【ウメブログ11】 実の息子がマニラの置屋にハマる！？　親子で夜遊び

 

 [ウメブログ 前回のあらすじ]

クレマニのホレ担当ウメ。現在50代後半。約30年前からフィリピンへ通う超ベテラン。
当時、日本の奥さんに除籍したことがバレる。絶体絶命のウメさんはいかに！？
【ウメブログ10】除籍してフィリピーナと結婚することが嫁にバレた!?

 

 

※クレイジーマニラでは、オノケンブログ、レンジブログ、ポットブログの三つのブログがメインコンテンツでした。そして、この度新たに『ウメブログ』の新連載がスタートしました。

 

 

ウメブログは約30年前のストーリーから展開しています。

 

フィリピーナと結婚するため、日本の奥さんに内緒で除籍。

さらには新たな女性と関係を持つなどその破天荒さは前代未聞。

そして、とうとう天罰が下ってしまったウメさん。

ぶっ飛んだエピソードを生み出す彼の、その遺伝子がご子息にも……。

 

それでは、ウメブログ11（第一章第9話）をスタートさせていただきます。

 

 

 

 

【ウメブログ11】実の息子がマニラの置屋にハマる！？　親子で夜遊び

 

 

ーー当時、私の会社で息子も働いていた。

 

私の長男、タカ。

我が息子（実の息子）ながら、中々面白い人物である。

彼をよく一緒に飲み屋に連れて行っていた為、私の当時の愛人や、口説いている子などはほぼすべて把握されていた。

 

本人の性格としては、

・恋人は面倒くさい、それ未満のフレンドが良い

・ソープよりピンサロ派

・入れるより舐められるのが良い

など、私とはちょっと変わった変態気質である。

 

［ウメの息子、タカの似顔絵］

 

ーー以前、こんな事があった。

出張中、一緒にピンサロへ行く事に。

そこは一応個室の空間だったが、壁が2m位しかなく、天井が全部屋つながっている造りになっていた。

そこで聞こえてきたのは、結構大きな話声。

 

「駄目だよ、こんな所で働いてちゃ！」

 

ん？　なんだ説教か？

 

「あなたにはもっと違う仕事があるよ！」

 

どうやら諭しているようだ。

うるせぇなぁ、と思っていたら……

 

タカの声だった。

 

なんだ、タカよ。

女子に優しいではないか。

我が息子ながら、良いところがあるなぁと思っていた。

 

そして、店を出た後、さっきの事を聞いた。

「何を諭してたんだ？」

「違うんだよ、オヤジ！」

「何が？」

「あの女、全然自分を解って無いんだよ！」

「は？」

どう言う事かと詳しく聞いてみた。

彼曰く、

相手の女性は、もうポッチャリを軽く通り越した『ブタ』。

悪質なことに、「自分は可愛い」と思っていると。

しかも、夢見る夢子ちゃん。

「ピンサロでお金を貯めて、東京で芸能人になりたい」など、タカに夢を語ったらしい。

 

それを聞いた彼は、彼女に現実を解らせてあげようと、ピンサロで服も脱がずに45分間も説教をしていたらしい。

 

「デブ専でもない限り、あんなのがピンサロにいてはいけないんだよ」

とタカはしたり顔。

 

おっ、おう。

息子よ、何て無慈悲なことを口走るんだ。

相手も人間だぞ……。

一体、誰に育てられてこうなってしまったんだ。

 

［日本の繁華街イメージ］

 

ーーまた彼は、仕事が早く終わると近くの駅にあるピンサロに足繁く通っていた。

そのピンサロは、『午後5時まではタイムサービスで、30分間に花びら(女性)3回転(3人来
る)が二千円』とのこと。

彼は、この頃から「結婚はしない」と豪語。

 

今になっても、相変わらず若い子と同棲して、隙を見つけてはピンサロに行っているらしい。

次男たちは結婚して子どもも居るのに。

 

しかし、本人は至って幸せそうなので、まぁいいか。

誰の影響を受けたのかは不明だが、彼には彼の人生がある。

 

ーーまた、会社の社員旅行でのエピソードも紹介したい。

それは、『セブ2泊、マニラ3泊』の旅行だった。

当然、タカも一緒。

 

セブはセブでマリンスポーツを楽しんでいたが、マニラに入ってからが彼の本領発揮だった。

 

元々ピンサロ好きである。

置屋に連れて行くと、彼のジャストミートだったらしい。

 

