【ポットブログ１】タイで起業！先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ！

 

 [ポットブログ あらすじ]

 

皆さん、初めまして。

クレイジーマニラの『カモられ担当』のポットと申します。

この度、新しくブログライターの末席に加えて頂きました。

 

[ポット似顔絵]

 

バツなし既婚、子供２人の幸せな日本生活を送る私。

そんな人物の裏の顔を、少しだけ、ほんの少しだけお話させて頂こうと思います。

 

ちなみに、担当名からお分かりいただけるように、

『私の見事なカモられっぷり』

から話はスタートしていきます。

どうぞお付き合いください。

 

 

※クレイジーマニラでは現在まで、以下の二つのブログがメインコンテンツでした。

 

上記二つのブログに、今回から『ポットブログ』が新しく加わります。

内容は全く新しい連載物で、オノケンブログ、レンジブログとは別ストーリーになります。

舞台は同じくマニラ。

クレイジーマニラ、リアルドラゴンクエストの『新たな冒険の章』です。

ポットブログがどのように展開するのか、また違った目線でお楽しみいただければ幸いです。

 

それでは、ポットブログをスタートさせていただきます。

 

 

 

 

 

［ポットブログ　プロローグ］

 

 

ーータッ、タクシーが無い！！

 

タクシーが無いんですけどっ！！

 

この場所にあったはずなのにっ！！

 

車両と、待たせておいたドライバーごとその姿が消えている。

 

何処に行ったのだ！？

 

いない、いないぞっ！！

 

洒落にならんっ！！

 

死ぬっ！！

 

――ついさっきまで、フィリピーナとのワンチャンの幻想を抱いていた私。

 

数時間前、集落と例えるには難しいほど静かな場所へ連れてこられた。

 

この一帯の人口は20人もいないはず。あるのは寂れたトタン民家と、一軒のサリサリ（駄菓子屋）のみ。

超田舎だ。

完全なるジャングルに迷い込んだよう。自分の居場所すら分かっていない。

 

唯一の頼みの綱、タクシーがその場所から消えていたのだ。

 

 

無い。無い。無い。

洒落にならんっ！！

くそおぉぅう！

 

早くここから脱出しておけば良かった。

 

マラテに帰りたい。

 

落ち着け、落ち着くんだ。

――そうだっ！

携帯電話っ！

フィリピンで手に入れた重要なアイテム。

 

ここは電波もギリギリあるかないかの場所だが。

微かな可能性に懸けてみることにした。

 

しかし、ガラケとも言い難い簡素なフィリピン用端末。

ディスプレイはモノクロ。電波強度の表示すらピクセル表示で心細い。

そもそもここは受信範囲なのか？

 

少ない連絡先の一つに助けを求める。

しかし、やはり。

呼び出し音が聞こえない。

 

ああぁ、日本のみんな……。

 

今までありがとう。

 

私はこの時、生きる事を諦めた。

 

 

 

 

 

【ポットブログ１】タイで起業！先輩の誘い、女を求めてフィリピンへ！

 

時は遡る。

当時、私は日本でIT系の企業の経営をしていた。

今思えばすべてが順調だった。

 

ただし、リーマンショックを境に経営は傾き始め……。

このころから日本だけではなく、

「海外にも拠点を持っておかないと危ないな」と感じ、タイのバンコクで起業した。

 

 

タイのバンコクを選んだのは、地元の幼馴染の存在があったから。

彼がバンコクで既に起業しており、タイ法人を設立する際に大きなサポートを約束してくれたからだ。

幸運だった。

 

実際、何の苦労もしなかった。

 

まず、日本でいうところの司法書士（法人を設立する為の書類を作ってくれる）のような人を紹介して貰った。

それは、「あとはサインするだけで書類が完成する」という所までサポート付き。

更には設立する際の株式関係の手続きも、タイ人の協力者を紹介して貰った。

結果、日本法人ではなく、タイ法人として設立する事が出来た。

 

更に更に、タイ語が喋れる日本人のWEBデザイナーや広報関係の人脈も紹介された。

その人脈から現地のリーダー社員を雇用して、追加の人材（タイ人）募集や、現地での新卒リクルートの管理、社員教育も全部任せた。

 

そんなこんなで私は、仕事を日本から持ってくれば、何もしなくてもタイでの仕事が完成するというスキームが出来上がってしまい、起業だけでなく、運営すらも全く手が掛からない会社を経営する事になった。

 

日本からの仕事はオプショアの名の元に常に供給出来る状態。

さらに、日本は民主党政権で空前絶後の円高。

少ない日本円でタイの優秀なスタッフを使い放題という美味しい時期なのも追い風。

本当にスムーズな起業だった。

 

その後、自民党政権に戻って円高フィーバーは終わり。

しかし、現地のスタッフがスキルアップしてくれていたことが幸いした。

同じ拘束時間でも、多くの量の仕事がこなせるようになっていた為、日本側では特に意識する事なく、格安の料金でオプショア開発が出来ていた。

 

と、このように海外の拠点を『幼馴染の超強力な協力』で、いとも簡単に作ってしまった私は、海外で起業するという行為自体を相当舐めていた。

 

タイ出張は、仕事で行くというよりは、経費を使って遊びに行くくらいの気持ちで、仕事という仕事をした事がなかった。

 

 

その後、ラオスやカンボジア、ミャンマー、ベトナムへ。

 

しかし、次の拠点を決めかねていた。

その主な理由は、

『女性』

初めにタイを知ってしまった私は、どこにしようか悩んでいた。

なかなかそれを超えるクオリティの女性がいる国に出会う事が出来なかったのだ。

 

ーーそんな時、日本でお世話になっている飲食店のオーナーさんから悪魔の誘いがあった。

 

(この飲食店オーナーは見た目がほぼ８９３ですが、中身はスーパー優しいです。めちゃめちゃ尊敬している人なので、不本意なのですが、便宜上このブログの中ではマフィアと呼ぶことにします。仮名ですｗ)

 

[マフィアの似顔絵]

 

マフィア「ポットさん！　今はフィリピンが熱いよ！　なんてったって女性がキレイ！」

ポット「え？　そうなんですか？　自分、一回も行ったことないんです！」

マフィア「え？　そうなの？　それって人生の半分損してるよ？　今度一緒に行こうよ！」

ポット「はい！　お願いします！」

マフィア「そうよ！　最高、天国よ！」

ポット「え？　じゃ、いつ行きます？　明日から行きます？」

 

このような簡単なやり取りで、私の『海外支店調査』という大義名分のある、フィリピン出張が決まった。

 

仕事よりも遊び。

 

その代わり、遊びも本気。

本気も本気。

ガチだ。

 

そして、ガチで遊んだが故に経験出来る事も多く……。

そんな私の失敗談や面白話をこのブログで紹介していけたらいいなと思っている。

 

[ポットブログ序章第一話終わり]

 

 

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[第一話のあとがき、ポットより]

しかしながら、

多くのゴールを量産しているクレマニライター陣の中で、こんなにもゴール数が少ない私がライターをしていいのか？

 

と今でも心配していますが、１次選考、２次選考、そして最終審査を経て、何とか末席に入れて頂くことが出来ましたので、私、ポットのフィリピンでの珍道中・・・

皆様の参考に・・・、

いや皆様の時間潰しくらいになれたら幸いです。

 

それでは、宜しくお願い致します。

 

 

 

 

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