【ポットブログ32】テキーラゴッド降臨！マニラ夜遊びで驚愕の会計!?

 

 [ポットブログ 前回のあらすじ]

二度目のフィリピン。ホテルの部屋で目覚めた彼女キャット。さあ、ワンチャンと思ったら「これから同伴出勤しよう」と言う。他の女性にも会いに行きたいのだが……。
【ポットブログ31】フィリピン女性の睡眠力、10時間も寝る!?

 

 

※クレイジーマニラでは以下の二つのブログがメインコンテンツでした。
新連載中の【ポットブログ】もよろしくお願いします！

 

【著者ポットより】

皆さん、こんにちは。

クレイジーマニラのカモ担当ポットです。

みなさん、いつも読んで頂きありがとうございます。

それにしても、フィリピーナの睡眠時間、10時間も寝れるものなのですね。驚きです。

ワンチャンしたいが為に彼女を部屋に招いてベットを開放したのですが、結果、ずっと寝ているだけで起きたら、そのまま同伴する事になってしまいました。

さあ、読者の皆さん！

クレマニのカモられ担当の本領発揮です。

呆れる準備をしてから、この回をお読みください。

 

それではポットブログ32をスタートさせて頂きます！

 

 

【ポットブログ32】テキーラゴッド降臨！マニラ夜遊びで驚愕の会計!?

 

ーー神算鬼謀に匹敵する謀略で同伴を余儀なくされた私。

 

それにしても、彼女が出来ればワンチャンし放題という考えは改めなければならない。

よくよく振り返ってみると、お店にはもう三回通っているが、ワンチャンは一回しかしていない。

もう二回マイナスしている状態にも関わらず……。

 

ーー私とキャットは、50ペソを渡してトライシクルを降りた。

 

四回目のKTV『KomeKome』へ臨む。

『もう無駄なお金は使わない！』と固く決心しながら、店内へ入る。

 

 

連夜の来店に待機中のキャストが「わお！」と声を上げる。

薄っすらと「……テキーラモンスター再降臨ｗｗｗ」のようなざわつきも感じた。

普段の私ならば、「おお！　覚えてくれたのか！」と喜び、手を振るが、今日の私は一味も二味も違う。

 

彼女らとは一切目を合わせず、通された席に座る。

 

そして、頼んだドリンクはなんと……

 

コーラである。

超必殺技の『ノンアルコール』

この日は最強の作戦を使ったのだ！

 

これで私の今夜の意向が全てが伝わったかに思えた。

 

しかし……。

この程度のジャブでは目の肥えた獣達を黙らせる事が出来なかった。

 

ーーキャットが着替えを終え、席に戻ってくると開口一番、予想通りのセリフを言ってくる。

 

 

キャット「おねえさん達が一緒に飲みたいと言ってます」

私「ノー！　必要ない」

キャット「お、おーけい。問題ない」

 

なにやらブーイングのような声が聞こえたような気がしたが、気のせいだろう。

 

さらにキャットに色々と制限をつけた。

・昨日テキーラでヘロヘロになったので、今日は絶対にテキーラを頼まない。

・他のお客さんが来て、キャットを指名したら(指名が被ったら)私はチェックして帰る。

・キャットは今日はソフトドリンクしか頼んではいけない。

 

ふうっ。これで安心だ……。

 

ーー幸い、私の意図は伝わったようで、この時間はとても穏やかなものになった。

キャットの家族の話や兄弟の話など、色々な身の上話を聞いた。

ここまでゆっくりと話すのは初めてではないだろうか。

これが正しい過ごし方である。

とても楽しかった。

 

気付けば、あっという間にワンセットが終わろうとしていたので、私は延長をお願いした。

そして、この頃から他のお客さんがチラホラ入り始めてきた。

 

ーー案の定、恐れていた事が起こる……。

そう。

指名被り。

こんなにも早く訪れるとは思っていなかった。

 

キャットは私が指名しているのでショーアップには参加していない。

なのに指名されるという事は、『今夜既に一度指名しているか、以前来店した際に名前を聞いたか』くらいしか選択肢がなく、キャットに好意があるお客だと、容易に想像出来る。

