【エッジブログ５】ペガサス！？　フィリピンのあっはん、うっふんなお店

 

 [エッジブログ前回のあらすじ]

エッジは、アジアの担当者として台湾への出張で忙しい日々を送っていた。初のフィリピン出張へ。この夜の指令は、ケソンの『ペガサス』と言うお店に行くと言う……。
【エッジブログ４】初のマニラ出張、一人でゴーゴーバーに潜入捜査!?

 

 

※クレイジーマニラでは現在まで、以下の四つのブログがメインコンテンツでした。

 

上記に、今秋『エッジブログ』が新しく加わりました。

内容は全く新しい連載物で、他ブログとは別ストーリーになります。

 

それでは、エッジブログ第５話をスタートさせていただきます。

 

 

 

 

【エッジブログ５】ペガサス！？　フィリピンのあっはん、うっふんなお店

 

 

ーー「じゃあ、今夜はケソンに行ってみる？」

と聞かれる。

 

何処やねん、そこ。

 

「どこもかしこも初めてなんで、どこでも行きますよ～」

と緩く答えた。

 

「じゃあ、『ペガサス』にでも行こうか？」

 

何の店かもわかりらないが、付いていくことにした。

 

ボスが嬉しそうに説明してくれる。

 

「行ったらわかるけど。大箱のカラオケ屋で、ショーパブで個室があって、地下ではマッサージを受けられる。そんな店」

 

想像するに、

「あっはん、うっふんな遊園地ですか？」

 

「まぁ、そんなとこ。子どもはいけないけど」

 

そりゃ、そうでしょうとも。

それは楽しみだけど、また行くのに死ぬほど時間がかかりそうだなぁ。と思っていると、

 

「今日はウルトラマンも誘って韓国飯でも食うか？」

「なんでも食べますよ～。地元料理でもオッケーですよ」

「いや、それは、やめとこう！」

頑なだな。さては、ボス、フィリピン料理にあたってるな？

 

ーー韓国人のおばあちゃんがやっている韓国料理のレストランに行った。ウルトラマンも合流。

ここはブルゴスの手前のジュピーター通りにある古いお店だった。でも、店内は大盛況で日本人と韓国人が半々ぐらいで席が埋まっていた。

 

テーブルの上に料理がずらっと並び、がっつり食べつくした。

韓国の家庭料理だろう。とても美味しかったと記憶している。

 

さて、一息ついたところ。

「これからケソンに行くぞ」

とボスが口走ると、ウルトラマンが『マジか、この人……』という顔をした。

遠いからイヤって感じだ。

 

［ウルトラマンの似顔絵］

 

みんなどこかしら贔屓にしている店があるのでそこに行きたいのかもしれない。

ちなみにウルトラマンは一昨日行ったGeminusがお気に入りだ。

そこにお気に入りの女の子がいるんだと。きれいなんですよ、予め言っておきますけど。

しかし、ウルトラマンの表現を借りれば「おばＱ」なんだそうな。ストレートな髪の裾が外向きに跳ねた感じがおばＱっぽいんだそうな。

ウルトラマンとおばＱが並んでいるのは笑える。

 

ーーいろんな駆け引きの末、ケソンに突入した。

やっぱり時間はまぁまぁかかったが、到着。

ここがペガサスか……。

お店の中に案内される。

 

最初はオープンスペースの団体席に案内されるがお客さんは疎らだ。

『これは流行ってないんじゃないの？』

と思っていたら、個室は今満室なんだとか。

 

「個室を用意しろ！」と声を上げる酔っ払い客が、数名つまみ出されていくのを見かける。

怖えぇ。

やべえ店なのか？

どうも中国人っぽいが……。

 

こういう大箱は初めてだったので探検したくなる。「お手洗いに行く」と言って徘徊してみることにした。

 

個室に関して言えばそれなりにお金持ちに見えるグループで楽しんでいるようだった。

中華系が多いが現地の富裕層も多いかも。窓から見える範囲でいえばくんずほぐれつという感じだ。

 

それよりも地下に行ってみたい！

私の索敵レーダーもそこを指し示している。

 

ーー地下に降りていくと両サイドにマッサージルームが並んでいた。

１階でさんざん鳴っていた音楽もここまでは届かないようでかなり静かだ。

さすがにマッサージルームを「間違って」開ける訳にもいかないのでマッサージルームの前をゆっくり通り過ぎる。

しかし、中の音が漏れてきたりすることもなく、つまらない徘徊となってしまった。

 

「聞こえるような造りだとマッサージ受けられないだろ？」

 

とボスに言われたが、もうちょっと緩くてもいいんじゃないと思ってしまった。

 

大箱のオープンスペースも個室も堪能し、いよいよ、やっぱり、地下！

 

「おぉ、行ってこい！」

 

ボスが嬉しそうだ。しっかりと送り出される。

 

ーーしかし。

しかし、すごく真っ当なマッサージだったorz

 

じゃあ、あのピンクの部屋は何？

あの間接照明は？

マッサージ師の女の子のミニスカート姿は？

ちょっとエロい感じがしたのは(これは主観ですｗ)

 

頼みますよ・・・(；一_一)

真相は、女の子からオファーがあるようだけど慣れていない女の子はまだお誘いとかできないそうだ。

店からは次はやり手のベテランをつけると言われるがかぶせ気味に断った。

今日みたいな子がいいに決まっているのに。

 

そして３日目も終わろうとしていた。

 

 

ーー４日目・帰国日。

チェックアウトを済ませ、ちょっと事務所に顔を出しボスに会い、空港に向かうことにした。

なんだか慌ただしい滞在だった。

エロネタもなくすごくシュッとした滞在で日本在住者に申し訳ない気持ちだった。誰に対して思ったのか覚えていないが。

 

たぶん今後駐在はしないが、現地にプロジェクト絡みで長く滞在することになるであろうあの人やあいつやあの野郎どもには土産話は今回は無しだ。

 

ーー空港へ。

出国者でごった返しになっている出発ロビーを体験し日本に帰った。

 

ボスが言っていた。

 

［ボスの似顔絵］

 

「あと何回か来て仕事を覚えていってよ！　あ、夜の仕事な！　駐在員って日本からの出張者の面倒を見るのも仕事だから。24時間勤務なんだよ、色々あるから。ははは」

 

マジですか？

確かに挨拶と飲み食いと股間をいらわれただけだけど。

仕事のメインストリームだったの？　それにしても24時間勤務なの？

 

出張報告に書いてやる！

書いた！

そして修正させられた！

もういいや！

 

こうしてフィリピン初上陸を果たしたが、ほぼゴルフと女の話がメインだった。

でも、そうは言いつつ自分の中にはマニラを好きになるだろうなという感覚があった。

まさかどっぷり肩までつかる程ハマっていくとは思っていなかったが。

色々面くらったが悪くない出張だった、気がする。

 

ゴルフに関しては別に投稿しようと思う。

少し日本のそれとは違うシステムみたいだった。

 

次回出張につづく。

 

 

[エッジブログ第５話終わり]

 

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次回、エッジブログ第６話「フィリピン出張二回目！？」

 

 

 

 

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