現在のKTVのショーアップのようなスタイルも、この頃から置屋にはあった。

彼はこのショーアップが気に入ったようだ。

見て回るだけで楽しいと言っていた。

 

ゴーゴーバーはステージやマジックミラーのガラス越しに女の子を見てチョイスするため、置屋とは少し違っていた。彼の好みではなかったようだ。

 

置屋の女の子がショーアップの時、「めちゃめちゃアピールしてくるのが良い」と言う。

彼は初めてのマニラにも関わらず、全く恥ずかしそうでも無くニヤニヤと選り好みしている。

 

［置屋のイメージ］

 

そして、一通りみたところで、結局選ばない。

彼は「次行こう、次！」と。

すでにベテランの様だ。

一体誰に育てられたらそんな人間になるのだ。親の顔が見てみたい……。

 

ーーそしてようやく5件目で、好みの女の子を見つけたようだ。

 

おー、確かにここまでで最もレベルの高い女の子。

……我が息子ながら、大物の貫録を見せつけてきた。

普通は、適当に妥協するか、女の子の目に耐えられなくなるのだが、彼は全く妥協しなかった。

 

ーー翌日から、彼の置屋好きはさらに拍車が掛かった。

タイソン(マニラに居る時のチャーターのタクシードライバー)を連れて、早い時間から置屋巡り。

あの安川も一緒だった。

 

彼らは完全に置屋にハマっていた。

 

タカは、日本に戻っても安川とツルむようになり、あっちこっちのフィリピンパブへ。

しかし、本場マニラの方が気に入ったようで、「また置屋に行きたいな」とよく言っていた。

 

ーーそして、タカの二度目のマニラ。私と安川も一緒だった。

 

 

到着早々、昼間からタカは安川とともに置屋巡りへ。

 

しかしこのときは良い子が見つからなかったらしく、早々に帰ってきた。

「また後で行く」との事だが、私は私でロビンソンに『ナンパ』へ行く事にする。

 

ーー私は一通りモール内を歩きながら、小麦色の綺麗な肌をした巨乳でスレンダーな子をゲット。

かなりハイレベルな女性だった。

 

意気揚々とホテルに戻る。

すると、宿泊階のエレベータードアが開いた先に、タカと安川がいた。

 

「オヤジ、そのフィリピーナどうしたの？」

と聞くので、

「ロビンソンでナンパした」

と答えた。

 

「チュッパチュパ、チュッパチュパ、チュッパチュパ」

 

タカが不思議なことを口ずさみ始めた。

私は彼の頭がおかしくなったのかと思った。

 

そして、彼は女性の肩に手を廻しそのまま連れて行こうとする。

 

「おい、タカ！」

「いいからいいから、オヤジ！」

 

なっ、なんて奴だ！！

親の女を横取りしやがって……。

 

 

ーーしかし、我が息子のタカ。これで終わらない。

若く元気なのだ。

当然この後、安川と置屋巡りに行ったのは言うまでもない。

 

その後、私は再度ロビンソンに行くが、思うような女性を見つけることができず、悶々とした夜を過ごすのである。

くそっ。

なぜ私がこんな目に。

彼は一体誰の背中を見て育ったのだろう。

 

ーーもう一つ、タカのエピソードを。

彼は、マニラ滞在中に『シニガンスープ』にハマった。

日本に帰ってからも、彼が好きだというのでフィリピンレストランへ食べに連れて行った。

 

そして、ある日。

マリアの家に深夜行くと、タカが居た。

 

彼女にシニガンスープを作ってもらい飯を食っていたのだ。

 

「マリアちゃんのシニガン、めっちゃ美味しいのよ」と。

 

おいおい、いつの間にかマリアと仲良くなっているではないか。

 

くそっ。引っ越しを手伝わせたからだろう。

それにしてもいつの間にこんな関係に？

 

息子といえども油断ならぬ。

 

マリアに聞くと、夜中にちょくちょく食べに来るらしい。

親の愛人宅に頻繁に出入りして、飯を食っているなんて。

さすがにマリアを取られる事は無かったが。

……いや、無いと信じたいが。

 

それにしても、なんて野郎だ！！

 

ーー今後、タカは安川に連れられ修業を積み、さらに強者へと育っていくのだった。

 

 

[ウメブログ11　終わり]

 

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次話、ウメブログ12「これも時代か、携帯電話の登場、そして超絶美人に会う」

 

 

 

 

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