフィリピンが大好きなんだ。という会話をしている。

もちろんフィリピンには何回も行っているだとか、私とレンジは昔、フィリピンに会社を持っていたとか、そういったパーソナルの話もしている。

本来ならばマキに話すような話を、マキがいないので、既に座っている女性陣と話していたのだ。

ここでひとつ質問。

皆さん、お気付きだろうか？

レンジもオノケンもこのお店は初めてである。

そして、入店してから、まだ３０分も経っていない。

私が煽ったので、乾杯して既に２杯くらいはイッキしている。

しかし、クレイジーマニラのライターは２杯ごときでは酔わない。

そう、まだシラフである。

始めての店、初対面の女性。そしてシラフ。

そんな状況なのに、オノケンは既に上半身裸になって、確変状態に突入している。

恐ろしい男だ。

酔いが回っている終盤ではなく、序盤も序盤

これから飲むぞー！という時に筋肉をアピールしているのである。

流石はクレマニの筋肉担当。　イキナリ全開である。

しかもあのゴリラは、あろうことか、流れに任せて隣に座っている嬢の乳を触っている。

ブログでは、自分は紳士だなんて表現していたが、とんだペテン師だ。

完全に目がおっぱいになっている。

いや、そんな事よりマキだ。

マキが来る前の流れのように普通はこの３人はどんな関係なの？と聞いてくる。

それよりもまず、遅れてきたんだったら待たせてごめんくらい言うものだ。

それなのに、先にオノケンやレンジについていた女性が

ドリンクを飲んでいないという状況が、可哀そうだと言うのである。

これは今日まで甘やかしてきてしまった私の責任である。

ここはビシって言ってやろうと思い、私はママを呼んだ。

遅れてきたら謝るという事を店から指導して貰わねばならない。

ポット「ママ！マキが来るのが遅い！」

ママ「９時前に来てるから、今日は早いよ」

ぐぬぬ・・

ポット「あと！先週も来たのに、１週間ぶりで久しぶりとか言う！」

ママ「そうだよ！ポット！久しぶり！」

ぐぬぬ、、、、

この店の客はどんなハイペースで通ってやがるんだ、、、、

ポット「でも、今日８時に来てってマキが言ってきたんだよ？」

ママ「マキ！後でミーティングよ！」

マキ「オケイ！マン！」

ダメだ・・・ママといっても店側の人間だ。

私が個の力で戦うしかない。

マキは確かにモンスターだが、レジェンドの私から見ればまだまだヒヨッコ

私は個人の交渉力を駆使し、シャンパンからは逃れ、グラスでの乾杯に成功した。

しかしよくよく考えてみればこれが普通である。

いつの間にかドリンクを飲ますか？飲まさないか？の駆け引きではなく、

ボトルをおろすか、おろさないかの駆け引きになっていた。

流石はマキ。恐ろしい女である。