……不思議なものだ。

今日はクレアに会いに、アップステージゴールドへ行きたいが為に設けた制限だったのだが、違う男に指名されているとなると、急にライバル心が出てきてしまう。

 

その気持ちから色々な弊害が現れ始める。

私はいとも簡単に制限を外してしまった。

 

 

ーー別の席でキャットを指名したのは二人組の男性。

ヤンチャそうだ。夜なのにサングラスをしている。

『正気か？』と思ったが、あまり見ているとインネンをつけて来かねない風貌。

私はこういった文章だと強気で書く事が出来るのだが、リアルでは至って弱気。怖い人に声をかけられたら、何もしていなくても速攻で謝る自信がある。

 

くそぅ、腕力では勝てない……。

体重なら勝てるけど、体重での勝負には、どうやってもならない……。

悔しい。

私のキャットよ……。

 

何なら勝てる？

 

そうだ！

 

 

 

私にはペソがある！！！

私は指名被りしている客に勝ちたい一心で、とんでもない行動を始めてしまう。

 

まず、待機の席に座っている15名くらいの女性キャストに向かって「場内指名して欲しい人？」と言ってしまう。

ほぼ全員が手を挙げる。

もちろん、全員指名である。

 

私はその一団を連れて、ステージ横の大きな席に移動。

パリピになったのだ。

 

最初だけは「１杯いいですか？」と聞いてくれていたキャスト達だが、遠慮は始めだけだった。

皆は私のことを『テキーラモンスター』だと認識している。

 

間もなくDJの煽りと共に、

「テーキーラー！　ブンブンッ！　テーキーラー！」

というコールが響く。

 

私はカラオケも歌っていないのに、ステージへ上がり、

「テキーラもってこーい！！」

とマイクを持って叫んでいた。

 

（私は日本では非常に静かに飲んでいます。大きな声を出した事がありません。もちろん海外でもそうでした。タイでも、ベトナムでも、ミャンマーもカンボジアでも、どの国でもカラオケでシャウトした事はあっても、ステージで「酒持って来い！」なんて一度も言った事がありません。普段の私を知っている人が見たら、何か悪い霊が憑依しているに違いないと感じたと思います。常軌を逸した行動だったと反省しています。）

 

［マニラ夜遊び　KTVのステージイメージ］

 

ーーこの時の私はもう冷静な判断が出来なくなっていた。

そこから先はあまり覚えていない。

女性たちがケタケタ笑いながら、ひたすらボトルを開けていく様子は覚えている。

 

おそらく持っているペソでは足りないくらい飲んだ。

 

ーー正確な値段は覚えていないが、伝票に書かれていた金額を見て気を失いかけた。

 

15万ペソくらいだったと思う。

 

その時、持ち合わせは会計の半分にも満たない額しか無く、5万ペソをキャッシュで支払った。

残りをクレジットカードで支払い。それには更にTAXが上乗せされ、凄まじい支払いになってしまった……。

ここはフィリピンである。銀座や六本木ではないのだぞ……。

今回のフィリピン5日間で遊ぶ為に用意していた予算以上の戦闘力を、たった数時間で使い切った計算になる。

 

女性たち、ママ、お店からは新たな称号を与えられた。

 

『テキーラゴッド』と呼ばれるようになった。

 

『テキーラモンスター』を凌駕する栄誉あるものだろう。

 

酒は飲んでも呑まれてはいけない。特に、他のお客さんと張り合うとロクな事がない。

 

とてつもない存在感を発揮してしまった私は、盛り上がった店内のテンションとは真逆のテンションで、とぼとぼとホテルに一度戻った。

 

戦闘力の回復、クレアに渡すお土産を取りに行くために。

 

 

[ポットブログ32終わり]

 

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[ポットブログ32あとがき]

後悔の夜ですね。男の嫉妬は良い結果になりません。

この後、一度ホテルに戻りました。

そして、ペソを補給し、お土産を持って、アップステージゴールドへ向かいました。

しかし、とんでもない事態に遭遇するのでした……。

次回！　え？　そのパターンは想像してなかった！　たった数日の間に何が！？　へ続く

 

 

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